2009年9月7日(月)に第二豊田ビル西館8階第1会議室におきまして,第6回日本OR 学会中部支部シンポジウム「情報化時代の情報通信システムの性能評価」が無事終了しましたことを報告いたします.
今回も非常に盛況なシンポジウムとなり,会場は椅子が運び込まれるほどでした(参加者は全部で70名.そのうち学生が約半数の37名).この満席の会場の中,4人の講師の方々の興味深いお話しを聴くことができ,大変貴重な時間を過ごせました.そのあとは十数名で懇親会に場を移し,講師の方々とさらに交流を深めました.
今回のご講演は以下の4件でした.
(1) インターネットの将来に関する研究動向
国立情報学研究所 山田茂樹教授
(2) 情報通信ネットワークの性能評価に対する待ち行列理論
東京農工大学大学院 川島幸之助教授
(3) 情報システムにおけるシミュレーションの歩みと今後の可能性
(株)情報工房 多田正浩 代表取締役社長
(4) 社会システムの性能評価:マルチエージェントシミュレーション手法を利用して
(株)構造計画研究所 服部正太 代表取締役社長
情報通信システムという軸を立てたところに,待ち行列の基礎理論から,最近の話題,そしてシミュレーションの応用まで,お話しが幅広くセッティングされており,コーディネーターの奥田先生の意図がはっきりとしていて,よく練りこまれたプログラムだったという印象をうけました.
来年度も中部支部ではシンポジウムの企画を進めております.大学等の研究者・学生のみなさまから企業の実務者のみなさままでぜひご参加ください.