[Update20230228 13:30]研究発表会の一部の発表題目を修正しました。
[Update20230301 17:30]特別講演の概要を掲載しました。
[Update20230302 19:30]特別講演の概要を更新しました。
OR学会中部支部総会・研究発表会・特別講演会・懇親会以下のように開催いたします.
多くの方のご参加をお待ちしております.
参加される方は,下記のフォームにご登録をお願いいたします.
参加申し込みフォーム
https://forms.gle/fAb1wGqAzkFCogtF9
( 懇親会は「くいもの屋わん 本山店」の広めの個室(定員20名)にて開催予定です. お申し込み順で先着20名とさせていただきますので,参加をご希望の方はお早めにお申し込みください.)
===============
日時:2023年3月4日(土) 12:30開始
ハイブリッド開催
会場:南山大学G棟G28
参加費:無料
(オンライン参加される方は開催日当日の午前中にzoomリンクを記載したメールをお送りします.)
スケジュール:
(※支部総会は、OR学会中部支部の会員(学生会員を除く)のみ参加いただけます。)
13:30-16:20 研究発表会
16:30-17:20 特別講演1 本間裕大 先生(東京大学生産技術研究所)
17:30-18:20 特別講演2 髙田陽介 様(株式会社オプティマインド)
18:20-18:30 学生表彰式
19:00- 懇親会
===============
13:30-13:45
敵対生成ネットワークによる音楽からの画像生成とその評価に関する研究
○竹村優亮,田地宏一(名古屋大学)
13:46-14:01
深層学習を用いてロボットアームでりんごを収穫する問題に関する研究
○鄒嘉誠,田地宏一(名古屋大学)
14:02-14:17
2種の中継器による端末接続問題
○杜文博,小野廣隆(名古屋大学),土中哲秀(九州大学)
14:18-14:33
ナース・スケジューリングにおけるチーム編成の評価について
○伊藤賢(聖隷クリストファー大学/静岡大学),長谷川孝博,呉偉(静岡大学),炭谷正太郎(聖隷クリストファー大学)
14:34-14:49
無線センサネットワークの階層化ルーティングEEUC/EMUCの改良について
○中村太洲,金子美博(岐阜大学)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:15
片切れ交換方式を用いたLPガス容器交換計画に関するケーススタディ
○董航(名古屋大学),岩田弘樹(東邦液化ガス株式会社),若原達朗(東邦ガス株式会社),高田陽介(名古屋大学),
胡艶楠(東京理科大学),小野廣隆(名古屋大学),橋本英樹(東京海洋大学),柳浦睦憲(名古屋大学)
15:16-15:31
公平性を考慮した車両配分に関する研究
○吉田昂太郎,田地宏一(名古屋大学)
15:32-15:47
ロバスト巡回セールスマン問題に対する発見的解法
○長谷川和樹,呉偉(静岡大学),柳浦睦憲(名古屋大学)
15:48-16:03
利用者配分の導入によるポイント・トゥ・ポイント型航空ネットワーク設計モデルの拡張
○日比野尋伯,小市俊悟,佐々木美裕(南山大学)
16:04-16:19
グリーンサプライチェーンにおける小売業者と製造業者の個別最適化モデル
○櫻井航,中出康一(名古屋工業大学)
16:20-16:30 休憩
16:30-17:20 特別講演1:
STEAM教育における大学の可能性
―企業協働型ワークショップにおけるOR教育の実践例―
本間裕大 先生(東京大学生産技術研究所)
17:20-17:30 休憩
17:30-18:20 特別講演2:
社会課題の解決に向けた配送計画システムの開発
髙田陽介 様(株式会社オプティマインド)
18:20-18:30 表彰式
19:00- 懇親会
【特別講演1】
STEAM教育における大学の可能性
―企業協働型ワークショップにおけるOR教育の実践例―
本間 裕大 先生(東京大学 生産技術研究所)
本講演では,航空路線設計を題材とした中高生向けOR教育の実践に関する活動を紹介する.具体的には,2020-2021年度に東京大学生産技術研究所・次世代育成オフィスと日本航空とが共同で実施した全国の中学生・高校生を対象とするワークショップ[1,2]において,講師として行ったOR教育の実践と教材開発を紹介する.
ワークショップでは,数理最適化やグラフ理論,待ち行列理論,パレート最適といった,ORにおける具体的な数理手法の基礎を取り上げつつも,より大局的な視点である「社会のバランスを取る大切さ・難しさ」を,中高生へ伝えることを意識した.両年とも残念ながらコロナ禍における完全オンライン開催だったため,動画による事前学習教材や,Excelマクロ機能を用いた航空路線シミュレータなど,個別学習が可能となるよう工夫した.航空路線シミュレータでは,生徒自身が発着空港や運航機材を設定でき,それに応じてリアルタイムで顧客カバー率や平均所要時間,座席利用率や運航コストなどが計算される.当然ながら全ての評価指標を同時に最適化することはできないため,生徒は各指標の関係を自発的に学びながら,各自が考える理想の航空路線を模索することになる.ワークショップ内容は完全動画教材化し,Excelのダウンロードを含めて自由に利用できるよう公開している[3,4].
Society 5.0社会において主役となる中高生へのメッセージとして,社会における正解が一つではないこと,自らが主体的に考え実行することの大切さを伝えられたことに,本活動の大きな意義があると考えている.
参考文献
[1] ニュース「『日本航空(JAL)×東京大学生産技術研究所 飛行機ワークショップ2020~みんなが作った路線に飛行機を飛ばしてみよう!~』開催」,東京大学生産技術研究所ホームページ.
https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3610/
[2] ニュース「『日本航空(JAL)×東京大学生産技術研究所飛行機ワークショップ2021~未来の地球を飛行機で繋いでみよう~』開催」,東京大学生産技術研究所ホームページ.
https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3869/
[3] 映像教材「ベストな航空路線をつくってみよう」,ONG STEAM STREAM.
https://ong.iis.u-tokyo.ac.jp/ong-steam-stream/archives/category/2020-02-koukuu
[4] 映像教材「未来の地球を飛行機で繋いでみよう!」,ONG STEAM STREAM.
https://ong.iis.u-tokyo.ac.jp/ong-steam-stream/archives/category/2021-01-airplane
【特別講演2】
社会課題の解決に向けた配送計画システムの開発
髙田 陽介様(株式会社オプティマインド)
物流業界では「物流危機」や「2024年問題」と言われるように物量増加と人手不足が重なることで物流自体の持続可能性が危ぶまれています。
株式会社オプティマインドは組合せ最適化を学ぶ学生が設立した会社であり、こうした物流の社会課題を解決するべく活動をしています。
組合せ最適化技術を社会へ応用する中でぶつかった課題や我々独自の取り組みなどを紹介します。