2023年度OR学会中部支部シンポジウムのご案内

テーマ:「システム評価の理論・応用とOR」

日時:2023年12月9日(土)13:25-17:10

対面の会場:愛知工業大学 自由が丘キャンパス 本館 2階 202室

交通アクセス:https://www.ait.ac.jp/access/jiyuugaoka/
キャンパスマップ:https://www.ait.ac.jp/guide/assets/docs/guide-campus-jiyuugaoka.pdf

オンライン:Zoom

オンラインの参加:登録いただいた方にzoom会議室のURLをお知らせいたします.

参加申し込み web サイト:https://smms.kktcs.co.jp/smms2/event/orsj/33

プログラム:

13:25-13:30 開会のあいさつ
佐々木美裕(日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部支部長)

13:30-14:30
講演1:「津波避難シミュレータ開発を基本としたデジタル防災の取り組みと防災訓練への活用」
講演者:荒川 俊也(日本工業大学)

14:45-15:45
講演2:「保全数制約のある,同一複数ユニットシステムに対する最適保全政策の近似解析」
講演者:小柳 淳二(鳥取大学)

16:00-17:00
講演3:「ネットワークレジリエンスのモデル化」
講演者:弓削 哲史(防衛大学校)

17:00-17:10 閉会のあいさつ
桑野 裕昭(日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部副支部長)

18:00- 懇親会

参加費:

  • 正会員/特別会員/賛助会員/FMES会員 3000円
  • シニア会員 1000円
  • 学生無料
  • それ以外 5000円

開催前日 12/8(金),当日 9(土)にお申し込みの方は,事務局の対応が不可能なため,ID とパスワードが不明な場合,非会員として参加登録していただくことになります.お早目の参加登録をお願いいたします.

懇親会:

シンポジウム終了後,会場周辺にて懇親会を計画しております.
時間:18:00~,会費:5,000 円(当日現金支払い),場所:会場近辺

懇親会に参加いただける方は、参加申し込み Web サイトの登録先で申請をお願いいたします.会場予約の都合上,12/7(木) までに申込みをお願いいたします.直前の申込みの場合、お断りする場合がございますのでご了承ください.多くの皆さまのご参加をお待ちしております.

※FMES(経営工学関連学会協議会)会員とは,以下の8学会の会員です.
日本経営工学会(JIMA),日本オペレーションズ・リサーチ学会(ORSJ),日本品質管理学会(JSQC),
日本信頼性学会(REAJ),研究・イノベーション学会(JSRPIM),日本設備管理学会(SOPE-J),
経営情報学会(JASMIN),プロジェクトマネジメント学会(SPM)

【講演概要】

講演1:津波避難シミュレータ開発を基本としたデジタル防災の取り組みと防災訓練への活用
講演者:荒川 俊也(日本工業大学)
東日本大震災では約 60%の住民が自動車避難し,「自動車避難しないと助からないという思い込み」「避難場所まで遠い」ということが主な理由であったとされる.その結果,交通渋滞が発生し,津波が渋滞を飲み込む事態も生じた.不必要な車の使用を抑制し,安全な避難のための潜在的なリスク要因を理解することが不可欠である.このリスク要因理解を促すため,我々は,津波避難シミュレータを独自開発した.このシミュレータを宮城県石巻市および愛知県西尾市で運用し,避難訓練に供した.加えて,宮城県石巻市住民の避難訓練データを基にして,クイズ形式のトレーニングアプリを開発し,シミュレータとアプリを併用したトレーニングプログラムの有用性について検証した.本発表では,我々が提案する,シミュレータを活用したデジタル防災のフレームワークと,その効果検証について説明する.

講演2:保全数制約のある,同一複数ユニットシステムに対する最適保全政策の近似解析
講演者:小柳 淳二(鳥取大学)
同一のユニットを複数持つシステムにおいて,ユニットの劣化が離散的である場合を取り扱う,劣化が進むにつれて,保全により,劣化の進行を遅らせることができるが,一度に保全できるユニット数に制約がある場合を取り扱う.コストとしては,保全コスト,ユニットの故障回復コスト,故障放置コストを扱う.有限期間内に総コストを最小にする最適政策をシミュレーションや近似的に最適政策を求める方法について述べる.

講演3:ネットワークレジリエンスのモデル化
講演者:弓削 哲史(防衛大学校)
通信、電力、鉄道などの社会インフラには頑健性とともに、機能停止後の弾力的な運用や、迅速な復旧を遂行しうる能力、すなわち、高いレジリエンス性能が求められる。レジリエンス研究の現状を紹介するとともに、我々が取り組んでいるネットワークに対するレジリエンス評価モデルを紹介する。一般的にレジリエンス評価は、頑健性の評価と、想定した大規模障害が発生した後の復旧に分けて評価することが多いが、大規模障害の発生と、復旧過程をそれぞれモデル化した確率モデルを考え、頑健性と復旧性能を統合したレジリエンス指標について説明する。

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