2009年度第1回支部研究会(6/13)のお知らせ

本年度の第1回めの支部研究会を開催いたします.
今回は,南山大学の佐々木先生およびNorth Texas大学のAllaart先生に御講演いただきます.
できるだけ多くの方のご参加をお願い申し上げます.

----------   記   ----------
日時:6月13日(土)15時~17時30分
場所愛知大学 車道校舎 201室
     名古屋市地下鉄 桜通線 車道駅下車 徒歩2分
講演

Title 1 :
Hub Arc Location with Competition
Authors :
Mihiro Sasaki (Nanzan University)
James F. Campbell (University of Missouri – St. Louis, USA)
Andreas T. Ernst (CSIRO, Australia)
Mohan Krishnamoorthy (Monash University, Australia)
Abstract :
We consider the design of large-scale hub-and-spoke transportation networks in a competitive environment. We adopt the hub arc location model that locates arcs with discounted transport costs connecting pairs of hub facilities. Two firms compete for customers in a Stackelberg framework where the leader firm locates hub arcs to maximize its revenue, given that the follower will subsequently locate its own hub arcs to maximize its own revenue. Several mechanisms are presented to allocate traffic between the two firms based on the relative utility of travel via the competing hub networks. Results with up to three hub arcs for each competing .rm show the role of a competitive environment in designing transportation systems.

Title 2
Optimal exercise times for American and Russian options under a correlated random walk model”
Author :
Pieter Allaart (University of North Texas, USA)
Abstract :
A popular notion among stock market technical analysts holds that movements in security prices are not memoryless. In particular, price changes from one day (or hour, etc.) to the next affect succeeding day changes. Various assertions have been given to justify this idea of price momentum. Although there is of course no general agreement that stock price movements follow any other kind of process than a random walk, it is of interest to see how an investor could take advantage of momentum in the market, if present. In this talk I will consider a simple correlated random walk model for stock price movements, and discuss the optimal stopping problems that arise naturally from trying to correctly price perpetual American and Russian options under this model.

懇親会:講演終了後に懇親会を行います.
御出席頂ける場合には,懇親会会場予約の都合のために,予めお知らせ頂ければ幸いに存じます.大鑄 ohi.fumio[at]nitech.ac.jp までお知らせ下さい.
会費は,5千円から6千円の間を予定しています.

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ご講演の様子
 sasa al

第36回中部支部研究発表会報告

2009年3月21日土曜日午後2時より,中部品質管理協会第1研修室にて第36回中部支部研究発表会が行われました.
今回は卒論・修論を中心に例年より多い13件もの発表が集まりました(プログラムはこちら). 
当日は約50名の参加があり,盛況な発表会となりました.発表された方々,そして討論に参加された方々お疲れ様でした.
研究発表会にて

なお発表会終了後,近くの名古屋マリオットアソシアホテルにて懇親会が開催されました.こちらの参加者は16名.

さらに,研究発表会に先立ちまして,2009年度OR学会中部支部総会が開催されましたことをご報告します.

日本ロジスティクスシステム学会中部支部講演会(支部協賛)のご案内

日本OR学会中部支部協賛です.多数の参加をお願いいたします.

下記のとおり講演会を開催いたします。院生および教職員の皆様 奮ってご参加ください。
なお,資料を準備する都合上,参加される方はお名前を1週間前までに本山事務室までお知らせください。

主催:日本ロジスティクスシステム学会中部支部
協賛:日本経営工学会中部支部・日本OR学会中部支部
日時:平成21年3月10日(火)午後2時~5時10分
場所:愛知工業大学 本山キャンパス 第1講義室

スケジュール

1)午後2時~3時
   講演者: 東京電機大学理工学部 町原 文明 教授
   題目: 「Erlang の損失式とBlack-Scholes の公式」

2)午後3時10分~5時10分
   講演者: 筑波大学システム情報工学研究科 住田 潮 教授
   題目: 「進行する世界的金融危機の本質と市場主義の行く末」

3)午後5時30分~7時30分
   懇親会(懇親会会場は当日ご連絡致します。会費は5000円程度の予定です。)

申込先:FAX 052-789-5066(愛知工業大学本山事務室)
      E-mail tamura.takayoshi[at]nitech.ac.jp (名工大 田村)

講演会のお問い合わせ: 大野(ohno[at]aitech.ac.jp)まで

講 演 概 要

1)講演者: 東京電機大学理工学部 町原文明 教授
      「Erlang の損失式とBlack-Scholes の公式」

待ち行列理論の祖A. K. Erlang の論文(The theory of probabilities and telephone conversations)が上梓されて丁度100年、その中で示されたErlangの損失式は、リトルの公式と共に待ち行列理論の礎となっている。この公式が100年の風雪に耐えることができたのは、電話網という万人のためのインフラストラクチュアの構築に正しく使われた所以にある。そして、万人の思惑を表すために導入された無限呼源という概念は待ち行列理論の進展を促した。Erlangの功績は大きい。一方、Black-Scholes の公式はどうであろう。
万人の思惑により株価は左右される。無数の思惑は一瞬のうちに中心極限定理を成立せしめる。従って、どんな時点においても株価は正規的に分布する。しかしここで、欲深い(greedy)人間が登場する。思惑は集められてたくらみと化し、これらのたくらみにより株価が左右される。が、その総数は中心極限定理を成立させるには足りない。結局、株価の揺らぎは正規分布よりエントロピーの小さいものとなる。この中に裁定機会を見つけて莫大な利益を手にするという訳である。Black-Scholesの公式は金儲けのため、欲深い人間に故意にゆがめられて使われた。こういう憂き目に会った公式が長年の風雪に耐えられる訳がない。
Blackは草葉の陰で泣いているだろう。

2)講演者: 筑波大学システム情報工学研究科 住田 潮 教授
      「進行する世界的金融危機の本質と市場主義の行く末」

アメリカにおけるサブプライム市場の破綻に端を発する世界的金融危機は益々その混迷の度合いを深め、出口の見えない閉塞的状況が続いている。本講演では、この問題を3つの異なる角度から論じ、市場主義の行く末に付いて考察する。先ず、グローバル超高度資本主義における金融サービスの本義について検討し、日本のバブル、Enron事件等、繰り返される金融危機の本質に迫る。次いで、悪名高き “Collateralized Debt Obligations (CDO)” の思想的構造を検討し、CDOは悪用されることによって問題を生じるのか、あるいは思想的構造そのものに問題があるのかを問う。特に、単期新聞売り子問題にCDOを適用し、数学的・数値的解析を行うことを通して、一般的なリスク管理の手法としてのCDOの可能性を吟味する。最後に、American International Groupの破綻を念頭に、保険数学の一般的構造に基づいて生命保険と市場主義に関して考察し、21世紀における市場主義の行く末を問う。

日本OR学会中部支部ニュース 平成21年度 第1号

平成21年2月24日発行

内容

 [1] 2009年度日本OR学会中部支部・中部OR研究会  総会の開催
 [2] 第36回中部支部研究発表会のプログラム
 [3] 懇親会ご案内


[1]日本OR学会中部支部・中部OR研究会 総会ご案内
 日 時:平成21年3月21日(土)13時15分~13時45分
 会 場:中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)
     〒450-0002名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
     電話番号 052-581-9841

[2]第36回中部支部研究発表会のプログラム
 日 時:平成21年3月21日(土)14時00分~17時00分
 会 場:中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)

1. (14:00-14:13) ネットワーク上におけるM/G/1型施設の最適配置に関する研究
  ○濱口 知季, 中出 康一 (名古屋工業大学)

2. (14:13-14:26) 名古屋市におけるパトロールの最適巡回路
  青木ひと美, ○高木大輔, 具源龍, 鈴木敦夫 (南山大学数理情報学部)

3. (14:26-14:39) スクールバス配車計画の最適化と自動配車システムの作成
  ○上野礼子 (南山大学大学院数理情報研究科), 鈴木敦夫 (南山大学)

4. (14:39-14:52) 病棟看護師勤務シフトの自動作成に関する実際的研究
  ○青野愛 (南山大学大学院数理情報研究科), 鈴木敦夫 (南山大学)


休憩 (12分)


5. (15:04-15:17) LP最適化を実装したMRPロジックの開発とその効果に関する研究
   ○宇佐美雄司, 田村隆善 (名古屋工業大学)

6. (15:17-15:30) ライン停止時間を評価基準とした混合品種組立ラインにおける投入順序付け問題
  ○奥村 泰治, 田村隆善 (名古屋工業大学)

7. (15:30-15:43) 需要の季節変動と賞味期限をもつ商品の予測と在庫管理に関する研究
  ○坂口新太郎, 田村隆善 (名古屋工業大学)

8. (15:43-15:56) 生産指示平準化の効果に関する研究
  ○安永智裕, 田村隆善 (名古屋工業大学)


休憩 (12分)


9. (16:08-16:21) 局所モーメント法による多次元ノンパラメトリック密度推定法
  ○野呂拓矢, 日比野夏輝 (岐阜大学大学院工学研究科), 寒河江雅彦 (金沢大学人間社会研究域経済学経営学系), 金子美博 (岐阜大学工学部)

10.(16:21-16:34) 安定連打鍵ペアによる個人認証について
  ○山本琢, 金子美博 (岐阜大学工学部)

11.(16:34-16:47) 改良DEAHPへの上限制約の導入
  ○神藤啓太 (静岡大学工学部システム工学科), 関谷和之 (静岡大学工学部)

12.(16:47-17:00) ポーリングシステムを用いた無線通信ネットワークの解析
  馮 偉, ○高岡 弘幸 (名古屋工業大学)

13.(17:00-17:13) セルラ方式とアドホック技術を統合した無線通信ネットワークの性能解析
  馮 偉, ○新子 陽平, 荒井 崇史 (名古屋工業大学)

[3]懇親会
 日 時:平成21年3月21日(土)17時30分~19時30分
 場所:名古屋マリオットアソシアホテル 15階「パーゴラ」 
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅1-1-4 TEL:052-584-1140
 会費:5,500円
 申込み締め切り:3月13日(金)
 申込み先:中部品質管理協会 安田宛
    TEL:052-581-9841  FAX:052-565-1205
   E-mail:yasuda[at]cjqca.com

<会員の皆様へ事務局よりお願い>
今後、支部ニュースをEメールにて送付したいと思いますので、Eメールアドレスをお持ちの方は、中部品質管理協会内 日本OR学会中部支部事務局榊原(rie.sakakibara[at]cjqca.com)までアドレス登録のご連絡をよろしくお願い致します。

スケジューリング国際シンポジウム 2009

スケジューリング国際シンポジウム 2009の
フルペーパー締切まで,すでに1ヶ月を切りました.

多くの方からの投稿をお待ちしております.
よろしくお願い申し上げます.

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スケジューリング国際シンポジウム 2009
4th International Symposium on Scheduling

http://fujimoto.mech.nitech.ac.jp/iss2009/

共 催:(社)日本機械学会 生産システム部門
    スケジューリング学会
協 賛:精密工学会,システム制御情報学会,日本ロボット学会,
 日本経営工学会,日本工作機械工業会,PSLX コンソーシアム,
 日本オペレーションズ・リサーチ学会,日本設計工学会,砥粒加工学会,
 製造科学技術センタ,計測自動制御学会,品質管理学会,自動車技術会,人工知能学会

場 所:名古屋工業大学(名古屋市)
日 程:2009年 7月 4~6日

    フルペーパー締切   2009年 2月 2日 (アブストラクトはなし)
    採否通知       2009年 4月28日
    印刷用論文提出締切  2009年 5月29日
    事前参加登録締め切り 2009年 6月 3日

名古屋工業大学 中出 康一 
名古屋工業大学(466-8555 名古屋市昭和区御器所町)
社会工学専攻,都市社会工学教育類

OR学会中部支部協賛 第26回 東海ファジィ研究会のご案内

 日本知能情報ファジィ学会東海支部の恒例行事「東海ファジィ研究会」を下記要領にて開催します.会場を日間賀島と蒲郡に固定して定着をはかった企画も,26回目を迎えます.
 
 知多半島の先端に浮かぶ小島(日間賀島)で,ひととき都会の雑踏を離れ,新鮮な魚介類を堪能しながら,会員の交流を深めつつ,自身の研究を見つめなおす1泊研究会です.開催地は伊勢湾に浮かぶ小島ではありますが,名古屋駅から鉄道とフェリーのスムースな連結により,意外に交通の便がよいところですので,遠方の方も,お気軽にご参加下さい.

 多数の皆様方のご参加をお待ちしております.

 東海ファジィ研究会 幹事
     加納政芳(中京大学)
     川中普晴(三重大学)

第26回研究会 参加・発表募集要項
■主 催
 日本知能情報ファジィ学会東海支部

■協 賛(予定)
 日本知能情報ファジィ学会各支部・各研究会,
 日本経営システム学会,
 日本経営工学会中部支部,
 教育システム情報学会東海支部,
 日本オペレーションズリサーチ学会中部支部,
 コンピュータ応用技術協会

■開催日時
 2009年2月21日(土)~22日(日)

■会場
 日間賀島公民館(南知多町役場 日間賀島サービスセンター)
 愛知県知多郡南知多町日間賀島字永峰18 (日間賀島中学校・小学校の近くです)
 TEL:0569-68-2001
 地図:http://local.yahoo.co.jp/detail/spot/b154c6625fa0574f8910473e71686622/

■宿泊
 網元旅館 中平
 愛知県知多郡南知多町大字日間賀島字小谷42
 TEL: 0569-68-2013          URL: http://www.nakahei.gr.jp/

 日間賀島までの交通手段(例)
 電車の場合:
  ・新名古屋―<名鉄電車45分>―河和―<徒歩5分>―河和港―<高速船20分>―日間賀島西
  ・新名古屋―<名鉄電車52分>―内海―<バス30分>―師崎港―<高速船10分>―日間賀島西
  ・近鉄難波―<近鉄電車130分>―鳥羽―<徒歩5分>―鳥羽港―<高速船60分>―日間賀島西
  ・豊橋―<豊鉄バス90分>―伊良湖港―<高速船30分>―日間賀島西

■行事内容(予定)
【招待講演】
 「時系列データからの特徴的なパターンの発見(仮)」
 櫻井茂明 氏(株式会社 東芝 研究開発センター システム技術ラボラトリー)
 概要:時間情報が付随した大量の時系列データを容易に収集・蓄積できるよう
になり,時系列データに対するデータマイニング研究が活発化している.本講演
では,時系列データの中から時系列データを特徴付ける時系列パターンを効率よ
く発見する方法として,時系列パターンの有用性を評価する指標である系列興味
度及び,利用者の持つ背景知識の導入法を紹介する.また、これら手法に基づい
た応用例を紹介する.

【特別講演】
 「ファジィクラスタリングに基づくパターン認識-監視カメラによる駐車場の満空管理システム」
 市橋秀友 氏(大阪府立大学大学院工学研究科)
 概要:我々の提案していますファジィ識別器とその性能評価についてお話します.
6月に香港でありましたIEEE FUZZY-WCCI08でBest Paperに選ばれました.現在,
企業との共同研究で取り組んでいます.実システムへの応用もデモを交えて紹介します.

【チュートリアル講演】
 「ラフ集合論の基礎」
  中村剛士 氏 (名古屋工業大学大学院工学研究科)
  概要:「H20年度ファジィ学問塾」で講義させていただいた内容に基づいて
ラフ集合理論の基礎である「上近似,下近似」「縮約」「極小決定ルール」につ
いて例題を使って分かりやすく解説します.

【日程(予定)】
 2月21日(土)
  午前:チュートリアル講演
  午後:特別講演,一般講演
  夕方:懇親会
 2月22日(日)
  午前:招待講演,一般講演
  午後:一般講演

■講演論文
 発表者には,書式や必要部数等詳細な情報を「プログラム送付時」 にご連絡
いたします.なお,講演論文集は当日会場で行う簡易製本と,後日行う本製本の
2種類となります.当日は,簡易製本用(A4サイズ,両面印刷したもの,部数は
追ってご連絡いたします)と,製本用1部(片面印刷したもの)をご用意ください.

■参加費(予定)
 会員・非会員とも4,000円,ただし学生(大学院生を含む)は2,000円

■宿泊費(予定)
 1泊2食付き14,000円

■発表・参加申込み 
 2009年1月30日(金)までに,研究会ホームページよりオンライン登録を
お願いいたします.申込みはホームページ左側の「発表・参加登録」メニュー
より登録が可能です.オンライン登録ができない方は,お手数ですが研究会
幹事の加納まで以下の情報を記し,電子メールにてお送りください.
  ・参加者名(学生の場合,その旨明記願います)
  ・宿泊の有無(宿泊 or 日帰り)
  ・発表の有無(発表あり or 参加のみ)
  ・所属
  ・連絡先住所
  ・電話番号・FAX番号
  ・Email アドレス
  ・題目(参加のみの場合,不要)
  ・著者名(参加のみの場合,不要)
  ・発表者名(参加のみの場合,不要)
  ・キーワード(最大5個程度)

■お問い合わせ
 詳しい情報のお問合せについては,下記の研究会幹事までメールにてご連絡ください.
  加納政芳(中京大学,mkanoh[at]sist.chukyo-u.ac.jp)
  川中普晴(三重大学,kawanaka[at]elec.mie-u.ac.jp)

第36回日本OR学会中部支部研究発表会の講演募集のお知らせ

■ 研究発表会の概要
 日時: 平成21年3月21日 (土) 午後 (時間の詳細は未定)
 会場: 中部品質管理協会第1研修室
    名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)

■ 発表申し込み [申し込み締切: 2009年2月20日 (金)]  発表をご希望の方は、発表題目、発表者、共著者等、所属、E-mailアドレスを
ando[at]sys.eng.shizuoka.ac.jp
までお知らせください。発表時間は、おおむね質疑応答を含めて約15-20分を予定しております。

■ 発表原稿書式
 発表原稿は下記の書式に従って用意して下さい。
 ・A4サイズ4枚以内、天地左右のマージン各20mm以上。
 ・題名の後に、氏名、所属、住所、E-mailアドレスを記載すること。

■ 発表原稿の送付 [受付締切: 2009年2月28日 (金)]  発表原稿を PDF ファイルで、下記送付先までE-mailでお送り下さい。PDFファイルを作成する際には、以下の点にご注意下さい.
 ・使用したフォントは全て埋め込んで下さい.
 ・ファイルサイズはおおむね1MB以下にして下さい.

■ お問合せ先、及び、原稿送付先
  〒432-8561 浜松市中区城北3-5-1
  静岡大学工学部 安藤和敏
  TEL/FAX: 053-478-1263
  E-mail: ando[at]sys.eng.shizuoka.ac.jp

工場見学会および講演会のご案内

1.講演会と工場見学会

日時は、12月9日(火)14:30~17:00です。

(1)講演会 14:30~15:30
講演者:河野 義信 氏(名古屋製鐵所 生産技術部マネージャー)
講演題目(2件):
①「省エネ法改正に伴う鉄鋼物流の対応」 
②「鉄鋼物流における制御技術の適用について」
(2)工場見学会 15:30~17:00
 見学先:新日鐵名古屋製鉄所
(地図は添付ファイルを参照してください)

2.講演会
日時:12月20日(土)午後2時~4時頃

主催:日本ロジスティクスシステム学会中部支部
協賛:日本経営工学会中部支部・日本OR学会中部支部

講演者:黒田 充 先生(青山学院大学名誉教授)
講演題目:
「サプライチェーン・マネジメント研究の展望-とくに情報共有の視点から-」
場所:愛知工業大学本山キャンパス第1講義室
名古屋市地下鉄 東山線本山駅下車(本山交差点南西角)
 申込み:必要ありません

====================以下 案内 ==========================

工場見学会および講演会のご案内

1. 「鉄鋼のロジスティクス」に関する講演会および工場見学会
 主催:日本経営工学会中部支部
協賛:日本ロジスティクスシステム学会中部支部・日本OR学会中部支部
 
講演会と工場見学会を併せて行います。
日時は、12月9日(火)14:30~17:00です。
(1)講演会 14:30~15:30
講演者:河野 義信 氏(名古屋製鐵所 生産技術部マネージャー)
講演題目(2件):
①「省エネ法改正に伴う鉄鋼物流の対応」 
②「鉄鋼物流における制御技術の適用について」
(2)工場見学会 15:30~17:00
 見学先:新日鐵名古屋製鉄所

日時:12月9日(火)14:30~17:00
集合場所:新日鐵名古屋 見学者ホール
現地集合でお願いします。
・ 徒歩:名鉄常滑線 新日鐵前駅から徒歩10分程度(地図をご参照下さい)
・ タクシー:名鉄常滑線 太田川駅(タクシーで会場名をご指示下さい)
募集人数:25名打ち切り(先着順)
参加申込:勤務先と御名前を明記のうえ、FAXかE-mailで下記へお申込み下さい。
   申込先=名古屋工業大学 経営システムプログラム 田村隆善 
       FAX 052-735-5390、 E-mail tamura.takayoshi[at]nitech.ac.jp
参加申込締切日:11月29日(土)午後5時まで。
注意:同業他社の見学は、お断りとさせていただきます。ご容赦下さい。

2.講演会
主催:日本ロジスティクスシステム学会中部支部
協賛:日本経営工学会中部支部・日本OR学会中部支部

講演者:黒田 充 先生(青山学院大学名誉教授)
講演題目:
「サプライチェーン・マネジメント研究の展望-とくに情報共有の視点から-」
日時:12月20日(土)午後2時~4時頃
場所:愛知工業大学本山キャンパス第1講義室
名古屋市地下鉄 東山線本山駅下車(本山交差点南西角)
 申込み:必要ありません
 講演要旨
サプライチェーン・マネジメントは産業界において管理概念として確実に定着しているように思われます。一方、サプライチェーン・マネジメント研究(以後、SCM研究と呼称します)という言葉は馴染みがなく、何を指すのか、その研究成果は現実問題解決にとっていかなる意味を持っているか、は理解されていないのが、現実です。本講演では、世界におけるSCM研究を情報共有という視点から紹介し、研究者にはSCMが投げかける研究上の課題を、実務家には研究結果が示す意味を理解していただけるような話をしたいと考えています。
たとえば、工場から多数の市場へ向けて複数の配送センターを通して出荷するサプライチェーン・ネットワーク上の製品在庫や中間製品在庫をどこでどれだけ保有すればよいかという問題は一般的なものですが、どの情報を共有するべきか、共有した情報をいかに利用するか、情報を取得する費用やシステムの維持費用がどのくらい掛かるか、また製品を輸送する手段やその費用によって答えは変わります。さらに、デカブリングポイントを選択できる場合は問題はさらに複雑になります。現実の問題に直面している実務家でその見通しをはっきり持てる人は少なくないと思いますが、このようなモデルの構築例を知れば、おそらく見通しは一変するのではないかと想像します。
いま述べたようなモデルはわかりやすいものですが、モデルには抽象的なものから具象的なものまで様々のレベルものがあり、世界の研究者はサプライチェーン全体のパーフォーマンスの改良を目指して研究を進めているという実情を少しでも理解していただければと思っています。
懇親会:ご講演の後、忘年会を兼ねた懇親会を黒田先生にもご参加いただいて開催する予定です。皆様のご参加をお待ちしております。なお、会場準備の都合がありますので、懇親会ご参加の方は、勤務先と御名前を明記のうえ、FAXかE-mailで下記へお申込み下さい。場所は、名古屋駅近辺を予定しております。
・懇親会申込先=名古屋工業大学 経営システムプログラム 田村隆善 
FAX 052-735-5390、 E-mail tamura.takayoshi[at]nitech.ac.jp
・申込締切日:12月18日(木)午後5時まで

日本OR学会中部支部ニュース平成20年度第4号

日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部講演会のご案内
“オペレーションズ・リサーチによるキャンパス事務の効率化”

キャンパス事務におけるオペレーションズ・リサーチ(OR)の活用と成果についての講演会を開催いたします.
南山大学ではOR手法を用いた事務作業の効率化に大きな成果を上げ,ORがきわめて有効な問題解決の手法であることを実地に示してきました.
本講演会では,南山大学でOR手法を用いた事務作業の効率化に携わり,成果を上げてこられた方方御自身によるお話をいただきます.また,実際に使用されたプログラムも実行させながら紹介されます.
南山大学は,このORの活用によって,INFORMSフランツ・エーデンルマン・ファイナリスト賞を受賞し,また,日本OR学会から2007年度に実施賞を授与されるなど,国内外において高く評価されています.近年,企業等におけるORの社会的な認知度が低くまた実際の問題解決には役に立たないのではないかとも言われていますが,OR手法の進展には目を見張るものがあり,実地に活用され成果が上げられています.
多数の方々に,講演会に参加していただき,OR手法の有効性を確認していただくと共に,職場における問題解決に活用していただくための一助としていただきたく存じます.出席をいただける場合は,下記のメイルアドレス宛その旨を事前に連絡いただければ幸いに存じます.

なお,講演会終了後に開催されます懇親会(忘年会)へのご参加も頂きたく宜しくお願い申し上げます.

主催:日本OR学会中部支部
共催:中部OR研究会

講演会 講演者,概要,開催日時,場所
 日時:平成20年12月13日(土)13:30~16:30
 場所:第2豊田ビル西館8階
 中部品質管理協会 第1研修室(下記の地図を参照下さい)
 電話:052-581-9841
 住所:名古屋市中村区名駅4-10-27
 出席連絡先メイルアドレス:安田照美
 
 講演者:西尾 雅樹( 南山大学図書館 )

題目:講読を停止する学術雑誌の選択方法について
概要:ここ10年以上もの間、欧米の学術雑誌の価格は毎年10数%程度も上昇の一途をたどっている。一方で南山大学の図書館の予算は増額されるどころか,むしろ削減されており,その結果,学術雑誌の購入予算が図書館予算の中で占める割合が急速に増加し,書籍の購入予算に影響を与えるまでになっている.図書館では,教員に必要性の低い学術雑誌の購入停止を呼びかけ,過去何回か,購入停止のためのアンケートも行ってきた.ところが、ただ個々の雑誌の必要度を問う形式のアンケートであり、申請可能なタイトル数や購入価格による選別などの設定をしていなかったため,必要な予算削減をするのに十分な数の学術雑誌を購入停止できなかった.2005年から南山大学プロジェクトNに発表者が参加し,オペレーションズ・リサーチを用いた対策案を策定し実行した.ここではその事例を紹介する.この対策案は,各教員に満足度ポイントを公平に与え,それにもとづく購入停止雑誌の選択の枠組みを構築,オペレーションズ・リサーチの手法に基づいて,教員の満足度を最大にする購入雑誌の選択を行うものである.講演では,Excelのソルバーを用いて作成したプログラムも実行して紹介する予定である.

講演者:近藤 健司( 南山大学キャリア支援室,現在,南山大学事務システム課 )

題目:インターンシップ報告会のスケジューリングの自動化について
概要:南山大学では,独自の学生のインターンシッププログラムを持っている.そのプログラムの中で最も重要なのが,学生がインターンシップの成果を発表する報告会である.
2007年度は総勢228名の学生がインターンシップを行い,名古屋キャンパス,瀬戸キャンパスの両キャンパスで3日間に渡って報告会が行われた.2006年度までは,このインターンシップ報告会のスケジューリングは手作業で行われていたが,2007年度は発表者が参加していたプロジェクトNでこの自動化に取り組み,自動化プログラムの作成にユーザーの立場から参画した.自動化プログラムは2007年度にプロトタイプが完成し,2008年度にも利用されている.この自動化プログラムにより,従来は手作業で1日かかっていた作業が30分程度でできるようになった.また,1回の作成にかかる時間が1分以内なので,必要な修正も何回でも行え,学生の都合なども十分に取り入れたスケジュールの作成ができるようになった.
講演では,プログラムを実際に実行させ,紹介する予定である.

講演者 伊藤 真司( 南山大学入試課 )

題目 入試監督の自動割当プログラムについて
概要 南山大学では,一般入試の監督割当は,2003年度まではほとんど手作業で行われていた.
志願者確定から試験実施までの多忙を極める1週間の間に、監督割当の対象となる教員、事務職員、大学院生あわせて300人以上の様々な条件を考慮して割当を実施しなければならず、時にはその作業が深夜にまでおよぶこともあった。これに対して,執行部の要請で,2004年度からはオペレーションズ・リサーチの手法を用いた自動化プログラムを導入し,2008年度入試までその自動化プログラムが用いられている.その結果,手作業では時には3日間以上かかっていた作業が,割当には1分,確認作業を入れても30分でできるようになり,業務が劇的に効率的になった.現在は入試業務での他の作業の割当の自動化にも取り組んでおり,さらに業務を効率化する予定である.ここでは,この自動化プログラムをユーザーの立場から紹介する.2008年度の例をもとに実際の割当の作成作業も紹介する予定である.

懇親会 開催日時,場所,会費
日時:平成20年12月13日(土)17:00~18:45
場所:名古屋マリオットアソシアホテル 15階「パーゴラ」
会費:6千円
申込締切:12月5日(金)
懇親会に参加される場合は,予約の都合上下記宛,予めお知らせ下さい.
申込み先:中部品質管理協会 安田宛 E-mail:yasuda[at]cjqca.com
    TEL:052-581-9841  FAX:052-565-1205

日本OR学会中部支部ニュース平成20年度第3号

<内容>
1.第5回日本OR学会中部支部シンポジウム
   「インターネット時代のゲーム理論」
  2008年9月5日(金)13:10-16:50,第二豊田ビル(西館)8階第1会議室
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1.第5回日本OR学会中部支部シンポジウムのご案内

  ゲーム理論は従来,経済学的・経営的なモデルを分析するために主に用いられてきましたが,現在では,行動科学,政治学,生物学,論理学などの幅広い学問分野においても重要な分析手法として位置付けられています.特に近年におけるインターネットの普及によって,ネットワーク・ルーティングやインターネット・オークションなどをゲーム的状況として捉えた研究も盛んに行なわれるようになり,ゲーム理論と情報科学との関連が注目を集めています.

  本シンポジウムではゲーム理論と情報科学との学際領域で活躍する研究者に講演してきただき,この研究分野における最新の成果を分かりやすく解説していただくとともに,この研究分野のさらなる発展に寄与することを目的とします.新しい時代におけるゲーム理論に関心を寄せる多くの皆様方のご参加をお待ち申し上げております.

主催 :日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部
共催 :中部OR研究会
協賛 :日本経営工学会中部支部,中部品質管理協会,日本品質管理学会中部支部
後援 :社団法人中部産業連盟
日時 :2008年9月5日(金)13:10-16:50
会場 :第二豊田ビル(西館)8階第1会議室(愛知県名古屋市)
参加費 :無料
お申し込み :シンポジウムへの当日受付は可能ですが,参加人数把握のため,出来る限り事前に申し込みをお願いします.下記問い合わせ先まで E-mail でお申し込み下さい.
懇親会 :シンポジウム終了後に懇親会を開催致します。懇親会は,会場予約の都合上,事前申し込みとさせて頂きます. 2008年8月31日(日)までに,下記問い合わせ先までE-mail でお申し込み下さい.

*詳細は,Webページ をご覧下さい.

プログラム

■ 13:10-13:15 開会挨拶

■ 13:15-14:00 講演1「無秩序の代償(price of anarchy)の理論入門」伊藤大雄氏(京都大学)

■ 14:10-14:55 講演2「ナッシュ均衡計算の複雑さ」岡本吉央氏(東京工業大学)

■ 15:05-15:50 講演3「インターネットオークションの理論(基礎)」渡辺隆裕氏(首都大学東京)

■ 16:00-16:45 講演4「インターネットオークションの理論(応用)」横尾真氏(九州大学)

■ 16:45-16:50 閉会挨拶

お問い合わせ
静岡大学工学部 安藤和敏
TEL/FAX: 053-478-1263,E-mail: ando[at]sys.eng.shizuoka.ac.jp