日本OR学会中部支部ニュース2010年度 第6号

平成22年12月15日

[1] 中部支部研究発表会講演募集のご案内
[2] 中部ORサロン開催のご案内

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[1] 中部支部研究発表会講演募集のご案内

以下の通り第38回中部支部研究発表会を開催いたします.多くの皆様からのご発表のお申し込みをお待ちしております.

日時: 3月5日(土)14:40-18:00 (予定)
会場: 中部品質管理協会 第1研修室
名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)

当日は同会場にて本告光男先生による特別講演「今、話しておきたいこと」
を 13:30-14:30 に予定しております.

■■重要日程■■
 発表申し込み締切: 2011年1月14日(金)
 発表原稿提出締切: 2011年2月18日(金)

発表申し込み
 発表を希望される方は,電子メールにて,件名を「第38回中部支部研究発表会申し込み」として,
  1) 発表題目
  2) 著者氏名と所属
  3) 発表者氏名
  4) 連絡先 E-mailアドレス,電話番号
 を以下の発表申し込み用E-mailアドレス宛てにお送り下さい.

発表資格
 論文著者のいずれかがOR学会員であること.

発表原稿書式
 発表原稿は下記の書式に従って用意して下さい.
  ・A4サイズ4ページ以内,天地左右のマージン各20mm以上.
  ・題名の後に,氏名,所属,住所,E-mailアドレスを記載.

発表原稿の送付
 発表原稿を PDF ファイルで以下の送付先までE-mailでお送り下さい.
 PDFファイルを作成する際には,以下の点にご注意下さい.
  ・使用したフォントは全て埋め込んで下さい.
  ・ファイルサイズはおおむね1MB以下にして下さい.

発表申し込み・原稿送付先,問い合わせ先
名古屋大学 柳浦睦憲
      chubu-happyo-201103[at]al.cm.is.nagoya-u.ac.jp

備考
 発表時間については,質疑応答を含めて約15-20分を予定しております.
 ただし,申し込み件数に応じて発表時間や研究発表会終了時刻を変更する可能性があることをあらかじめご了承下さい.

[2] 中部ORサロン開催のご案内

コーディネータ:高井 英造氏((株)フレームワークス)
主として企業人の会員の方々を対象とする「ORサロン:レクチャー・シリーズ」のテーマは昨年に引き続きサービス・イノベーションを取り上げます.特に,今年は顧客満足度と企業成長に注目したいと考えています.中部ORサロンでは次の2件のご講演をアンコール開催いたします.是非,多くの方にご参加いただき,意見交換を行いたいと思います.

講演1

テーマ:ホームセンターのサービス・イノベーション
    ―最適品揃えとシフト自動作成―
講 師:南山大学情報理工学部 鈴木 敦夫教授

講演要旨
不透明な経済状況の続く中で,将来にわたる売上増が期待しにくい流通業においては,継続的な業務改善,売上の維持とコスト削減に取り組む必要があります.このような状況において,いかにして顧客満足を維持向上させ,サービスの差別化をはかるかが重要な課題となりますが,中部地方を拠点とする大手ホームセンターでは,南山大学情報理工学部鈴木研究室との共同研究によって,毎年重要な業務改善を継続的に実現しています.この実務的な研究の5年間の成果と改善のエッセンスを,研究を指導して来られた鈴木教授に紹介していただきます.

講演2

テーマ:顧客満足と成長率1位の秘密
    ―回転寿司「スシロー」のサービス・イノベーション―
講 師:株式会社 ジェネックスパートナーズ 高橋 勇人氏

講演要旨
激戦のレストランチェーン業界にあって,顧客満足度1位を保持し,驚異の成長を誇る回転寿司チェーン「あきんどスシロー」の経営の秘密も,絶えざるサービス・イノベーションにありました.スシローのエクゼクティブアドバイザーとして本社に常駐し,次々と打ち出されるイノベーション・プロジェクトを支えてきたGENEXパートナーズの高橋勇人シニアクライアントパートナーに登場いただき,その歴史と舞台裏,ITやデータを駆使した店舗マネジメント,企業文化の一部として根付いた「寺子屋式コンサルティング」など,興味深い話題満載のご講演を頂きます.

日 時:2011年1月27日(木)
    13:00~13:30 プレネットワーキング(コーヒーをお出しします)
    13:30~14:40 ご講演1(鈴木教授)
    14:40~15:20 質疑,意見交換
    15:20~15:30 休憩
    15:30~16:40 ご講演2(高橋氏)
    16:40~17:50 質疑,意見交換 ネットワーキング
会 場:ウインクあいち(WINC AICHI)(愛知県産業労働センター)15階
    愛知県立大学サテライトキャンパス http://www.winc-aichi.jp/
    愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38 (名古屋駅徒歩2分)

参加費:賛助会員:3名まで無料,4人目以降は1,000円(会場にて集金)
    個人会員:無料,一般非会員:1,000円(会場にて集金)
    学生非会員:正会員の先生の紹介があれば無料
参加人数:50名程度で締め切ります.ホームページ等でお伝えします.
締 切:01月20日(木)

申込方法:参加人数制限のため,E-mail(salon@orsj.or.jp)による参加申し込みと
させていただきます.参加ご希望の方は下記メールアドレス宛にお申込み下さい.
これ以外のアドレスではお申し込み出来ません.参加費は当日会場で集金いたしま
す.申し込みにあたっては,必要事項を必ずご明記下さい.
  1.ORサロンの開催日,  2.お名前,  3.所属組織・部署名,
  4.会員種別(個人正会員,学生会員,賛助会員,一般非会員,学生非会員),
  5.連絡先住所,  6.TELまたはFAX番号

日本OR学会中部支部ニュース2010年度 第5号

平成22年11月15日

[1] OR学会中部支部講演会と忘年会開催のご案内

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OR学会中部支部講演会と忘年会開催のご案内

下記のように,支部講演会と忘年会を開催いたします.ふるってご参加頂きたくお願い申し上げます.
忘年会につきましては,当日申し込みも可能ですが,予約の都合上出来る限り事前に申し込んでいただければ幸いです.

支部講演会

日時:平成22年12月11日(土)14時30分~16時40分
場所:中部品質管理協会
〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目10番27号(第二豊田ビル西館8階)

◆さすらいの研究遍歴
講演者: 大野 勝久先生 ( 愛知工業大学 )
講演概要: 卒論、修論から始まり、足の向くまま気の向くままに続けてきた研究を、この機会に振り返ってお話ししたい。

◆混合品種ラインへの製品投入順序付け問題
講演者: 田村 隆善先生 ( 名古屋工業大学 )
講演概要: 混合品種ラインは自動車やプレハブ住宅など大物製品の 組立に使われているライン生産方式の一つです。本報告では混合品種ラインへの製品投入順序付け問題の概要、従来から使われてきた負荷平準化や過負荷(utility work)最小化といった評価尺度の問題点、新しい評価尺度の提案などについて報告致します。
 

支部忘年会

日時:平成22年12月11日(土)17時~18時45分
場所:パーゴラ
会費:6千円
事前申し込み先:中部品質管理協会 安田 yasuda[at]cjqca.com

21年度ワークショップ報告

11月4日(木)の13:30-17:30と長丁場で,OR学会中部支部ワークショップが開催されました.今回は,株式会社数理システムの佐藤 誠氏に,数理システムが開発した数理計画法のソフトウェアNUOPTを用いて,実際問題を解決する方法を解説していただきました.受講者1人に1台ずつPCが用意され,ハンズオンでの講座でした.

まず,デモファイルの体験から始まりました.広告費用の割り当て問題を例にとって,家具の広告をメディアに割り当てる問題の最適化ソリューションについて実習しました.

ただ答えを出すことが重要なのではなく,大事なのは
モデル化 > プロトタイピング >> 検証 >>> システム化
と流れる作業であることがよくわかりました.

つぎに,実際にNuoptを使ってみるということで,

  • 油田の運転計画
    外部入力ファイル、添え字、問題をクリアすればレベルアップ
  • 倉庫経由配送計画
    デポ廃止を整数制約として導入する

の2つの事例を実習させていただきました.

適宜休憩を入れながら,2名のフロア補助のヘルプが付きましたので,ほとんど受講者の方は迷うことなくついていけたのではないでしょうか.また最後に紹介された,将棋連盟の対戦表作成の事例も興味深いものでした.

ML入会・退会のお問い合わせについて

日本OR学会中部支部では,現在メールで関連する情報をお送りしております.

 ・新たにメールで情報をお受け取りになりたい場合
 ・これまでメールを受け取っていて,リストから外れたい場合

などありましたら,下記のお問い合わせまでご連絡してください.
よろしくお願いします.

メールによるお問合せ先
事務局 chubu-admin[at]orsj.or.jp

南山大学オープンリサーチセンター公開研究会のご案内

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センターでは、文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」として、研究プロジェクト「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」を行っています。
その2010年度第4回公開研究会を以下のとおり開催いたします。研究者、実務家の方々の参加をお待ちしています。

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■日時:2010年11月12日(金)15:30~18:40
■場所:南山大学名古屋キャンパス J棟Pルーム
     〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
     Phone/052-832-3111(代表)
     地図は以下のWEBページをご覧ください。
    http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html#01

■問い合わせ先:南山大学数理情報研究センター
 〒489-0863
 瀬戸市せいれい町27番地
 Phone/0561-89-2081
 E-mail/suuri-common[at]nanzan-u.ac.jp

■主催:南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター オープン・リサーチ・センター
  共催:南山学会

■プログラム
<15:30 - 15:40>
文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」、
「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの
最適運用計画の策定と普及」研究プロジェクトについて 
研究プロジェクト代表者 伏見 正則氏(南山大学客員教授)

<15:40 - 17:00>
「交通事故多発箇所の抽出」
愛知県 建設部道路維持課 北澤 哲氏

<17:20 - 18:40>
「空間情報技術を用いた交通事故分析」
国際航業株式会社 社会基盤事業部  林 利充氏

<19:30 - 21:30>
懇親会(懇親会に参加される場合のみ懇親会費が必要となります。懇親会費:6,000円程度を予定)
会場は当日ご案内いたします。懇親会にご参加の方は、数理情報研究センター
(suuri-common[at]nanzan-u.ac.jp)宛てにメイルでご連絡ください。

21年度シンポジウム報告

2010年9月22日(水)13:30-17:30に第7回日本OR 学会中部支部シンポジウムが開催されました.今回は,会場を名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー 3Fベンチャーホールで行われました.

最初に支部長から,本シンポジウムの趣旨説明,各講師の紹介がありました.今回の約80人の参加者というのはこれまでの最高記録であることも紹介されました.

第1件目 非線形最適化を用いた図形の充填問題の解法
今道貴司(IBM東京基礎研究所)氏

テーマは,与えられた容器にいくつかの図形を重なりなく詰める充填問題.この問題を,微分可能な非線形計画問題に定式化することで,数理計画法が適用できるところがミソ.布からシャツや水着を切り出す例題に対して,実験上は成功したが,実用化はまだされていない,応用例を募集中!だそうです.
また3次元はめ込みの場合,重力の影響を考える必要があるが...なかなか難しそうです.

第2件目 メタヒューリスティクスによる制約最適化ソルバーの構築
野々部宏司(法政大学)先生

まず研究目的が,定式化された最適化問題に対する「ソルバーの開発」・「メタ・ヒューリスティクスの適用」であることを説明した後,研究対象の汎用ソルバーを解説.そして,PATAT2010におけるナーススケジューリングコンテストのSML(簡単~難解)各部門でベスト5に入賞したことから,提案するアルゴリズムの汎用性があることの証明をされました.

第3件目 サプライ・チェインにおける様々な最適化問題を解くための統一言語
久保幹雄(東京海洋大学)先生

役に立つツールとしてPythonを利用してみたい気分にさせるお話でした.

第4件目 最適化ツールを用いた実務の意思決定支援の方法
田辺隆人(株式会社 数理システム)氏

現場での経験をもとにしたソルバー開発のご苦労,最適化を利用する際の企業人としての価値観を披露されました.とくに現場の意見を問題の階層化に役立てる部分は興味深い点です.

どれも中身の濃いご講演で,至福の時間を過ごすことができました.

日本OR学会中部支部ニュース2010年度 第4号

2010年10月7日

[1] 日本OR学会中部支部ワークショップ開催のお知らせ

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[1] 日本OR学会中部支部ワークショップ開催のお知らせ

中部支部では、シンポジウムに続き、下記のワークショップを開催いたします。
シンポジウムで講演された、田辺氏の所属する株式会社数理システムの佐藤 誠氏に、数理システムが開発した数理計画法のソフトウェア、NUOPTを用いて、実際問題を解決する方法を解説してもらいます。受講者1人に1台ずつPCを用意し、実際にPCを操作しながら、問題解決をしてもらいます。企業でこれからORを利用してみようと思われる方、学部、大学院の学生で、ORの研究をされている方、また、大学で教鞭をとられている方にも、役に立つワークショップです。
是非、ご参加ください。

中部支部長 鈴木 敦夫(南山大学情報理工学部)

   ◆◆◆◆◆◆
テーマ:最適化ソフトウェアを用いた問題解決入門
日 時:2010年11月4日(木)13:30-17:30
場 所:中部品質管理協会セミナー室
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅 4-10-27 第2豊田ビル西館8F
     052-581-9841
講 師:佐藤 誠 氏((株)数理システム)
概 要
近年の数理計画法の理論的な進展とPCの計算能力の向上、これを背景とした良質で安価な最適化ソフトウェアの開発が進んだことで、これらのソフトウェアを用いて、実際問題を短時間で解決することができるようになってきている。実際、このことにいち早く気がついた企業や組織では、種々の問題を解決し、コストの削減や、利潤の増大に役立てている。
このワークショップでは、国産の最適化ソフトウェアとして定評のあるNUOPTを用いて実際問題を解決する方法を、最適化ソフトウェアを初めて利用する実務家、大学院生、学部学生にも理解できるように解説する。受講者には1人1台ずつPCを用意し、実際にソフトウェアを利用して例題を解くことで、自ら問題を解決できるようにする。例題は、(株)数理システムが実際に解決した問題事例であり、今回のワークショップで身に付けたことが実務や研究面ですぐに応用できるように詳細に解説する。

生産の現場には、「稼動はしているが本当にこれで良いか、評価が困難」なことが数多くある。マイニング・シミュレーション等の技法と並んで、数理計画法という技法がお役に立つ。当日は以下のような課題を数理計画法を用いて解決する方法をご紹介する。

「物流コストと生産コスト,どちらを重視すべきだろうか?」
「そもそも無理のかからないスケジュールは存在するだろうか」
「バッチプロセスの投入順はこれでよいのかな?」
「切り出しの段取り換えコストをできるだけ調節したい」
「設備投資が何年で回収できるだろうか」
「新製品はどの生産拠点で作ればよいだろうか」
「需要が変わったときに利益はどう変化するのだろう」

定 員:30名
参加ご希望のかたは、早めにお申込ください。参加費は1000円です。当日受付でお支払いください。
学生、大学院生の方は無料です。

参加申込:中部品質管理協会 安田宛電子メールでお願いします(アドレス:yasuda[at]cjqca.com)。
参加申込のメールの表題は、「中部支部ワークショップ申込」でお願いします。
本文には、ご氏名、ご所属、連絡先(電子メールアドレス)、学生の方の場合にはその旨お書きください。

日本OR学会中部支部ニュース2010年度 第3号

[1] 第7回日本OR学会中部支部シンポジウム「役に立つ最適化ツールとその応用」開催のお知らせ

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[1] 第7回日本OR学会中部支部シンポジウム「役に立つ最適化ツールとその応用」開催のお知らせ

■日時:2010 年9月22日(水)13:30-17:30
■場所:名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー 3Fベンチャーホール
   〒464-8603 名古屋市千種区不老町
   地下鉄名城線 名古屋大学駅 3番出口から徒歩3分
   http://www.vbl.nagoya-u.ac.jp/

■シンポジウム趣旨
生産や流通などの実践的場面をはじめ,大学や企業等の日常業務においても,時間割作成や人の割当など,解決が迫られている最適化問題は多数存在しますが,そのおのおのについて求解ソフトを作成するのには大きな手間とコストがかかります.一方,アルゴリズムの性能を高めるには,問題構造を有効に利用することが必要であり,ひとつのツールで全ての問題を解決しようとすると,十分な性能が得られないことがしばしばです.そこで,問題構造を活かせるソルバーを複数用意し,その中から問題構造に適したものを選んで使う,という方針が問題解決への近道と思われます.また,そのような最適化ツール利用する上で,問題記述が容易であることも重要です.このような観点で開発されたツールの研究やその実践的利用において活躍されている4名の方々に様々な立場から講演していただきます.

■プログラム

13:30-13:35 開会挨拶 ______ 鈴木敦夫(南山大学)
13:35-14:25 非線形最適化を用いた図形の充填問題の解法
             今道貴司(IBM東京基礎研究所)
14:35-15:25 メタヒューリスティクスによる制約最適化ソルバーの構築
             野々部宏司(法政大学)
15:35-16:25 サプライ・チェインにおける様々な最適化問題を解くための統一言語
             久保幹雄(東京海洋大学)
16:35-17:25 最適化ツールを用いた実務の意思決定支援の方法
             田辺隆人(株式会社 数理システム)
17:25-17:30 閉会挨拶 ______ 鈴木敦夫(南山大学)

■参加費: 一般 1000円(当日払い),学生 無料

■懇親会:シンポジウム終了後香蘭楼(http://kourannrou.hiciao.com/)にて懇親会を開催いたします(会費4000円).会場予約の都合上,必ず9月10日(金)までに事前申し込みをお願いいたします.

■申し込み方法
シンポジウムは当日参加も可能ですが,配布資料等の準備の都合上,事前申し込みにご協力下さい.懇親会参加希望の方は必ず事前申し込みをお願いします.件名を「日本OR学会中部支部シンポジウム2010」として,本文に氏名,所属,連絡先をご記入の上,懇親会への参加の有無を明記して,9月10日(金)までにyasuda[at]cjqca.com 宛に電子メールにてお申し込み下さい.

シンポジウムについてより詳しくはこちらをご覧下さい.

■問い合わせ先: chubu-symposium[at]al.cm.is.nagoya-u.ac.jp

■主催:日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部
■共催:中部OR研究会
■協賛:スケジューリング学会,日本経営工学会中部支部,日本品質管理学会中部支部,
   電子情報通信学会東海支部,情報処理学会東海支部,電気学会東海支部,
   日本規格協会名古屋支部,中部品質管理協会
■後援:中部産業連盟

支部研究会報告

中部支部研究会ルポ   文責 岐阜大学工学部 金子美博

 去る6月19日,京都大学霊長類研究所教授の正高信男先生を講師として招き,「人間にとって障害とはなにか」という題目での支部研究会を開催した.講演のほぼ1週間前に,最新研究成果(サルもTV番組を楽しむ)というNHKの報道もあり,実にタイムリーであった.

masa 講演は,京都大学霊長類研究所の生い立ちから始まり,中部地区に在住する者には馴染みのあるトピックが幾つも紹介され,発達障害とは何か,という話が導入された.
 人間は言葉の認識能力に比べ,数の概念を本能的に認識すること,それは動物としての歴史があり,ライオンが群れの大小が比較できることや,ネズミが7~8までの数がわかることを裏付ける実験などが紹介された.
 障害といえば,日本ではとかくハンディキャップにのみ強調されるものの,過去から現在に至るいわゆる「天才」にまつわる逸話から,発達障害と思われる人物例が幾つも紹介された.学習障害が貴重な人的資源であるため,大切なことは,本人がそれを知り,周囲がそれを受け入れ,障害以外の能力を伸ばして対処すべき,という趣旨に唯々頷くだけであった.
 講演は,時折,数字を使った簡単な実験や謎のアルファベットの問いかけ,研究を紹介したTVでの放送の再生など,出席者も楽しめるような構成になっていて,講演時間の90分があっという間に過ぎてしまった.参加者は16名と小規模ながら,先生の巧みな話に一同非常に引き込まれた印象を受けた.

 30分の質疑応答の時間を設けたものの,それでは足りず,続きは懇親会で展開されることになった.筆者も同席したが,楽しいだけでなく,教育現場の様々な問題が話題としてのぼり,教育現場に関わる者として,大変勉強になった.参加者の中には,別の機会で,改めて正高先生への講演依頼を行うなど,先生の人気ぶりを改めて知ることになり,本研究会は大変意義深いものであったと自画自賛した.