日本OR学会中部支部ニュース 2005年度 第2号

OR学会支部ニュース 講演会のご案内
「ゲーム感覚意志決定法(AHP)について」
講師:法政大学工学部経営工学科教授 加藤 豊氏

 中京大学教養部自然系列主催 
(OR学会中部支部,中部OR研究会 後援)

2005年6月25日(土)午後1時半より4時半まで

  場所:中京大学八事校舎711教室
     地下鉄 八事駅 5番出口

 終了後懇親会を予定 場所:八事マルベリーホテル

概要
1.序論   SaatyのAHP
1.1 Saaty の固有値法
  なぜSaatyは左主固有ベクトルは主張しなかったのか
1.2 Saaty-Vargas の幾何平均法
  Saatyの整合度関数の表現と調和平均法
2. 調和平均によるAHP
3. 一般平均によるAHP
4. Saaty の整合度関数と調和平均法の整合度関数

日本OR学会中部支部ニュース 2005年度 第1号

2005年度第1回OR研究会
 主催:中部OR研究会 
    日本OR学会中部支部

 日時:2005年5月21日(土)
 時間:16時00分~17時30分

 場所:中 部 品 質 管 理 協 会 
 〒450-0002
 名古屋市中村区名駅4丁目10番27号
 (第二豊田ビル西館8階)
 TEL:(052)581-9841
 費用:無料

題名:パターン認識による設備異常診断
 
講師: 中部大学 経営情報学部教授 西山琢也 氏

要旨:
火力発電所等の工業プラントで異常が発生した際に、
流量、温度、圧力等多数の状態量の過渡変化パターン
から異常内容を特定(推定)する診断アルゴリズムを
紹介する。本アルゴリズムは、元来は文字図形の識別
用に開発されたパターン認識手法を状態量の時系列パ
ターンの識別用に変形・適用したもので、アルゴリズ
ムの中核をなす特徴抽出の方法は、主成分分析の考え方
(離散データを対象にしている)を連続データ対して
展開した形になっている。本アルゴリズムによる診断
システムを試作し、火力発電プラントのシミュレータ
で検証実験を行った。
本アルゴリズムは設備異常診断を念頭に開発したもの
であるが、一般に多変量の時系列パターンの識別に利
用可能であると思われる。
                      以上

——————————————————————————–
講演会のおしらせ
「ゲーム感覚意志決定法(AHP)について」
講師:法政大学工学部経営工学科教授 加藤 豊氏

 中京大学教養部自然系列主催 
(OR学会中部支部,中部OR研究会 後援)

2005年6月25日(土)午後1時半より4時半まで

  場所:中京大学八事校舎711教室
     地下鉄 八事駅 5番出口

 終了後懇親会を予定 場所:八事マルベリーホテル
                      以上

日本OR学会中部支部 e-ニュース 平成14年度第8号

内容

1 第30回OR学会中部支部研究発表会
  研究発表プログラム
  懇親会の案内
2 2003年度OR学会中部支部総会のご案内

************************************************************************

1. 第30回OR学会中部支部研究発表会

(1). 日時:2003年3月8日(土) 14:10~17:10

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841

(3) 研究発表プログラム

●第1セッション(14:10-15:10)

 1.ニューロ・ダイナミックプログラミングによる
周期観測下での負荷分散政策に関する研究

    井家 敦, 大野 勝久(名古屋工業大学大学院工学研究科 生産システム工学専攻)

 2.単旋律におけるギター押弦運指の最適化

    林田 巧, 伊藤 雅 (愛知工業大学工学部経営工学科)

 3.映画館における座席管理モデル

    福永 豪, 大村 康久, 澤木 勝茂 (南山大学経営学部経営学部情報管理学科)

休憩(10分)

●第2セッション(15:20-16:20)

 4.クラスタ付きグラフの自動描画アルゴリズムに関する研究

    黒谷勝俊,永持仁(豊橋技術科学大学大学院工学研究科情報工学専攻)

 5.時間枠制約付き集配送計画問題に対するメタヒューリスティックアルゴリズム

    Bonivasius Prasetya Ichitarto(名古屋工業大学大学院工学研究科 生産システム工学専攻), 田村 隆善(愛知工業大学),伊藤 崇博,大野 勝久(名古屋工業大学)

 6.直径制約を持つネットワーク設計問題に関する研究

    山元茂路,石井利昌,永持仁(豊橋技術科学大学大学院工学研究科情報工学専攻)

休憩(10分)

●第3セッション(16:30-17:10)

 7.モンテカルロ法によるオプションの価格付けの研究

    八木 恭子 (南山大学大学院経営学研究科経営学専攻)

 8.平面凸埋め込みに基づく3点連結グラフの2分割アルゴリズムの設計

    岩田健吾,石井利昌,永持仁(豊橋技術科学大学工学部情報工学科)

(4).研究発表会後に懇親会を開催いたします.

  場所:華 川(KA SEN)中国四川料理
     名古屋市中村区名駅四丁目26-23(名駅エフワンビル 地下2階)
     電話 566-5552

  時間:18:00~19:30

  会費:5,000円(税込み)

  申し込み:中部品質管理協会 (担当 榊原・安田)e-mail: cqca[at]cjqca.com
       電話番号 052-581-9841

2. 2003年度OR学会中部支部総会の案内

(1). 日時:2003年3月8日(土) 13:00~14:00

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841

日本OR学会中部支部 e-ニュース 平成14年度第7号

内容

1 第30回OR学会中部支部研究発表会の募集
  懇親会の案内
2 2003年度OR学会中部支部総会のご案内
3 1月の第3回OR学会中部支部研究会の報告
4 E-mailアドレス登録のお願い

****************************************************************************

1. 第30回OR学会中部支部研究発表会の募集

(1). 日時:2003年3月8日(土) 14:30~17:30

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841

(3).発表申し込み締め切り日 2003年2月8日(土)

  発表をご希望の方は,発表題目,発表者,共同著者等,所属,e-mailをお知らせください.
  発表時間は,おおむね質問を含めて20分を予定しています.
  多数の発表のご協力をお願いいたします.

(4).申し込み先および原稿送付先.

原稿はA4サイズ4枚以内,天地左右のマージン各20mm以上,4ページ.題名の後に,氏名,所属,住所,Eメールアドレスを記載してください.

申し込み先および原稿送付先は,

  名古屋市立大学 大学院経済研究科 茨木 智
  郵便番号467-8501名古屋市瑞穂区瑞穂町山の畑1
  e-mail: satoru[at]econ.nagoya-cu.ac.jp

  もしくは,

中部品質管理協会 (担当 榊原・安田) 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
(第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841
   e-mail: cqca[at]cjqca.com

(5).研究発表会後に懇親会を開催いたします.

  場所:華 川(KA SEN)中国四川料理
     名古屋市中村区名駅四丁目26-23(名駅エフワンビル 地下2階)
     電話 566-5552
  時間:18:00~19:30
  会費:5,000円(税込み)
  申し込み:中部品質管理協会 (担当 榊原・安田)e-mail: cqca[at]cjqca.com
       電話番号 052-581-9841

2. 2003年度OR学会中部支部総会の案内

(1). 日時:2003年3月8日(土) 13:00~14:00
(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841
OR学会支部研究会発表の前に総会を開催いたします.

3. 1月の第3回OR学会中部支部研究会の報告

(1). 日時:2003年1月25日(土)14:00 開始

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)
      電話番号 052-581-9841

(3)発表2件

①講演者:三澤 哲也 氏(名古屋市立大学大学院 経済学研究科 教授)

テーマ:「Composition Methodsによる確率微分方程式の数値近似解法」 

確率微分方程式(SDE)とは常微分方程式にランダム項が入ったもので,金融工学などの多くの応用分野を持つ.今回はまずSDEの数値近似解法の基本的事項の説明の後,従来の方法では例えば変数の非負性などの条件が常に保持されるわけではないという問題点(これを「数値的再現性」を持たないという)を指摘された.

三澤氏は再現性を有するために,合成法に基づく新しい数値近似法を提案しその有効性を実際のシミュレーションによって示された.

②講演者:田中 庸平 氏(中電コンピューターサービス(株)取締役電力システム事業部長)

テーマ:「平均のびっくり」

第1部:実際に田中氏がであった平均値に関する話題をいくつか紹介していただいた.普段われわれが何気なく使っている平均値には実は様々なからくりが仕掛けられているかも知れないという気にさせられる含蓄のあるお話であった.

第2部:古くから中電で携われてきた仕事からORの手法を用いて解決してきたものをいくつか紹介していただいた.しかし,氏は「理論より実践」「現場を見る」「大局的見地」といったキーワードを強調され,現場で必要なのは厳密な最適解を求めることではなく実行可能な解を求めることだとを実感されられるお話であった.

4. E-mailアドレス登録のお願い

まだ,E-mailのアドレスをお済でない方,変更される方は下記にお申し出ください
登録申し込み先:中部品質管理協会 (担当 榊原・安田)e-mail: cqca[at]cjqca.com
       電話番号 052-581-9841

以上

日本OR学会中部支部 e-ニュース 平成14年度第6号

内容

1 1月の第3回OR学会中部支部研究会のお知らせ
2 2002年度OR学会定例講演会の報告
3 第2回工場見学会の報告
4 第30回OR学会中部支部研究発表会の予定について
5 2003年度OR学会中部支部総会のご案内
6 共催行事のご案内「第14回東海ファジィ研究会(愛称:蒲研(がまけん))」のお知らせ

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1.第3回OR学会中部支部研究会

(1). 日時:2003年1月25日(土)14:00 開始

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)
      電話番号 052-581-9841

(3)発表は2件あります・

■講演者:三澤 哲也 氏(名古屋市立大学大学院 経済学研究科)

テーマ:「未定」 (決まり次第e-mail登録者にはご連絡いたします.)

■講演者:田中 庸平 氏(中電コンピューターサービス(株)取締役電力システム事業部長)

テーマ:「平均のびっくり」

概要 :

  1 平均は統計の勉強では真っ先に習うもので、それは簡単でごく常識的なものだと思われ勝ちであるが、いくつかの数値例を題材に、簡単に見える平均の意外な姿について述べる。

  2 OR業務への取り組み姿勢について自分は中部電力在籍当時、いくつかのOR関連業務に取り組んできたが、その取り組み姿勢についてのべ、実施例を数例簡単に紹介する。

2.2002年度OR学会定例講演会の報告

(1). 日時:2002年12月14日(土)15:00 開始

(2). 場所:中部品質管理協会

「ニューロ・ダイナミックプログラミングとその応用」

大野 勝久 氏(名古屋工業大学)

【報告】

信頼性・保全性,在庫管理,待ち行列等広範な分野の最適制御問題がマルコフ決定過程(Markov Decision Process,MDP)として定式化の中で,MDPを含む動的計画法(Dynamic Programming,DP)の枠組み,人工知能の分野の強化学習 (Reinforcement Learning)とも呼ばれている,ニューロ・ダイナミックプログラミング(Neuro-Dynamic Programming,NDP)についてその発展と概説がおこなわれた.NDPはMDPの 枠 組みの中で,シミュレーション,学習,ニューラルネットワークなどを組み合わ せ,大規模な問題に対する近似最適政策を計算する手法の概説があり,11月17-20日とSan Jose,CAで開催されたINFORMS 2002の報告も含めて発表があった.また,トヨタカンバン方式の解説もあた.特に人工知能の分野にフロアーと多くの討議があった.

その後,懇親会兼忘年会が開催され約20名の方が参加された.

3.第2回工場見学会の報告

(1)見学先:三菱電機㈱飯田工場

(2)見学日時:11月7日(木) 13時頃~15時40分(工場概況、見学、質疑)

【報告】

三菱電機(株)中津川製作所 製造管理部 環境・技術管理課 木村 哲夫 課長にお願いし,飯田工場の見学を行いました.
飯田工場は,換気扇量産のモデルショップとして1974年に操業を開始し,換気扇トップメーカーとしての地位を築いております。工場理念として顧客志向、高生産性,環境・アメニティ等を重視し,生産方式でもJEL(Job En-Largement-職務拡大)生産方式,自動化の推進を経て,1991年に市場対応生産方式としてのCIMを導入,現在はその発展形としてSCM化にチャレンジしております。

参加者 8名

4 第30回OR学会中部支部研究発表会の予定について

(1). 日時:2003年3月8日(土)

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841

(3).発表申し込み締め切り日 2003年2月8日(土)

  発表をご希望の方は,発表題目,発表者,共同著者等,所属,e-mailをお知らせください.発表時間は,おおむね質問を含めて20分を予定しています.多数の発表のご協力をお願いいたします.

(4).発表原稿締め切り日   2003年2月22日(土)

  論文の書式は,A4版4枚以内でお願いいたします.

(5).申し込み先および原稿送付先.

中部品質管理協会 (担当 安田) 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841
   e-mail: cqca[at]cjqca.com

5 2003年度OR学会中部支部総会の案内

(1). 日時:2003年3月8日(土)

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)電話番号 052-581-9841

OR学会支部研究会発表の前に総会を開催いたします.時間は追ってお知らせいたします.

6 共催行事のご案内

「第14回東海ファジィ研究会(愛称:蒲研(がまけん))」のお知らせ

 日本知能情報ファジィ学会東海支部の恒例行事「東海ファジィ研究会(蒲研)」を下記要領にて開催します.会場を日間賀島と蒲郡に固定して定着をはかった企画も,14回目を迎えます.
 本年度は,蒲郡市に隣接する幡豆郡の三ヶ根山頂が会場となっております.有料道路三ケ根スカイラインの近くにあり,交通が不便ですが,見晴しは抜群で知多半島,渥美半島,三河湾が一望できます.また,すばらしい露天風呂も自慢のホテルです.電車でお越しの方には,JR三ヶ根駅から,ホテルの送迎バスが出る予定です.
 先生方と学生の発表が混在する,気楽な1泊研究会です.また今年度は,招待講演,特別講演で興味深いテーマを紹介するとともに,学部生向けチュートリアルを企画し,これから卒研に取り組む方々がソフトコンピューティングの基礎を学べるようにいたしました.ですので,ゼミ合宿には最適です.また,各支部・研究会の協賛をいただいて,全国からお集りいただけるように準備を進めております.
 多数のみなさまのご参加をお願い申し上げます.

■主 催:日本知能情報ファジィ学会東海支部
■後 援(予定):蒲郡市
■協 賛(予定):日本知能情報ファジィ学会各支部・各研究会,
日本経営システム学会,日本経営工学会中部支部,
日本OR学会中部支部,教育情報システム学会中部支部,
コンピュータ応用技術協会

■日 時:2003年2月21日(金)午前10時~22日(土)午後15時終了予定
■場 所:グリーンホテル三ケ根
〒444-0701 愛知県幡豆郡幡豆町 三ケ根温泉
TEL 0563-62-4111, FAX 0563-62-4672
http://www.showacs.co.jp/sangane3/

■交 通:

 電車の場合,JR三ケ根駅までお越しください.2月21日(金)は午前9時30分と午後12時30分に,2月22日(土)は午前9時30分に,ホテルからJR三ケ根駅に送迎バスがお迎えします.なお,2月22日(土)の朝にお帰りの方は,送迎バスが午前9時にホテルを出発しますので(JR三ケ根駅に午前9時30分到着),このバスにご乗車いただくことも可能です.

 自家用車の場合,東京方面から「東名音羽蒲郡IC → オレンジロード →蒲郡市内→ 三ケ根スカイライン(有料) → 会場」となります.名古屋方面からは,「国道23号線 → 国道247号線 → 幡豆町,子供の国入り口 → 会場」などの様々なル-トがあります.詳細は,東海支部ホ-ムペ-ジでご確認ください.
 なお,めったに降りませんが,万一,雪の場合は,山の下のホテル指定の駐車場に駐車してください.当日,ホテルに連絡くださればバスがお迎えします.

■行事内容:
特別講演:MIZUTANI Eiji先生
(Department of Computer Science, National Tsing Hua University, Taiwan)
「ニューロ・ファジィ学習則と非線形回帰分析」

招待講演:向殿政男先生(明治大学理工学部情報科学科)
「ファジィ理論のユニークさとソフトコンピューティングの未来」

21日午前:学部生向けチュートリアル ※
21日午後:招待講演,一般講演
21日 夕:懇親会
22日午前:特別講演,一般講演
22日午後:一般講演

※学部生向けチュートリアルでは,卒業研究のサポートとして,ソフトコンピューティングの基礎を紹介します.今回は,下記の3つを企画しています.

「ファジィ理論の基礎」 佐々木守寿先生(愛知教育大)
「ニューロの基礎」 竹内一郎先生(三重大)
「GAの基礎」 吉川大弘先生(三重大)

■講演論文:

発表者には,書式や必要部数等詳細な情報を「プログラム送付時」にご連絡いたします.なお,講演論文集は当日会場で行う簡易製本と,後日行う本製本の2種類となります.当日は,簡易製本用(両面印刷,参加人数部),本製本用(片面印刷,2部)をご持参下さい.

■参加費:会員・非会員とも4,000円.
ただし,学生(大学院生を含む)は2,000円.
■宿泊費:1泊2食付き12,000円(懇親会費込み).
会場は山頂にあるため,周辺に食堂等はございません.2月21日(金)の昼食が必要な場合は,1000円にてお弁当を用意いたします.参加申込の際,お弁当が必要かをお知らせください.
■懇親会費:宿泊しない場合,6,000円.宿泊者は無料(宿泊費に組込み).

■発表・参加申込:

2003年1月31日(金)までに,東海支部HPにアクセスし,参加・発表申込フォームにご記入ください.なお,記入項目は次の通りです.
題目,著者名,発表者名(参加のみの場合,これらは不要)
参加者名,所属,連絡先住所,電話番号,FAX番号,E-mail

——————————————

日本知能情報ファジィ学会東海支部HP
http://www.ip.elec.mie-u.ac.jp/Soft-Tokai/

——————————————

ご参加のみ,ご家族同伴も歓迎いたします.申込後,発表・参加のご変更がある場合は,下記の研究会幹事 (吉川,もしくは大崎)まで,メール,もしくはお電話にてご連絡ください.
■問合せ:

詳しい情報のお問合せ,発表・参加のご変更は,下記の研究会幹事まで,メール,もしくはお電話にてご連絡ください。
三重大学工学部 電気電子工学科 吉川大弘
E-mail: tom[at]elec.mie-u.ac.jp, TEL: 059-231-9737
静岡大学情報学部 情報科学科 大崎美穂
E-mail: miho[at]cs.inf.shizuoka.ac.jp, TEL: 053-478-1488

以上

日本OR学会中部支部e-ニュース 平成14年度第5号

内容

1 OR学会定例講演会のお知らせ
2 第3回研究会の報告
3 忘年会のお知らせ

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1.OR学会定例講演会のお知らせ

(1). 日時:2002年12月14日(土)15:00 開始~17:00 終了

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)
      電話番号 052-581-9841

「ニューロ・ダイナミックプログラミングとその応用」

大野 勝久 氏 名古屋工業大学 

【概要】

信頼性・保全性,在庫管理,待ち行列等広範な分野の最適制御問題がマルコフ決定過程(Markov Decision Process,MDP)として定式化できる.MDPを含む動的計画法(Dynamic Programming,DP)の枠組みは,Bellmanによって1950年代に提案された,しかし,MDPはDP同様,状態数の増加とともに次元の呪いを引き起こし,実用規模の問題を事実上解くことができない.本講演では,人工知能の分野において強化学習(Reinforcement Learning)とも呼ばれている,ニューロ・ダイナミックプログラミング (Neuro-Dynamic Programming,NDP)についてその発展と概説を試みる.NDPはMDPの枠 組みの中で,シミュレーション,学習,ニューラルネットワークなどを組み合わせ,大規模な問題に対する近似最適政策を計算する手法として開発されてきた現在進行形の手法であり,11月17-20日とSan Jose,CAで開催されたINFORMS 2002の報告も含めて発表する.

 ※終了後 忘年会を開催します.3.を参照ください.

2.第3回研究会の報告

(1). 日時:2002年11月2日(土)14:00 開始~17:00 終了

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)

(3).プログラム:発表は2件

■題名 「二次錐計画問題と二次錐相補性問題」

  林 俊介 氏 京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻

林さんの発表は最近数理計画の分野で盛んに研究されている2次錐制約問題,特に2次錐相補性問題に関するものであった.まず問題の詳しい説明の後,どのような問題が2次錐計画問題や2次錐相補性問題に帰着できるか,さらに2次錐を計算するための手法であるJordan代数を紹介し,これを用いてどのような解析を行うことができるかについて言及された.質疑応答の際には,問題の汎用性,応用可能性に対し質問が集中した.

■「ORを実践しない企業組織」」

  中村 正治 氏 金城学院大学 生活環境学部

中村さんの発表は,銀行におけるこれまでの経営情報システムの紹介に加え,銀行の電算ビルの概要を紹介した.その中で,経験した自家発電装置の増設にからみ,設備上停電の発生する確率を考慮すると多額の出資は必要ないことを説明した.また,設備の故障よりも「みずほ銀行」のシステム停止を例にとり,人に起因するシステム停止の可能性がはるかに高いことも指摘した.会場といろいろと活発な議論がなされた.

3 忘年会のお知らせ

(1). 日時:2002年12月14日(土)17:30 開始~

(2). 場所:名古屋コーチン料理の店「つかさ」 名古屋市中村区名駅四丁目3番25号
       ホテルキャッスルプラザ 電話 052-582-2141

(3). 会費:5,000円

参加希望者は  品質管理協会の安田さんまで申し込みをお願いします.
中部品質管理協会  電話番号 052-581-9841
e-mail: cqca[at]cjqca.com

工場見学のお知らせ

下記のとおり工場見学を行います。

見学先:三菱電機㈱飯田工場

見学日時:11月7日(木) 13時頃~15時40分(工場概況、見学、質疑)

集合時間および場所:7日(木) 12時45分JR飯田駅。なお,適宜昼食をお済ませの上ご集合ください。

推奨交通機関

JR中央線「いいなかライナー」をご利用ください。料金は名古屋から往復3,800円です。

スケジュール(JR名古屋)10:30発 セントラルライナー3号 (JR中津川駅着)11:32(JR中津川)11:52発 いいなかライナー7号 (JR飯田駅着) 12:41

なお,JR名古屋発11:00 特急しなの15号(JR中津川駅着)11:47でも結構ですが,予め「しなの変更券」300円等が必要になります。ご参考までに,帰りは最寄のバス停(伊賀良)までタクシーで移動後,(伊賀良バス停)16:11発 いいなかライナー12号 (JR中津川着) 16:54(JR中津川) 17:08発 セントラルライナー18号 (JR名古屋着) 18:13になります。

 三菱電機(株)飯田工場は同社中津川製作所の分工場で、換気扇量産のモデルショップとして操業を開始しております。顧客志向、高生産性、環境・アメニティ等を重視した工場理念のもと、JEL(Job En-Largement-職務拡大)生産方式の採用、自動化の推進等時代に合わせた様々な生産方式を実践し,換気扇トップメーカーとしての地位を築いております。

ご希望の方は,名古屋工業大学 生産システム工学科 大野 勝久
(E-mail:ohno[at]system.nitech.ac.jp Tel&Fax:052-735-5390)
宛てお申し込みください。なお,定員は10名程度です。

日本OR学会中部支部e-ニュース 平成14年度第4号

内容

1 第3回研究会のお知らせ
2 支部講演会+第2回研究会の報告
3 年末の講演会のお知らせ
4 訂正

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1.第3回研究会のお知らせ

(1). 日時:2002年11月2日(土)14:00 開始~17:00 終了

(2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
        (第2豊田ビル西館8階)
      電話番号 052-581-9841

(3).プログラム:発表は2件

題名 「二次錐計画問題と二次錐相補性問題」

  林 俊介 氏 京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻

アブストラクト:

  最適化問題のよく知られた枠組みに,線形計画問題(LP)や非線形計画問題(NLP)がある.これらの問題の制約条件は,ある与えられたベクトル値関数が非負錐(非負象限)に含まれるという形で書かれていた.これを非負錐制約という.それに対して,与えられたベクトル値関数が二次錐の直積空間に含まれるという形で表される制約を二次錐制約という.
  二次錐計画問題(SOCP)は,二次錐制約を制約条件として持つような最適化問題であり,二次計画問題(QP)などの多くのクラスの問題が,この二次錐計画問題に帰着できることが知られている.また,線形計画問題(LP)や非線形計画問題(NLP)のKarush-Kuhn-Tucker条件が線形相補性問題(LCP)や非線形相補性問題(NCP)の形で書くことが出来るのと同様,二次錐制約問題のKarush-Kuhn-Tucker条件も二次錐相補性問題(SOCCP)というクラスの問題に帰着することができる.

  本発表では,二次錐とその特性について紹介し,二次錐制約を用いてどのような問題が二次錐計画問題や二次錐相補性問題に帰着できるかを紹介する.さらに,二次錐を計算するための手法であるJordan代数を紹介し,これを用いてどのような解析を行うことができるかについて説明する.

題名 「ORを実践しない企業組織」」

  中村 正治 氏 金城学院大学 生活環境学部

アブストラクト:

  本告先生(元愛知工業大学 教授)の今年7月の講演に関連する発表です.氏が以前勤務していた企業での「ORは実践の科学」の問題点について話をし,討議したい.

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2 支部講演会+第2回研究会の報告

支部講演会「新フェロ-就任記念講演」

題名 「冗長と分割」
愛知工業大学 経営情報科学部 マーケティングン 学科 中川覃夫

氏は,信頼性理論における,冗長システムにおける基本的な並列システムの構成ユニットの数,取替時間,さらに,N回修理や故障後の取替回数について,微分・差分による最適化手法を用いて議論した.これ等のもっとも基本的なモデルである点検方策を紹介し,他のORの諸問題への応用も可能であることを事例をまじえて解説した.

第2回研究会

題名 「LOCATION GAME ON THE PLANE 」
   V. Mazalov(ロシア科学アカデミーカレリア研究所所長)and M. Sakaguchi

He analyzes the Hotelling’s location game on the plane. There are two
players (firms) located in different points inside the circle and the
customers are distributed with some density in it. The solution of two
game-theoretic problems is derived. The first problem is to find the
equilibrium prices for the goods, and the second problem is to find the
equilibrium allocation of the players inside the circle. The equilibrium in
location game is constructed for uniform and non-uniform case.
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3.年末の講演会は12月14日(土)を予定しています.

  講演者は 大野勝久先生 (名古屋工業大学 生産システム工学科)です.
  ニューロダイナミックプログラミングとその応用

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4.訂正

  10月18日発行のOR学会工場見学会のニュースのタイトルを日本OR学会中部支部e-ニュース 平成14年度第4号とします.
   (工場見学の実施日に変更はありません)

  年末の講演会を2月14日(土)とご案内しましたが12月14日(土)の誤りでした.訂正ねがいます.

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日本OR学会中部支部e-ニュース 平成14年度第3号

内容

1 支部講演会+第2回研究会のお知らせ
2 中部支部共催行事の案内
3 11月の第3回研究会のおしらせ
4 年末の講演会のお知らせ

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1.支部講演会+第2回研究会のお知らせ

(1). 日時:2002年10月12日(土)14:00 開始~17:00 終了

  (2). 場所:中部品質管理協会 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号

        (第2豊田ビル西館8階)
      電話番号 052-581-9841

  (3).プログラム:

・支部講演会「新フェロ-就任記念講演」 

 中川先生は本年度本部総会にてフェロ-に就任されました.そのフェロ-就任を記念いたしまして、記念講演を実施いたします.

題名 「冗長と分割」
愛知工業大学 経営情報科学部 マーケティングン 学科 中川覃夫

アブストラクト:

信頼性理論において,システムを冗長化することによって,システムの信頼性は一般に高くなる.ここでは,冗長システムにおいてもっとも基本的な並列システムの構成ユニットの数,取替時間,さらに,N回修理や故障後の取替回数について,最適性を議論する.逆に,あることを分割することによって,信頼性も向上する.これ等のもっとも基本的なモデルである点検方策を紹介し,その方法をコンピュータシステム情報システムに存在する諸問題の最適方策に適用する.このような冗長と分割の方法は他のORの諸問題にも容易に応用できるであろう.

・第2回研究会

題名 「LOCATION GAME ON THE PLANE 」
V. Mazalov(ロシア科学アカデミーカレリア研究所所長)and M. Sakaguchi

アブストラクト:
We analyze the Hotelling’s location game on the plane. There are two players (firms) located in different points inside the circle and the customers are distributed with some density in it. The solution of two game-theoretic problems is derived. The first problem is to find the equilibrium prices for the goods, and the second problem is to find the equilibrium allocation of the players inside the circle. The equilibrium in location game is constructed for uniform and non-uniform case.

以上 支部講演会と第2回研究会を合わせて開催します.

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2 中部支部共催行事の案内

  下記のワークショップはOR学会中部支部共催行事です.

『 ジャストインタイム(JIT)生産システム 』ワークショップのご案内

  2002年9月24日

各位

          南山大学経営研究センター

           センター長  村本正生
           企画責任者  澤木勝茂

『 ジャストインタイム(JIT)生産システム 』ワークショップのご案内

 下記の要領で『 ジャストインタイム(JIT)生産システム 』ワークショップを開催致しますので、ご関心をお持ちの方は是非ご参加下さるようご案内申し上げます。尚、参加希望者は、南山大学 数理情報学部 澤木勝茂までご連絡をお願い致します。

     TEL 052-351-3111(内線745)  E-mail sawaki[at]nanzan-u.ac.jp

                      記

日 時 :  2002年10月19日(土) 午前10時~午後5時30分
           ( 終了後、懇親会を予定しています。)

場 所 :  南山大学 名古屋キャンパス
       J棟1階 特別研究室 

プログラム :

9:30~10:00  受付
10:00~10:10  開催者挨拶
10:10~11:00  小谷重徳 (トヨタ自動車株式会社 コーポレートIT部 グローバル企画室)
          「JIT生産システムの生産・物流管理」
11:00~11:10  休憩
11:10~12:00  田村隆善 (愛知工業大学 経営情報科学部 経営情報科)
          「混合品種組立ラインにおける投入順序づけ問題」
12:00~13:00  昼食休憩
13:00~13:50  小島貢利 (名古屋工業大学 生産システム工学科)
          「かんばん方式の数理」
13:50~14:00  休憩
14:00~14:50  中出康一 (名古屋工業大学 生産システム工学)
          「U字生産ラインの性能評価」
14:50~15:00  休憩
15:00~15:50  高橋勝彦 (広島大学大学院 工学研究科 複雑システム工学専攻)
          「適応型ジャストインタイム生産システム」
15:50~16:00  休憩
16:00~16:50  大野勝久 (名古屋工業大学 生産システム工学科)
          「生産ラインの最適制御」
17:30~19:30  懇親会(会場等、別途ご案内申し上げます。)

以上

南山大学経営研究センター

TEL  052-832-3111(内線428)

E-mail mcenter[at]ic.nanzan-u.ac.jp

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3.11月の第3回研究会のおしらせ

  日時等現在未定です.

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4.年末の講演会は2月14日(土)を予定しています.

  講演者は 大野勝久先生 (名古屋工業大学 生産システム工学科)です.

  (仮題)ニューロダイナミックプログラミングとその応用

日本OR学会中部支部e-ニュース 平成14年度第2号

内容

1 3学会共催研究発表会プログラム
2 第1回中部支部研究会報告

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1.3学会共催研究発表会

共通テーマ:「変革の世紀に求められる 経営に生かす手法研究と実践」

開催日:2002年8月26日(月)    会場:名古屋工業大学2号館

時 間    内   容

10:30~10:50 受 付 〔第1会場:生産システム工学科 F1教室〕

研究発表プログラムは,添付ファイルを参照してください.

17:00~18:30 懇 親 会 会場:名古屋工業大学内 大学会館2Fカフェテリア食堂

2.第1回研究会報告

7月19日(金)に中部品質管理協会会議室において第1回研究会が行われた.

最初のご講演は本告光男(元中部電力情報システム担当支配人,愛知工業大学元教授)先生で,タイトルは「企業会員数の退化現象について思うこと」.

ご講演の概要:先生はOR学会の(特に企業の)会員数が近年減少していることを憂いておられる.このためOR的問題を抱える企業を取り込む必要があるが,企業の中では,ORの説明しずらい学問といった負のイメージもあり,昔と比べて地位が低下している.また学会誌も技術者には難しく企業に役立つ話題が少ないし,研究発表会は,以前は企業の‘問題の研究’の発表とそれに対する研究者の聞く場であったのが,最近はそういった話題は門前払いの感がある.
これらのことを考え,ここで解決法を以下のようにまとめる.

1.世界を広げる.付き合いを広げる.具体的には企業の論文を親切に見る.
2.原点に戻る.手法だけ(縦へ)の研究でなく問題(横へ)の繋がりが必要.
3.実践しやすい経営組織,環境作り.
4.学会誌は相手の目の高さで作る.

以上批判めいた話になったが決してそうではなく学会の淘汰に対する危機感からの発言であるのだと話を結ばれた.
その後,参加者との質疑応答が活発に行われたが,企業の参加者が少なく参考意見が聞けなかったのが残念であった.

次のご講演は宇野裕之(大阪府立大学 総合科学部 数理・情報科学科)先生で,タイトルは「Minimum Edge Ranking Spanning Tree Problem」.
ご講演の概要:グラフの‘枝ランク付け’問題とは各枝に「同じ数字(=i)をつけられた枝を結ぶすべての路に含まれる枝にはiより大きい数字が与えられている」という性質を持つ数字(ランク)を与えることであり,この問題はNP-hardに属する問題であることが知られている.
今回は,ランクを与える枝はグラフの全域木にならねばならないという性質を付加した枝ランク付け全域木問題を考える.
この問題はプロセスの並列化や複数のHD上のデータの効率的な集約などに応用される.この問題も一般のグラフに対してはNP-hardであるが,閾値グラフには多項式時間で解くことができることを示した.
今回の参加者の多くはグラフ理論に対しての専門家ではなかったのだが,難解な問題にも関わらず宇野先生のわかりやすい解説で理解が深まったという印象を受けた.
参加者の興味は閾値グラフに関するものが多く,なぜこのグラフを対象にしたのかとか,他にも面白い結果が出そうなグラフの形はないのかといった質問が出た.