日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部では下記要領にて,研究会を開催いたしますので,お誘いあわせの上奮ってご参加ください。
なお,研究会のみご参加の場合は参加費は不要ですが,懇親会は会場手配のため,お申し込みをお願いいたします。
- 2024年11月30日(土)15:30~18:00
- 対面およびオンラインでの開催
- 愛知大学 名古屋キャンパス 講義棟 L406
- https://bit.ly/20241130_OR_Chubu
- URLhttps://www.aichi-u.ac.jp/guide/access#b-407288
- 鉄道をご利用の場合
- 「名古屋」駅より徒歩約10分
- あおなみ線「ささしまライブ」駅下車 歩行者デッキ直通
- 近鉄「米野」駅下車 徒歩約5分
- バスをご利用の場合
- ささしまウェルカムバス「ささしまライブ」下車
- 名鉄バス「愛知大学前」下車
- 名古屋市営バス「ささしまライブ」下車
- 鉄道をご利用の場合
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- 15:30~15:35 開会のあいさつ 桑野 裕昭(中部支部 支部長)
- 15:40~16:40 「誤り訂正符号をもつデータ通信システムの信頼性解析」
木村 充位 先生(愛知大学) - 16:40~16:50 〈休憩〉
- 16:50~17:50 「実務につなげる数理最適化」
梅谷 俊治 先生(株式会社リクルート) - 17:55~18:00 閉会のあいさつ 鈴木 淳生(中部支部 副支部長)
- 名古屋駅周辺にて18:30頃より,懇親会(会費6000円程度)の開催を予定しております。参加ご希望の方は11月15日(金)11月25日(月)〔←延期しました〕までに
https://forms.gle/EjgFNhUtbWmrB4VN8
にてお申し込みください。
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- 講演1
- 「誤り訂正符号をもつデータ通信システムの信頼性解析」
- 木村 充位 先生(愛知大学)
- 通信システムの障害は社会に大きな影響を与えるため,信頼性をどのように確保するかを検討することが重要です.そのため,モデルを構築して信頼性の評価を行い,検討することが必要となっています.今日ではモデルはコンピュータシミュレーション上で構築し,その実験結果によって信頼性の評価がされることが多いですが,システムモデルが複雑化してきている中で,パラメータの変化による評価は根拠を持って議論すことが難しくなっています.それに対して確率モデルを構築して信頼性の評価をすることはその結果について理論的に検討することができます.ここではこれまでの研究成果の中から,マルコフ再生過程を応用した確率モデルを紹介します.特に誤り訂正符号をもつデータ通信システムの信頼性の評価のモデルを紹介していきます.
- 講演2
- 「実務につなげる数理最適化」
- 梅谷 俊治 先生(株式会社リクルート)
- 最近では、機械学習によるデータ分析の普及にともない、その結果を踏まえた上で意思決定や計画を策定を実現する数理最適化が注目されるようになりました。また、現在では、有償・無償を含めて多くの数理最適化ソルバーが利用できるようになり、現実問題を解決するための有用な手段として急速に普及しつつあります。しかし、企業に数理最適化の専門家は少なく大学から輩出できる人材にも限りがあるため、実務における数理最適化の数理最適化の活用はまだ限定的な範囲に留まっているのが現状です。この課題を解決するため、(1)実務の各段階における問題解決の支援を通じて数理最適化の専門家を育成し、基幹事業に数理最適化を活用する枠組みを創出すること、(2)産業や学術の幅広い現実問題に迅速に対応するための基盤技術となる、高性能かつ汎用的な数理最適化ソルバーを開発することを目標に活動しています。講演では、これらの取り組みをご紹介します。