OR学会中部支部ワークショップ 「ソフトウェアによる問題解決実践」を11月20日に開催します

【OR学会中部支部ワークショップ】

「ソフトウェアによる問題解決実践」開催のお知らせ

ORの手法を用いて実際の問題を解決するためには,ソフトウェアの利用が不可欠です.OR学会中部支部では,ソフトウェアを利用して問題解決を行うためのワークショップを企画しました.このワークショップでは,ORのソフトウェアを開発,もしくは導入支援を行っている,高い技術力を持つソフトウェアベンダー各社の専門家に,問題解決のためのソフトウェアの実際問題への適用事例を紹介してもらいます.ワークショップ会場には,参加者1人に1台ずつノートPCを用意しています.そこで,ソフトウェアを利用して例題を解いて,現場での問題解決に役立ててもらえるようにします.企業の現場で問題解決に取組んでいる実務家,大学,大学院でオペレーションズ・リサーチを学んでいる学生の皆さんなど,多くの方に参加を歓迎します.

[日時] 2009年(平成21年)11月20日(金)13:00-18:00
[場所] 中部品質管理協会 セミナー室
   〒450-0002 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
     第2豊田ビル西館8階 (所在地地図

[プログラムと講演概要]
■13:00-13:05 ワークショップ開催について
         OR学会中部支部長 名古屋工業大学 大鑄 史男 教授
■13:05-14:35 SaaSによるロジスティックス最適化
         (株)サイテック・ジャパン 伊倉 義郎 氏
  SaaSを使ったロジスティックスの最適化について解説する。インターネットにより、いつでもどこからでもアクセスが出来るSaaSは現在急速にその活用が進んでいる。ロジスティックス・アプリケーションもSaaSによる利用が広がれば、大幅にその効果が拡大する可能性がある。ここでは、ロジ最適化の典型例ともいえる配車問題を、実際の配車SaaSサービス、WebSTARSを使って解決する方法について実演を交えながら解説する。
  特に、この講演では配車がSaaSで簡単に行えることを示すため、実例をリアルタイムに解くことを試みる。そのために参加者には実際の配車問題例をExcelシートに準備をして当日講演に持参することを提案する。作成する問題のデータとしては、注文一覧と届け先住所の一覧であるが、それらのデータ形式と意味については、下記サイト(ページ中央の「配車データ」というリンクからダウンロード、pwd: webstars)の資料に記載されている。
     http://www.saitech-inc.com
その他、実例も含めSaaSによるロジ最適化の可能性を紹介する。

■14:45-16:15  Visual SLAMを用いたシミュレーション
        (株)構造計画研究所 指尾 健太郎 氏
  Visual SLAMは米 Purdue大学のPritsker教授が開発した汎用シミュレーション言語です。昨今のシミュレータが物流や生産システム等に機能を絞っている中、対象を選ばずに幅広いシミュレーションが可能です。また、長い間世界中で多くの人に使用されてきたツールであり、シミュレーション対象システムが時間変化やイベントの発生に応じて変化する様子を、視覚的にモデル化でき、非常に高速に実行できる実践的なツールです。また、シミュレーション教育のためのツールとして教育・研究機関等にも幅広く導入されています。 
  ここでは、Visual SLAMの機能と特徴について概説します。更に、例題として簡単な問題を想定し、Visual SLAMを用いたシミュレーションモデルの開発、実行、結果の確認と改善策の検討までの一連の問題解決手順を体験して頂きます。

■16:25-17:55 体験、データマイニング!
              ~Visual Mining Studioハンズオンセミナー~
        (株)数理システム 中江 俊博
  Visual Mining Studioは(株)数理システムが開発した、国産初の本格的汎用データマイニングソフトウェアです。ビジュアルプログラミング環境を備えており、プログラムコードを書かなくても、アイコンのドラッグ&ドロップ、ダイアログ指定により、データの導入、加工から、分析までの一連の流れを作成することができますので、初心者でも手軽にデータ解析、データマイニング作業を行うことができます。取り組みやすいインターフェースのため、学部学生の方や、Excelは使うことができるのだけれど、もう少し深い分析がしたいというビジネスマンの方にも興味を持って本格的なデータマイニングに挑戦していただくことが可能です。マーケティングや品質管理、情報工学のみならず、教育用としての導入実績もあります。当日は実際にソフトを操作していただきながら、多彩な機能をご紹介します。Visual Mining Studioのトライアル版をお持ち帰りになり、ご自身のデータでお試しいただくことも可能です。

■17:55-18:00 ワークショップのまとめ
        OR学会中部支部 南山大学 鈴木 敦夫 教授

[参加申し込み] 
OR学会中部支部事務局(中部品質管理協会内)安田 (yasuda[at]cjqca.com)宛 電子メールでお申し込みください.会場の関係で参加者は30名とさせていただきます.

第6回日本OR 学会中部支部シンポジウム報告

シンポジウム2009年9月7日(月)に第二豊田ビル西館8階第1会議室におきまして,第6回日本OR 学会中部支部シンポジウム「情報化時代の情報通信システムの性能評価」が無事終了しましたことを報告いたします.

今回も非常に盛況なシンポジウムとなり,会場は椅子が運び込まれるほどでした(参加者は全部で70名.そのうち学生が約半数の37名).この満席の会場の中,4人の講師の方々の興味深いお話しを聴くことができ,大変貴重な時間を過ごせました.そのあとは十数名で懇親会に場を移し,講師の方々とさらに交流を深めました.

今回のご講演は以下の4件でした.

(1) インターネットの将来に関する研究動向
      国立情報学研究所 山田茂樹教授
(2) 情報通信ネットワークの性能評価に対する待ち行列理論
      東京農工大学大学院 川島幸之助教授
(3) 情報システムにおけるシミュレーションの歩みと今後の可能性
      (株)情報工房 多田正浩 代表取締役社長
(4) 社会システムの性能評価:マルチエージェントシミュレーション手法を利用して
      (株)構造計画研究所 服部正太 代表取締役社長

情報通信システムという軸を立てたところに,待ち行列の基礎理論から,最近の話題,そしてシミュレーションの応用まで,お話しが幅広くセッティングされており,コーディネーターの奥田先生の意図がはっきりとしていて,よく練りこまれたプログラムだったという印象をうけました.

来年度も中部支部ではシンポジウムの企画を進めております.大学等の研究者・学生のみなさまから企業の実務者のみなさままでぜひご参加ください.

OR学会中部支部発「ORコラム」について

日本OR学会中部支部 会員 各位 殿

支部会員,運営委員,幹事の方々のご協力・ご尽力のおかげをもちまして,支部の Web 頁が改修・開設され本格運用に至ることが出来ました.ここに御礼申し上げます.

現在は,支部活動の案内,過去の支部活動の記録,支部運営委員・支部規約,他支部,他学会へのリンクなどを内容としたものになっています.今後さらに充実を図りながら,ORの情報発信の新しい起点になればと期待をしております.

Web 頁の内容を充実させる一環として,支部会員の方々にそれぞれ数回程度の連載で自由に書いて頂くコーナーを設けることといたしました.ORとの出会い,ORへの思い,ORの実践経験,ORへの苦言,ORへの提言など,支部の草分けである古い方々から新しい方々までの様々な考えが絡み合い,ORの展望が開かれることを願っています.

まず最初の執筆を,本告 先生にお願い致しました.
本告先生は,中部支部だけではなく日本のORの草分けのお一人であり,常に実践的なORを提唱されると共に,自らその実践に携わってこられました.

本告先生の第一回目のコラムは,ORに深く関わって行かれるきっかけとなった出会いを物語るものであり,これからの展開に期待を抱かされる興味深いものであります.現在推敲中であり近いうちに公表いたしますが,お読み頂きたくお願いいたします.

今後さらに,支部活動全般に於いて充実を図っていきたいと考えております.
支部会員の皆様におかれましては,なお一層のご協力を頂きたくお願い申し上げます.

2009年5月26日
日本OR学会 中部支部長
大鑄 史男(名古屋工業大学)

日本OR学会中部支部ニュース 平成21年度 第1号

平成21年2月24日発行

内容

 [1] 2009年度日本OR学会中部支部・中部OR研究会  総会の開催
 [2] 第36回中部支部研究発表会のプログラム
 [3] 懇親会ご案内


[1]日本OR学会中部支部・中部OR研究会 総会ご案内
 日 時:平成21年3月21日(土)13時15分~13時45分
 会 場:中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)
     〒450-0002名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
     電話番号 052-581-9841

[2]第36回中部支部研究発表会のプログラム
 日 時:平成21年3月21日(土)14時00分~17時00分
 会 場:中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)

1. (14:00-14:13) ネットワーク上におけるM/G/1型施設の最適配置に関する研究
  ○濱口 知季, 中出 康一 (名古屋工業大学)

2. (14:13-14:26) 名古屋市におけるパトロールの最適巡回路
  青木ひと美, ○高木大輔, 具源龍, 鈴木敦夫 (南山大学数理情報学部)

3. (14:26-14:39) スクールバス配車計画の最適化と自動配車システムの作成
  ○上野礼子 (南山大学大学院数理情報研究科), 鈴木敦夫 (南山大学)

4. (14:39-14:52) 病棟看護師勤務シフトの自動作成に関する実際的研究
  ○青野愛 (南山大学大学院数理情報研究科), 鈴木敦夫 (南山大学)


休憩 (12分)


5. (15:04-15:17) LP最適化を実装したMRPロジックの開発とその効果に関する研究
   ○宇佐美雄司, 田村隆善 (名古屋工業大学)

6. (15:17-15:30) ライン停止時間を評価基準とした混合品種組立ラインにおける投入順序付け問題
  ○奥村 泰治, 田村隆善 (名古屋工業大学)

7. (15:30-15:43) 需要の季節変動と賞味期限をもつ商品の予測と在庫管理に関する研究
  ○坂口新太郎, 田村隆善 (名古屋工業大学)

8. (15:43-15:56) 生産指示平準化の効果に関する研究
  ○安永智裕, 田村隆善 (名古屋工業大学)


休憩 (12分)


9. (16:08-16:21) 局所モーメント法による多次元ノンパラメトリック密度推定法
  ○野呂拓矢, 日比野夏輝 (岐阜大学大学院工学研究科), 寒河江雅彦 (金沢大学人間社会研究域経済学経営学系), 金子美博 (岐阜大学工学部)

10.(16:21-16:34) 安定連打鍵ペアによる個人認証について
  ○山本琢, 金子美博 (岐阜大学工学部)

11.(16:34-16:47) 改良DEAHPへの上限制約の導入
  ○神藤啓太 (静岡大学工学部システム工学科), 関谷和之 (静岡大学工学部)

12.(16:47-17:00) ポーリングシステムを用いた無線通信ネットワークの解析
  馮 偉, ○高岡 弘幸 (名古屋工業大学)

13.(17:00-17:13) セルラ方式とアドホック技術を統合した無線通信ネットワークの性能解析
  馮 偉, ○新子 陽平, 荒井 崇史 (名古屋工業大学)

[3]懇親会
 日 時:平成21年3月21日(土)17時30分~19時30分
 場所:名古屋マリオットアソシアホテル 15階「パーゴラ」 
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅1-1-4 TEL:052-584-1140
 会費:5,500円
 申込み締め切り:3月13日(金)
 申込み先:中部品質管理協会 安田宛
    TEL:052-581-9841  FAX:052-565-1205
   E-mail:yasuda[at]cjqca.com

<会員の皆様へ事務局よりお願い>
今後、支部ニュースをEメールにて送付したいと思いますので、Eメールアドレスをお持ちの方は、中部品質管理協会内 日本OR学会中部支部事務局榊原(rie.sakakibara[at]cjqca.com)までアドレス登録のご連絡をよろしくお願い致します。

第36回日本OR学会中部支部研究発表会の講演募集のお知らせ

■ 研究発表会の概要
 日時: 平成21年3月21日 (土) 午後 (時間の詳細は未定)
 会場: 中部品質管理協会第1研修室
    名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)

■ 発表申し込み [申し込み締切: 2009年2月20日 (金)]  発表をご希望の方は、発表題目、発表者、共著者等、所属、E-mailアドレスを
ando[at]sys.eng.shizuoka.ac.jp
までお知らせください。発表時間は、おおむね質疑応答を含めて約15-20分を予定しております。

■ 発表原稿書式
 発表原稿は下記の書式に従って用意して下さい。
 ・A4サイズ4枚以内、天地左右のマージン各20mm以上。
 ・題名の後に、氏名、所属、住所、E-mailアドレスを記載すること。

■ 発表原稿の送付 [受付締切: 2009年2月28日 (金)]  発表原稿を PDF ファイルで、下記送付先までE-mailでお送り下さい。PDFファイルを作成する際には、以下の点にご注意下さい.
 ・使用したフォントは全て埋め込んで下さい.
 ・ファイルサイズはおおむね1MB以下にして下さい.

■ お問合せ先、及び、原稿送付先
  〒432-8561 浜松市中区城北3-5-1
  静岡大学工学部 安藤和敏
  TEL/FAX: 053-478-1263
  E-mail: ando[at]sys.eng.shizuoka.ac.jp

日本OR学会中部支部ニュース平成20年度第4号

日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部講演会のご案内
“オペレーションズ・リサーチによるキャンパス事務の効率化”

キャンパス事務におけるオペレーションズ・リサーチ(OR)の活用と成果についての講演会を開催いたします.
南山大学ではOR手法を用いた事務作業の効率化に大きな成果を上げ,ORがきわめて有効な問題解決の手法であることを実地に示してきました.
本講演会では,南山大学でOR手法を用いた事務作業の効率化に携わり,成果を上げてこられた方方御自身によるお話をいただきます.また,実際に使用されたプログラムも実行させながら紹介されます.
南山大学は,このORの活用によって,INFORMSフランツ・エーデンルマン・ファイナリスト賞を受賞し,また,日本OR学会から2007年度に実施賞を授与されるなど,国内外において高く評価されています.近年,企業等におけるORの社会的な認知度が低くまた実際の問題解決には役に立たないのではないかとも言われていますが,OR手法の進展には目を見張るものがあり,実地に活用され成果が上げられています.
多数の方々に,講演会に参加していただき,OR手法の有効性を確認していただくと共に,職場における問題解決に活用していただくための一助としていただきたく存じます.出席をいただける場合は,下記のメイルアドレス宛その旨を事前に連絡いただければ幸いに存じます.

なお,講演会終了後に開催されます懇親会(忘年会)へのご参加も頂きたく宜しくお願い申し上げます.

主催:日本OR学会中部支部
共催:中部OR研究会

講演会 講演者,概要,開催日時,場所
 日時:平成20年12月13日(土)13:30~16:30
 場所:第2豊田ビル西館8階
 中部品質管理協会 第1研修室(下記の地図を参照下さい)
 電話:052-581-9841
 住所:名古屋市中村区名駅4-10-27
 出席連絡先メイルアドレス:安田照美
 
 講演者:西尾 雅樹( 南山大学図書館 )

題目:講読を停止する学術雑誌の選択方法について
概要:ここ10年以上もの間、欧米の学術雑誌の価格は毎年10数%程度も上昇の一途をたどっている。一方で南山大学の図書館の予算は増額されるどころか,むしろ削減されており,その結果,学術雑誌の購入予算が図書館予算の中で占める割合が急速に増加し,書籍の購入予算に影響を与えるまでになっている.図書館では,教員に必要性の低い学術雑誌の購入停止を呼びかけ,過去何回か,購入停止のためのアンケートも行ってきた.ところが、ただ個々の雑誌の必要度を問う形式のアンケートであり、申請可能なタイトル数や購入価格による選別などの設定をしていなかったため,必要な予算削減をするのに十分な数の学術雑誌を購入停止できなかった.2005年から南山大学プロジェクトNに発表者が参加し,オペレーションズ・リサーチを用いた対策案を策定し実行した.ここではその事例を紹介する.この対策案は,各教員に満足度ポイントを公平に与え,それにもとづく購入停止雑誌の選択の枠組みを構築,オペレーションズ・リサーチの手法に基づいて,教員の満足度を最大にする購入雑誌の選択を行うものである.講演では,Excelのソルバーを用いて作成したプログラムも実行して紹介する予定である.

講演者:近藤 健司( 南山大学キャリア支援室,現在,南山大学事務システム課 )

題目:インターンシップ報告会のスケジューリングの自動化について
概要:南山大学では,独自の学生のインターンシッププログラムを持っている.そのプログラムの中で最も重要なのが,学生がインターンシップの成果を発表する報告会である.
2007年度は総勢228名の学生がインターンシップを行い,名古屋キャンパス,瀬戸キャンパスの両キャンパスで3日間に渡って報告会が行われた.2006年度までは,このインターンシップ報告会のスケジューリングは手作業で行われていたが,2007年度は発表者が参加していたプロジェクトNでこの自動化に取り組み,自動化プログラムの作成にユーザーの立場から参画した.自動化プログラムは2007年度にプロトタイプが完成し,2008年度にも利用されている.この自動化プログラムにより,従来は手作業で1日かかっていた作業が30分程度でできるようになった.また,1回の作成にかかる時間が1分以内なので,必要な修正も何回でも行え,学生の都合なども十分に取り入れたスケジュールの作成ができるようになった.
講演では,プログラムを実際に実行させ,紹介する予定である.

講演者 伊藤 真司( 南山大学入試課 )

題目 入試監督の自動割当プログラムについて
概要 南山大学では,一般入試の監督割当は,2003年度まではほとんど手作業で行われていた.
志願者確定から試験実施までの多忙を極める1週間の間に、監督割当の対象となる教員、事務職員、大学院生あわせて300人以上の様々な条件を考慮して割当を実施しなければならず、時にはその作業が深夜にまでおよぶこともあった。これに対して,執行部の要請で,2004年度からはオペレーションズ・リサーチの手法を用いた自動化プログラムを導入し,2008年度入試までその自動化プログラムが用いられている.その結果,手作業では時には3日間以上かかっていた作業が,割当には1分,確認作業を入れても30分でできるようになり,業務が劇的に効率的になった.現在は入試業務での他の作業の割当の自動化にも取り組んでおり,さらに業務を効率化する予定である.ここでは,この自動化プログラムをユーザーの立場から紹介する.2008年度の例をもとに実際の割当の作成作業も紹介する予定である.

懇親会 開催日時,場所,会費
日時:平成20年12月13日(土)17:00~18:45
場所:名古屋マリオットアソシアホテル 15階「パーゴラ」
会費:6千円
申込締切:12月5日(金)
懇親会に参加される場合は,予約の都合上下記宛,予めお知らせ下さい.
申込み先:中部品質管理協会 安田宛 E-mail:yasuda[at]cjqca.com
    TEL:052-581-9841  FAX:052-565-1205

日本OR学会中部支部ニュース平成20年度第3号

<内容>
1.第5回日本OR学会中部支部シンポジウム
   「インターネット時代のゲーム理論」
  2008年9月5日(金)13:10-16:50,第二豊田ビル(西館)8階第1会議室
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1.第5回日本OR学会中部支部シンポジウムのご案内

  ゲーム理論は従来,経済学的・経営的なモデルを分析するために主に用いられてきましたが,現在では,行動科学,政治学,生物学,論理学などの幅広い学問分野においても重要な分析手法として位置付けられています.特に近年におけるインターネットの普及によって,ネットワーク・ルーティングやインターネット・オークションなどをゲーム的状況として捉えた研究も盛んに行なわれるようになり,ゲーム理論と情報科学との関連が注目を集めています.

  本シンポジウムではゲーム理論と情報科学との学際領域で活躍する研究者に講演してきただき,この研究分野における最新の成果を分かりやすく解説していただくとともに,この研究分野のさらなる発展に寄与することを目的とします.新しい時代におけるゲーム理論に関心を寄せる多くの皆様方のご参加をお待ち申し上げております.

主催 :日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部
共催 :中部OR研究会
協賛 :日本経営工学会中部支部,中部品質管理協会,日本品質管理学会中部支部
後援 :社団法人中部産業連盟
日時 :2008年9月5日(金)13:10-16:50
会場 :第二豊田ビル(西館)8階第1会議室(愛知県名古屋市)
参加費 :無料
お申し込み :シンポジウムへの当日受付は可能ですが,参加人数把握のため,出来る限り事前に申し込みをお願いします.下記問い合わせ先まで E-mail でお申し込み下さい.
懇親会 :シンポジウム終了後に懇親会を開催致します。懇親会は,会場予約の都合上,事前申し込みとさせて頂きます. 2008年8月31日(日)までに,下記問い合わせ先までE-mail でお申し込み下さい.

*詳細は,Webページ をご覧下さい.

プログラム

■ 13:10-13:15 開会挨拶

■ 13:15-14:00 講演1「無秩序の代償(price of anarchy)の理論入門」伊藤大雄氏(京都大学)

■ 14:10-14:55 講演2「ナッシュ均衡計算の複雑さ」岡本吉央氏(東京工業大学)

■ 15:05-15:50 講演3「インターネットオークションの理論(基礎)」渡辺隆裕氏(首都大学東京)

■ 16:00-16:45 講演4「インターネットオークションの理論(応用)」横尾真氏(九州大学)

■ 16:45-16:50 閉会挨拶

お問い合わせ
静岡大学工学部 安藤和敏
TEL/FAX: 053-478-1263,E-mail: ando[at]sys.eng.shizuoka.ac.jp

日本OR学会中部支部ニュース平成20年度第2号

平成20年5月14日発行

<内容>

  1. 中部支部講演会のご案内
  2. 懇親会ご案内

中部支部の大先輩のお二人をお迎えし,下記に従いOR学会中部支部講演会を開催いたします.
お二人は,支部の方々であればどなたもご存じではないかと思いますが,支部長を歴任され,中部支部を草分けの時代から支え発展させてこられました.このたび,現役をお引きになられるとのことで,この機会に今までの経験談,教訓,OR 観等をお伺いし,今後の支部活動の糧にしたいと考えています.

また,講演会後には,お二人を囲み,懇親の時間をもちたいと思います.思い出深い方々から若い支部会員の方々まで,多数の方々にご参加頂きたく,ご案内申し上げます.
なお,懇親会に参加される御予定の方は,会場の都合上,講演会前日までに、問い合わせ先までご連絡下さい.

  1. 日本OR学会中部支部講演会ご案内
     日 時:平成20年6月21日(土)15時15分~17時30分
     会 場:中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)
         〒450-0002名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
         電話番号 052-581-9841

    15時15分~16時15分

    講演者:日比野 康文氏(元・愛知学院大学経営学部教授)
    講演題目:ORと共に
    講演概要:小生のORとの結びつきは、1965年ごろ、支部の研究会への参加から始まったと言えます。支部長の小野先生の勧めで、支部の研究会に顔を出したのが始まりです。会員となり、支部の研究会から、全国大会の研究会へと結びつきは拡がりました。
    支部の研究会と全国大会とではかなりの違いを感じました。支部の研究会は会社関係の方々が多く、身近の問題が多く出され、全国大会は大学関係の方々が多く、理論的(モデル論)な面が強調されていたと思います。今もこの傾向が続いているのでは。
    支部の研究会では身近の問題がいろいろと出され、ORの問題解決に直面、教えられることが多く、興味を引きました。
    いろいろと会社の事情があり、最近は会社関係の参加者が減り、身近な問題があまり出てきません。もう問題がすべて出尽くしたのでしょうか? このような感想をいまは思っています。

    16時30分~17時30分

    講演者:岩田 怜氏 (株式会社メイテツコム相談役)
    講演題目:OR雑感
    講演概要:今春、学会を退会し、今年の6月をもちまして弊社の常勤役員を退くこととなりました。昭和46年頃に入会して以来約37年という年月が経ちましたが、その間OR学会を通して色々なことを学び、そして色々な人との出会いがあり、これまでの私の人生の中でORと関わってきて本当に良かったと思っています。
    このたび、お話しをする機会をいただきましたので、私がOR学会を通じて出会った人たちとのエピソードや思い出話し、在職中に取り組んだ数々の企業のOR問題など、そして終わりに私のこれからの生き様、趣味などをお話ししたいと思っています。

    6月から大半を奥美濃の山の方で生活する予定ですので、これからお目にかかる機会が少なくなるかと思いますが、奥美濃の方にお越しの際は、是非私の山の家にお立ち寄りください。

  2. 懇親会
    日 時:平成20年6月21日(土)18時00分~20時00分
    場所:名古屋マリオットアソシアホテル 15階「パーゴラ」
      ※ 講演終了後,歩いて向かいます.15分程度かかる予定です.
     〒450-0002 名古屋市中村区名駅1-1-4 TEL:052-584-1140
    会費:5,500円
    申込み締め切り:6月13日(金)
    申込み先:中部品質管理協会 安田宛
       TEL:052-581-9841  FAX:052-565-1205
       E-mail:yasuda[at]cjqca.com

<会員の皆様へ事務局よりお願い>
今後、支部ニュースをEメールにて送付したいと思いますので、Eメールアドレスをお持ちの方は、中部品質管理協会内 日本OR学会中部支部事務局 榊原までアドレス登録のご連絡をよろしくお願い致します。

日本OR学会中部支部ニュース平成20年度第1号

平成20年2月21日発行

<内容>

  1. 2008年度日本OR学会中部支部・中部OR研究会  総会の開催
  2. 第35回中部支部研究発表会のプログラム
  3. 懇親会ご案内

————————————————————————

  1. 日本OR学会中部支部・中部OR研究会 総会ご案内
     日 時:平成20年3月15日(土)13時15分~13時45分
     会 場:中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)
         〒450-0002名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
         電話番号 052-581-9841
         http://www.cjqca.com
     議 題
      (審 議)
     (1)2007年度 事業報告
     (2)2007年度 決算報告
     (3)2008年度 事業計画
     (4)2008年度 予算
     (5)2008~2009年度 役員選出 
     (6)その他
  2. 第35回中部支部研究発表会のプログラム
     日 時:平成20年3月15日(土)14時00分~17時00分
     会 場:中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)

    ——————————

    1.(14:00~14:15) 南山大学における一般入学試験連絡員の自動割当てシステムの作成
    ○星田紀幸,鈴木敦夫(南山大学)

    2.(14:15~14:30) 地震注意報発令時における南山大学名古屋キャンパスの避難モデル-地下鉄の混雑度を考慮して-
    ○佐藤一臣,○富田亮一,伏見正則(南山大学)

    3.(14:30~14:45) 時間依存型最短路問題に対するA*アルゴリズム
    ○冠者徹也,中出康一(名古屋工業大学)

    4.(14:45~15:00) M/G/1待ち行列における待ち時間情報の効果
    ○福本武,中出康一(名古屋工業大学)
    ——————————
    休憩(10分)
    ——————————
    5.(15:10~15:25) 研究発表会プログラムの自動作成 -OR学会研究発表会を例として
    ○藤井靖大,佐々木美裕(南山大学)

    6.(15:25~15:40) 道路交通容量を考慮した最短経路数え上げ問題 ~ 名古屋市内の渋滞分析 ~
    ○木下龍一,佐々木美裕(南山大学)

    7.(15:40~15:55) インターンシップ就業体験報告会のスケジューリング問題について-スケジュール自動生成システムの試作
    藤下奈穂,藤原加七絵,山田香,○鈴木敦夫(南山大学)

    8.(15:55~16:10) 審査員割当のためのソフトウェア「江戸っ子」の開発を通して
    金子美博(岐阜大学)
    ——————————
    休憩(5分)
    ——————————
    9.(16:15~16:30) 混合品種フリーフローラインにおける製品投入順序付け問題の研究
    ○西川草太,田村隆善(名古屋工業大学),大野勝久(愛知工業大学)

    10.(16:30~16:45) 混合品種組立ラインの性能評価に関する研究
    ○斉藤和也,田村隆善(名古屋工業大学)

    11.(16:45~17:00) 同質性・整分離性・妥当性を評価するFuzzy c-meansモデル
    ○春名 亮,桑野裕昭(金沢学院大学)
    ——————————

  3. 懇親会
     日 時:平成20年3月15日(土)17時30分~19時30分
     場 所:名古屋マリオットアソシアホテル 15階「パーゴラ」 
       〒450-0002 名古屋市中村区名駅1-1-4 TEL:052-584-1140
     会費:5,000円
     申込み締め切り:3月7日(金)
     申込み先:中部品質管理協会 安田宛
       TEL:052-581-9841  FAX:052-565-1205
       E-mail:yasuda[at]cjqca.com

日本OR学会中部支部ニュース 平成19年度 第5号

平成19年12月20日

内容

[1]中部支部第1回支部研究会のご案内
[2]第35回中部支部研究発表会の募集案内


[1] 中部支部第1回支部研究会のご案内
日時:2008年1月26日(土) 午後15時30分~17時
場所:中部品質管理協会内 第1研修室
   名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)
   電話番号 052-581-9841

講師:大鑄 史男 先生 (名古屋工業大学)
講演題目:マルティエージェント・セルオートマトン法による緊急時歩行者流動のシミュレーター作成
講演概要:
 火災時等の緊急避難時に於ける避難流動のシミュレーター作成について紹介します.マルティエージェント・セルオートマトン法を利用することで,歩行者一人一人の個性,施設内の様々な障害物配置,出口配置,避難誘導員の人数や配置等を容易に組み込むことが出来,これらが避難流動に及ぼす影響を見ることが出来ます.
 本講演では,このようなシミュレーター作成に於ける考え方といくつかのアニメーションを,講師が勤務する大学の校舎内に於ける避難流動のアニメーションも含め紹介します.
 さらに,避難時でない状況での歩行者流動のシュミレーションを,実測データーとの比較と合わせて示します.
 これらのことによって,マルティエージェント的なシミュレーションの可能性を感じていただければ幸いです.

[2] 第35回中部支部研究発表会の募集案内
今年度も支部研究発表会の時期となりました。そこで、以下の要領で発表者の募集を行います。発表を考えていらっしゃる方々は、ご準備のほど、よろしくお願いいたします。
多数のご発表をお待ちしております。

(1)日時:2007年3月15日(土)午後14時~17時
(2)場所:中部品質管理協会内 第1研修室
 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)
  電話番号 052-581-9841

(3)発表申し込み締め切り:2008年2月15日(金)
  発表をご希望の方は,
  発表題目,発表者,共同著者等,所属,e-mailを
   taji[at]nuem.nagoya-u.ac.jp
  へお知らせください.
  発表時間は,おおむね質疑応答を含めて約15-20分を予定しています.
  多数の発表のご協力をお願いいたします.

(4)発表原稿締め切り:2007年2月22日(金)

(5)書式:原稿はA4サイズ4枚以内,天地左右のマージン各20mm以上.
  題名の後に,氏名,所属,住所,Eメールアドレスを記載すること.

(6)電子原稿:PDFに限ります.以下の点にご注意下さい.
  ・使用したフォントは全て埋め込んで下さい.
  ・ファイルサイズはおおむね1MB以下にして下さい.

(7)原稿送付先:(電子原稿による送付に協力御願いします)
  〒464-8603 名古屋市千種区不老町
  名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻
  田地 宏一 (たぢ こういち)e-mail:taji[at]nuem.nagoya-u.ac.jp

問合わせ先:日本OR学会中部支部 事務局 安田・榊原
      電話番号 052-581-9841

<会員の皆様へ事務局よりお願い>
今後、支部ニュースをEメールにて送付したいと思いますので、Eメールアドレスを
お持ちの方は、中部品質管理協会内 日本OR学会中部支部事務局 
榊原(rie.sakakibara[at]cjqca.com)までアドレス登録のご連絡をよろしくお願い致します。