日本OR学会中部支部ニュース2010年度 第4号

2010年10月7日

[1] 日本OR学会中部支部ワークショップ開催のお知らせ

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[1] 日本OR学会中部支部ワークショップ開催のお知らせ

中部支部では、シンポジウムに続き、下記のワークショップを開催いたします。
シンポジウムで講演された、田辺氏の所属する株式会社数理システムの佐藤 誠氏に、数理システムが開発した数理計画法のソフトウェア、NUOPTを用いて、実際問題を解決する方法を解説してもらいます。受講者1人に1台ずつPCを用意し、実際にPCを操作しながら、問題解決をしてもらいます。企業でこれからORを利用してみようと思われる方、学部、大学院の学生で、ORの研究をされている方、また、大学で教鞭をとられている方にも、役に立つワークショップです。
是非、ご参加ください。

中部支部長 鈴木 敦夫(南山大学情報理工学部)

   ◆◆◆◆◆◆
テーマ:最適化ソフトウェアを用いた問題解決入門
日 時:2010年11月4日(木)13:30-17:30
場 所:中部品質管理協会セミナー室
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅 4-10-27 第2豊田ビル西館8F
     052-581-9841
講 師:佐藤 誠 氏((株)数理システム)
概 要
近年の数理計画法の理論的な進展とPCの計算能力の向上、これを背景とした良質で安価な最適化ソフトウェアの開発が進んだことで、これらのソフトウェアを用いて、実際問題を短時間で解決することができるようになってきている。実際、このことにいち早く気がついた企業や組織では、種々の問題を解決し、コストの削減や、利潤の増大に役立てている。
このワークショップでは、国産の最適化ソフトウェアとして定評のあるNUOPTを用いて実際問題を解決する方法を、最適化ソフトウェアを初めて利用する実務家、大学院生、学部学生にも理解できるように解説する。受講者には1人1台ずつPCを用意し、実際にソフトウェアを利用して例題を解くことで、自ら問題を解決できるようにする。例題は、(株)数理システムが実際に解決した問題事例であり、今回のワークショップで身に付けたことが実務や研究面ですぐに応用できるように詳細に解説する。

生産の現場には、「稼動はしているが本当にこれで良いか、評価が困難」なことが数多くある。マイニング・シミュレーション等の技法と並んで、数理計画法という技法がお役に立つ。当日は以下のような課題を数理計画法を用いて解決する方法をご紹介する。

「物流コストと生産コスト,どちらを重視すべきだろうか?」
「そもそも無理のかからないスケジュールは存在するだろうか」
「バッチプロセスの投入順はこれでよいのかな?」
「切り出しの段取り換えコストをできるだけ調節したい」
「設備投資が何年で回収できるだろうか」
「新製品はどの生産拠点で作ればよいだろうか」
「需要が変わったときに利益はどう変化するのだろう」

定 員:30名
参加ご希望のかたは、早めにお申込ください。参加費は1000円です。当日受付でお支払いください。
学生、大学院生の方は無料です。

参加申込:中部品質管理協会 安田宛電子メールでお願いします(アドレス:yasuda[at]cjqca.com)。
参加申込のメールの表題は、「中部支部ワークショップ申込」でお願いします。
本文には、ご氏名、ご所属、連絡先(電子メールアドレス)、学生の方の場合にはその旨お書きください。