日本OR学会中部支部ニュース2011年度第3号

[1] 日本OR学会中部支部研究会のお知らせ

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[1] 日本OR学会中部支部研究会のお知らせ

南山大学 オープンリサーチセンター 「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」(代表者 伏見正則南山大学客員教授)と共催

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■日時:2011年6月18日(土)12:45~17:50
■場所:南山大学名古屋キャンパスR棟1階フラッテンホール
     〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
     Phone/052-832-3111(代表)
     地図は以下のWEBページをご覧ください.
     http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html#01
■問い合わせ先:南山大学数理情報研究センター
     〒489-0863
     瀬戸市せいれい町27番地
     Phone/0561-89-2081
     E-mail/suuri-common[at]nanzan-u.ac.jp
■主催:南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター
    オープン・リサーチ・センター
     共催:南山学会
    日本オペレーションズ・リサーチ学会中部支部
■プログラム
<12:45-12:55>
文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」,
「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」
研究プロジェクトについて 
研究プロジェクト代表者 伏見 正則氏(南山大学客員教授)

<12:55-14:15> 【Session 1】
1-1「道路形状及び目印の配置を考慮した略地図生成手法」
     竹内 真樹氏(中央大学大学院理工学研究科)
1-2「2階建てオープンバスから見た都市景観の分析」
     飯田 マリ氏(筑波大学大学院システム情報工学研究科)
1-3「ひったくり危険度予測システムの研究と試作-ニューラルネットワークを用いて-」
     菱田 健斗氏(南山大学数理情報研究科)
1-4「プローブデータを用いた自動車旅行時間のばらつきの分析」
     三浦 英俊氏(南山大学情報理工学部教授)

<14:30-15:50> 【Session 2】
2-1「山アテ道路景観の地域比較分析-筑波山を対象として-」
     高森 賢司氏(筑波大学大学院システム情報工学研究科)
2-2「円盤都市におけるn方向距離の分布」
     鵜飼 孝盛氏(南山大学数理情報研究科,数理情報研究センター博士研究員)
2-3「高校バレーボールにおける選手の評価とチーム力の分析」
     長野 光氏(中央大学大学院理工学研究科)
2-4「マルチエージェントモデルを用いたシミュレーション-瀬戸キャンパスG棟における避難問題-」
     山内 まり惠氏(南山大学数理情報研究科)

<16:10-17:50> 【Session 3】
3-1「スポーツ振興くじの指定試合無開催時の期待値」
     須崎 政文氏(南山大学数理情報研究センター客員研究員)
3-2「首都圏鉄道網における座席配分問題について」
     山下 翔一氏(中央大学大学院理工学研究科)
3-3「デマンド型交通の導入状況とその成立条件に関する理論的考察」
     長谷川 大輔氏(筑波大学大学院システム情報工学研究科)
3-4「交通量の分散を目指した工事計画決定のモデル化」
      小市 俊悟氏(南山大学情報理工学部講師)
3-5「首都圏鉄道における旅客流動の再現と運行スケジュールの評価」
     松本 徹朗氏(中央大学大学院理工学研究科)

<19:00-21:00>
懇親会(懇親会に参加される場合のみ懇親会費が必要となります.懇親会費:6,000円程度を予定)
会場は当日ご案内いたします.懇親会にご参加の方は,数理情報研究センター
(suuri-common[at]nanzan-u.ac.jp)宛てにメイルでご連絡ください.

日本OR学会中部支部ニュース2011年度第2号

[1] 日本OR学会中部支部研究会のご案内

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[1] 日本OR学会中部支部研究会のご案内

今回は,南山大学 オープンリサーチセンター 「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」(代表者 伏見正則南山大学特任教授)と共催いたします.
 
■日時: 2011年6月18日(土)13時より18時(予定)
■場所: 南山大学 名古屋キャンパス R棟1階フラッテンホール
 
研究会終了後,南山大学オープンリサーチセンターと合同の懇親会を行います.
参加ご希望の方は,南山大学数理情報センター 鵜飼先生(ukai[at]nanzan-u.ac.jp)まで事前にご連絡ください.
発表者の詳細については,決まり次第WEB上でお知らせいたします.

2010年度特別講演報告

3月5日13時半より中部支部では,研究発表会に先立ちまして,本告光男先生の特別講演「今,話しておきたいこと ―台風防災ゲームをめぐって―」を開催しましたので報告します.

ご講演では,中部電力での防災管理に関しまして,伊勢湾台風を契機に実際的な防災訓練が必要であると考えるようになったこと,そのために「台風ゲーム」と名づけたゲーミング的台風防災訓練を提案し実行したこと,これによってこれまでの防災訓練より実質的で効果的な訓練が実施できたということをお話していただきました.

この台風ゲームを具体的に説明しますと,ゲーム参加者を2チームに分けて,まず審判が台風情報を各チームに伝えた後,それそれのチームは別途あらかじめ研究しておいた対応パターンから3つのモデル(下図参照)を作成して推定したものを審判に報告する.最終的には反省会にて,そのモデルの妥当性や効果を考察するというもので,本番さながらの真剣な行動をとることが求められました.

<参考イメージ>
    →     情報(仮想台風)       → 
審判                            各チーム
    ←  報告(台風・被害・復旧モデル) ←

最後に先生が言われた,
「時代が変わっても,実際に参考になるのではないでしょうか? 現実社会ではORの分野で役に立っているのはこんな泥臭い話ではないでしょうか?」
と言う言葉は心に残るものでした.
確かに,昨今の組織・会社のミスや不備というものは,ゲーム(的な準備)であらかじめ対処しておけば,いい知恵が出るのではないかということを教えていただきました.

 本告先生

その後,支部研究発表会が催されました.発表は昨年度より増えて,全部で16件でした.

 研究発表会

日本OR学会中部支部ニュース2011年度第1号

[1] 日本OR学会中部支部,中部OR研究会総会のご案内
[2] 日本OR学会中部支部特別講演および研究発表会のお知らせ

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[1] 日本OR学会中部支部,中部OR研究会総会のご案内

日時:2011年3月5日(土)12:50-13:20
会場:中部品質管理協会 第1研修室
     〒450-0002 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)
 
議案
 (1) 2010年度事業報告
 (2) 2010年度決算報告
 (3) 2011年度事業計画
 (4) 2011年度予算
 (5) 2011年度役員選出
 (6) その他

[2] 日本OR学会中部支部特別講演および研究発表会のお知らせ

日時: 3月5日(土)13:30-19:00
会場: 中部品質管理協会 第1研修室
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)

特別講演
 13:30-14:30 本告光男先生「今,話しておきたいこと ―台風防災ゲームをめぐって―」
講演概要:
近年,地震をはじめ,台風・集中豪雨,土石流などの気象災害,鉱山の爆発事故などの災害が多く発生し,その防災対策の話題を聞く事が多くなりました.それぞれの防災訓練の話題もその一つです.中部電力は昭和34年の伊勢湾台風の後,昭和36年に大がかりな台風防災ゲームによる,管理職の判断力を養うための訓練,及び台風対策の点検を実施しています.この防災ゲームの内容については,ORグループが独自の課題として,研究を進めていた台風防災ゲームの構想が採用されました.この防災ゲームの企画・構成,システム作りを私達ORグループが担当し,訓練の中心的役割を果たしました.War Gameは一般に知られていますが,防災訓練にゲームの型を採用した事例はまだ見かけたことがありません.いささか古い事例ですが,現在行われている各方面の防災訓練とは異なり,災害時の指揮者の判断力を直接養う方法,及び防災対策の状況をチェックする方法としては,有力な手段であると確信しています.私が挑戦してきたORの問題のうち,最大規模の仕事でした.このゲームの目的,条件,モデルの概要,実施した効果などについて説明します.各方面の防災対策に少しでも参考になれば幸いです.
第38回中部支部研究発表会プログラム
(1) 14:40-14:55 最小費用全域木ゲームのShapley値のサンプリングによる近似
    ○鈴木康介,安藤和敏(静岡大学)
(2) 14:55-15:10 行列解析法を用いたIEEE802.16無線通信ネットワークの性能解析
    ○上田晋大,馮偉(名古屋工業大学)
(3) 15:10-15:25 基点在庫政策の下で複数個の製品を要求する需要の待ち時間分布の解析
    ○森田直明,中出康一(名古屋工業大学)
(4) 15:25-15:40 事前需要情報をもつM/D/1型基点在庫システムにおける最適需要リードタイム
    ○横澤史織,中出康一(名古屋工業大学)
               ====
(5) 15:45-16:00 キーストロークダイナミクスによる個人認証のための新たな非類似尺度の提案
    ○金原有志,塩見雄太,金子美博(岐阜大学)
(6) 16:00-16:15 キーストロークダイナミクスによる個人認証のための効果的なデータ収集について
    ○塩見雄太,金原有志,金子美博(岐阜大学)
(7) 16:15-16:30 知財訴訟判例文書からの情報抽出とそれを利用した
                   知財訴訟判決が与える経済的影響の分析

    ○野中尋史,酒井浩之,増山繁(豊橋技術科学大学)
(8) 16:30-16:45 瀬戸市周辺の交通分析 ~瀬戸キャンパスの利便性の向上~
    ○大原良介,腰塚武志(南山大学)
               ====
(9) 16:55-17:10 プロジェクト選定結果に対する可変ウエイト法による検証
         —2011年度支部事業選定を例として—

    ○松野修治,関谷和之(静岡大学)
(10) 17:10-17:25 Minimization of the Discarded Optional Sub-tasks and the Realization of the Overall Processing Result for the Task Assignment and Scheduling by Imprecise Computation
    ○Wyne Wyne Kywe and Kazuhito Murakami (愛知県立大学)
(11) 17:25-17:40 自動車産業におけるコスト低減を目的とした型式数削減手法
    ○六瀬真之,脇坂賢,増山繁(豊橋技術科学大学)
(12) 17:40-17:55 終端駅における列車発着スケジュールの自動作成に関する研究
    ○脇坂賢,増山繁(豊橋技術科学大学)
               ====
(13) 18:00-18:15 商品の最適価格決定問題について
    ○野々垣壇,鈴木敦夫(南山大学)
(14) 18:15-18:30 ホームセンターにおける最適人員配置
    ○成田翔一,鈴木敦夫(南山大学)
(15) 18:30-18:45 組込みシステムにおけるスケジューリングテーブル作成法
    ○杉山太一郎,田中勇真(名古屋大学),橋本英樹(中央大学),柳浦睦憲(名古屋大学)
(16) 18:45-19:00 重み付き最大独立集合問題に対する大規模な近傍を用いた局所探索法
    ○糸柳順慈(名古屋大学),橋本英樹(中央大学),柳浦睦憲(名古屋大学)

(特別講演,研究発表会とも参加費は無料です.また,プログラムにおいて○印は発表者です.)
 
懇親会 19:15-21:15
 会場: 名古屋マリオットアソシアホテル15階「パーゴラ」
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅1-1-4 TEL052-584-1101
 会費: 5,500円
 申込締切: 2月25日(金)
 申込方法: 件名を「日本OR学会中部支部懇親会申し込み」として,本文に氏名,所属,連絡先を
         明記して yasuda[at]cjqca.com 宛に電子メールにてお申し込み下さい.
         TEL052-581-9841 安田
 
問い合わせ先:名古屋大学 柳浦睦憲
    chubu-happyo-201103[at]al.cm.is.nagoya-u.ac.jp

中部ORサロン報告

2011年1月27日(木)午後1時半より中部ORサロンが開催されました.
今回の会場はウインクあいち(愛知県産業労働センター)15階の愛知県立大学サテライトキャンパスをお借りすることができました.

コーディネータの高井 英造氏((株)フレームワークス)のご挨拶のあと,1件目に南山大学の鈴木 敦夫教授から「ホームセンターのサービス・イノベーション ―最適品揃えとシフト自動作成―」を,2件目に(株)ジェネックスパートナーズの高橋 勇人氏から「顧客満足と成長率1位の秘密 ―回転寿司「スシロー」のサービス・イノベーション―」をレクチャーしていただきました.

聴衆鈴木先生の講演では,ホームセンターでの商品陳列,従業員シフト作成における問題をいかに解決していったかを,高橋氏の講演では,スシローがいかに同業者と異なる戦略で業界1位になったかをどちらも約1時間にわたってたっぷり話していただけました.さらにそれぞれのあとに,30分ほどをかけての意見交換の時間がとられました.
いずれのお話も東京地区で行われたORサロンのアンコール講演ではありましたが,高井氏によると初回よりも盛況で活発な意見交換が行われたとのことで,中部地区の参加者の『ORの実践』への関心の高さが感じられました.

今後もこのようなイベントが開催されることが望まれると感じました.
   (文:広報幹事)

鈴木せんせい 鈴木先生

高橋氏 高橋氏

2010年12月11日(土)の日本OR学会中部支部講演会の報告

開催日時: 2010年12月11日(土)14時30分〜16時40分
場所: 中部品質管理協会

去る平成22年12月11日(土)に支部講演会が開催され、今年度をもって現職を退職される愛知工業大学の大野勝久先生と名古屋工業大学の田村隆善先生にご講演頂きました。先生方からは、これまでの研究遍歴や最新の研究成果だけではなく、研究者としての心構えについてもお話し頂き、特に若手・中堅の研究者にとって、研究生活を続けていく上でのよきアドバイスとなりました。


題目:  さすらいの研究遍歴
講演者: 大野 勝久先生 ( 愛知工業大学 )sIMGP8808
講演概要: 「研究放浪記」と題する講演資料に沿って、先生の40年以上にわたる研究遍歴について思い出話を交えてお話いただきました。大野先生は、大学院終了後、企業へ就職されましたが、その後研究者としての道を歩まれることになり、以来、交通に関する研究、不確実性のある最適化問題、生産・物流システムへの適用など幅広い分野の研究に携わってこられました。最後に、研究持続の心構えとして貴重なお言葉を頂きました。面白いと思ったことを続けていくことが重要で、とことんつきつめてひらめくと面白さがわかることを信じて研究を楽しむ余裕を持つことが必要であるとのことでした。

題目:  混合品種ラインへの製品投入順序付け問題
講演者: 田村 隆善先生 ( 名古屋工業大学 )sIMGP8821
講演概要: 田村先生の研究歴のご紹介に続いて、混合品種ラインへの製品投入順序付け問題に対する最新の研究成果についてご報告頂きました。この問題において従来から使われてきた負荷平準化や過負荷最小化といった評価尺度は、ライン停止時間との相関がそれほど高くないという問題点を指摘され、新しい評価尺度の導入による改善についてご報告頂きました。最後に、よい研究者になるには、基礎学力を養うこと、専門性の追求、議論できる研究仲間が必要であり、やはり、何より研究を楽しむことが重要であるとのことでした。

sIMGP8810

日本OR学会中部支部ニュース2010年度 第6号

平成22年12月15日

[1] 中部支部研究発表会講演募集のご案内
[2] 中部ORサロン開催のご案内

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[1] 中部支部研究発表会講演募集のご案内

以下の通り第38回中部支部研究発表会を開催いたします.多くの皆様からのご発表のお申し込みをお待ちしております.

日時: 3月5日(土)14:40-18:00 (予定)
会場: 中部品質管理協会 第1研修室
名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)

当日は同会場にて本告光男先生による特別講演「今、話しておきたいこと」
を 13:30-14:30 に予定しております.

■■重要日程■■
 発表申し込み締切: 2011年1月14日(金)
 発表原稿提出締切: 2011年2月18日(金)

発表申し込み
 発表を希望される方は,電子メールにて,件名を「第38回中部支部研究発表会申し込み」として,
  1) 発表題目
  2) 著者氏名と所属
  3) 発表者氏名
  4) 連絡先 E-mailアドレス,電話番号
 を以下の発表申し込み用E-mailアドレス宛てにお送り下さい.

発表資格
 論文著者のいずれかがOR学会員であること.

発表原稿書式
 発表原稿は下記の書式に従って用意して下さい.
  ・A4サイズ4ページ以内,天地左右のマージン各20mm以上.
  ・題名の後に,氏名,所属,住所,E-mailアドレスを記載.

発表原稿の送付
 発表原稿を PDF ファイルで以下の送付先までE-mailでお送り下さい.
 PDFファイルを作成する際には,以下の点にご注意下さい.
  ・使用したフォントは全て埋め込んで下さい.
  ・ファイルサイズはおおむね1MB以下にして下さい.

発表申し込み・原稿送付先,問い合わせ先
名古屋大学 柳浦睦憲
      chubu-happyo-201103[at]al.cm.is.nagoya-u.ac.jp

備考
 発表時間については,質疑応答を含めて約15-20分を予定しております.
 ただし,申し込み件数に応じて発表時間や研究発表会終了時刻を変更する可能性があることをあらかじめご了承下さい.

[2] 中部ORサロン開催のご案内

コーディネータ:高井 英造氏((株)フレームワークス)
主として企業人の会員の方々を対象とする「ORサロン:レクチャー・シリーズ」のテーマは昨年に引き続きサービス・イノベーションを取り上げます.特に,今年は顧客満足度と企業成長に注目したいと考えています.中部ORサロンでは次の2件のご講演をアンコール開催いたします.是非,多くの方にご参加いただき,意見交換を行いたいと思います.

講演1

テーマ:ホームセンターのサービス・イノベーション
    ―最適品揃えとシフト自動作成―
講 師:南山大学情報理工学部 鈴木 敦夫教授

講演要旨
不透明な経済状況の続く中で,将来にわたる売上増が期待しにくい流通業においては,継続的な業務改善,売上の維持とコスト削減に取り組む必要があります.このような状況において,いかにして顧客満足を維持向上させ,サービスの差別化をはかるかが重要な課題となりますが,中部地方を拠点とする大手ホームセンターでは,南山大学情報理工学部鈴木研究室との共同研究によって,毎年重要な業務改善を継続的に実現しています.この実務的な研究の5年間の成果と改善のエッセンスを,研究を指導して来られた鈴木教授に紹介していただきます.

講演2

テーマ:顧客満足と成長率1位の秘密
    ―回転寿司「スシロー」のサービス・イノベーション―
講 師:株式会社 ジェネックスパートナーズ 高橋 勇人氏

講演要旨
激戦のレストランチェーン業界にあって,顧客満足度1位を保持し,驚異の成長を誇る回転寿司チェーン「あきんどスシロー」の経営の秘密も,絶えざるサービス・イノベーションにありました.スシローのエクゼクティブアドバイザーとして本社に常駐し,次々と打ち出されるイノベーション・プロジェクトを支えてきたGENEXパートナーズの高橋勇人シニアクライアントパートナーに登場いただき,その歴史と舞台裏,ITやデータを駆使した店舗マネジメント,企業文化の一部として根付いた「寺子屋式コンサルティング」など,興味深い話題満載のご講演を頂きます.

日 時:2011年1月27日(木)
    13:00~13:30 プレネットワーキング(コーヒーをお出しします)
    13:30~14:40 ご講演1(鈴木教授)
    14:40~15:20 質疑,意見交換
    15:20~15:30 休憩
    15:30~16:40 ご講演2(高橋氏)
    16:40~17:50 質疑,意見交換 ネットワーキング
会 場:ウインクあいち(WINC AICHI)(愛知県産業労働センター)15階
    愛知県立大学サテライトキャンパス http://www.winc-aichi.jp/
    愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38 (名古屋駅徒歩2分)

参加費:賛助会員:3名まで無料,4人目以降は1,000円(会場にて集金)
    個人会員:無料,一般非会員:1,000円(会場にて集金)
    学生非会員:正会員の先生の紹介があれば無料
参加人数:50名程度で締め切ります.ホームページ等でお伝えします.
締 切:01月20日(木)

申込方法:参加人数制限のため,E-mail(salon@orsj.or.jp)による参加申し込みと
させていただきます.参加ご希望の方は下記メールアドレス宛にお申込み下さい.
これ以外のアドレスではお申し込み出来ません.参加費は当日会場で集金いたしま
す.申し込みにあたっては,必要事項を必ずご明記下さい.
  1.ORサロンの開催日,  2.お名前,  3.所属組織・部署名,
  4.会員種別(個人正会員,学生会員,賛助会員,一般非会員,学生非会員),
  5.連絡先住所,  6.TELまたはFAX番号

日本OR学会中部支部ニュース2010年度 第5号

平成22年11月15日

[1] OR学会中部支部講演会と忘年会開催のご案内

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OR学会中部支部講演会と忘年会開催のご案内

下記のように,支部講演会と忘年会を開催いたします.ふるってご参加頂きたくお願い申し上げます.
忘年会につきましては,当日申し込みも可能ですが,予約の都合上出来る限り事前に申し込んでいただければ幸いです.

支部講演会

日時:平成22年12月11日(土)14時30分~16時40分
場所:中部品質管理協会
〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目10番27号(第二豊田ビル西館8階)

◆さすらいの研究遍歴
講演者: 大野 勝久先生 ( 愛知工業大学 )
講演概要: 卒論、修論から始まり、足の向くまま気の向くままに続けてきた研究を、この機会に振り返ってお話ししたい。

◆混合品種ラインへの製品投入順序付け問題
講演者: 田村 隆善先生 ( 名古屋工業大学 )
講演概要: 混合品種ラインは自動車やプレハブ住宅など大物製品の 組立に使われているライン生産方式の一つです。本報告では混合品種ラインへの製品投入順序付け問題の概要、従来から使われてきた負荷平準化や過負荷(utility work)最小化といった評価尺度の問題点、新しい評価尺度の提案などについて報告致します。
 

支部忘年会

日時:平成22年12月11日(土)17時~18時45分
場所:パーゴラ
会費:6千円
事前申し込み先:中部品質管理協会 安田 yasuda[at]cjqca.com

21年度ワークショップ報告

11月4日(木)の13:30-17:30と長丁場で,OR学会中部支部ワークショップが開催されました.今回は,株式会社数理システムの佐藤 誠氏に,数理システムが開発した数理計画法のソフトウェアNUOPTを用いて,実際問題を解決する方法を解説していただきました.受講者1人に1台ずつPCが用意され,ハンズオンでの講座でした.

まず,デモファイルの体験から始まりました.広告費用の割り当て問題を例にとって,家具の広告をメディアに割り当てる問題の最適化ソリューションについて実習しました.

ただ答えを出すことが重要なのではなく,大事なのは
モデル化 > プロトタイピング >> 検証 >>> システム化
と流れる作業であることがよくわかりました.

つぎに,実際にNuoptを使ってみるということで,

  • 油田の運転計画
    外部入力ファイル、添え字、問題をクリアすればレベルアップ
  • 倉庫経由配送計画
    デポ廃止を整数制約として導入する

の2つの事例を実習させていただきました.

適宜休憩を入れながら,2名のフロア補助のヘルプが付きましたので,ほとんど受講者の方は迷うことなくついていけたのではないでしょうか.また最後に紹介された,将棋連盟の対戦表作成の事例も興味深いものでした.

ML入会・退会のお問い合わせについて

日本OR学会中部支部では,現在メールで関連する情報をお送りしております.

 ・新たにメールで情報をお受け取りになりたい場合
 ・これまでメールを受け取っていて,リストから外れたい場合

などありましたら,下記のお問い合わせまでご連絡してください.
よろしくお願いします.

メールによるお問合せ先
事務局 chubu-admin[at]orsj.or.jp