日本OR学会中部支部ニュース2011年度第1号

[1] 日本OR学会中部支部,中部OR研究会総会のご案内
[2] 日本OR学会中部支部特別講演および研究発表会のお知らせ

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[1] 日本OR学会中部支部,中部OR研究会総会のご案内

日時:2011年3月5日(土)12:50-13:20
会場:中部品質管理協会 第1研修室
     〒450-0002 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)
 
議案
 (1) 2010年度事業報告
 (2) 2010年度決算報告
 (3) 2011年度事業計画
 (4) 2011年度予算
 (5) 2011年度役員選出
 (6) その他

[2] 日本OR学会中部支部特別講演および研究発表会のお知らせ

日時: 3月5日(土)13:30-19:00
会場: 中部品質管理協会 第1研修室
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅四丁目10番27号(第2豊田ビル西館8階)

特別講演
 13:30-14:30 本告光男先生「今,話しておきたいこと ―台風防災ゲームをめぐって―」
講演概要:
近年,地震をはじめ,台風・集中豪雨,土石流などの気象災害,鉱山の爆発事故などの災害が多く発生し,その防災対策の話題を聞く事が多くなりました.それぞれの防災訓練の話題もその一つです.中部電力は昭和34年の伊勢湾台風の後,昭和36年に大がかりな台風防災ゲームによる,管理職の判断力を養うための訓練,及び台風対策の点検を実施しています.この防災ゲームの内容については,ORグループが独自の課題として,研究を進めていた台風防災ゲームの構想が採用されました.この防災ゲームの企画・構成,システム作りを私達ORグループが担当し,訓練の中心的役割を果たしました.War Gameは一般に知られていますが,防災訓練にゲームの型を採用した事例はまだ見かけたことがありません.いささか古い事例ですが,現在行われている各方面の防災訓練とは異なり,災害時の指揮者の判断力を直接養う方法,及び防災対策の状況をチェックする方法としては,有力な手段であると確信しています.私が挑戦してきたORの問題のうち,最大規模の仕事でした.このゲームの目的,条件,モデルの概要,実施した効果などについて説明します.各方面の防災対策に少しでも参考になれば幸いです.
第38回中部支部研究発表会プログラム
(1) 14:40-14:55 最小費用全域木ゲームのShapley値のサンプリングによる近似
    ○鈴木康介,安藤和敏(静岡大学)
(2) 14:55-15:10 行列解析法を用いたIEEE802.16無線通信ネットワークの性能解析
    ○上田晋大,馮偉(名古屋工業大学)
(3) 15:10-15:25 基点在庫政策の下で複数個の製品を要求する需要の待ち時間分布の解析
    ○森田直明,中出康一(名古屋工業大学)
(4) 15:25-15:40 事前需要情報をもつM/D/1型基点在庫システムにおける最適需要リードタイム
    ○横澤史織,中出康一(名古屋工業大学)
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(5) 15:45-16:00 キーストロークダイナミクスによる個人認証のための新たな非類似尺度の提案
    ○金原有志,塩見雄太,金子美博(岐阜大学)
(6) 16:00-16:15 キーストロークダイナミクスによる個人認証のための効果的なデータ収集について
    ○塩見雄太,金原有志,金子美博(岐阜大学)
(7) 16:15-16:30 知財訴訟判例文書からの情報抽出とそれを利用した
                   知財訴訟判決が与える経済的影響の分析

    ○野中尋史,酒井浩之,増山繁(豊橋技術科学大学)
(8) 16:30-16:45 瀬戸市周辺の交通分析 ~瀬戸キャンパスの利便性の向上~
    ○大原良介,腰塚武志(南山大学)
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(9) 16:55-17:10 プロジェクト選定結果に対する可変ウエイト法による検証
         —2011年度支部事業選定を例として—

    ○松野修治,関谷和之(静岡大学)
(10) 17:10-17:25 Minimization of the Discarded Optional Sub-tasks and the Realization of the Overall Processing Result for the Task Assignment and Scheduling by Imprecise Computation
    ○Wyne Wyne Kywe and Kazuhito Murakami (愛知県立大学)
(11) 17:25-17:40 自動車産業におけるコスト低減を目的とした型式数削減手法
    ○六瀬真之,脇坂賢,増山繁(豊橋技術科学大学)
(12) 17:40-17:55 終端駅における列車発着スケジュールの自動作成に関する研究
    ○脇坂賢,増山繁(豊橋技術科学大学)
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(13) 18:00-18:15 商品の最適価格決定問題について
    ○野々垣壇,鈴木敦夫(南山大学)
(14) 18:15-18:30 ホームセンターにおける最適人員配置
    ○成田翔一,鈴木敦夫(南山大学)
(15) 18:30-18:45 組込みシステムにおけるスケジューリングテーブル作成法
    ○杉山太一郎,田中勇真(名古屋大学),橋本英樹(中央大学),柳浦睦憲(名古屋大学)
(16) 18:45-19:00 重み付き最大独立集合問題に対する大規模な近傍を用いた局所探索法
    ○糸柳順慈(名古屋大学),橋本英樹(中央大学),柳浦睦憲(名古屋大学)

(特別講演,研究発表会とも参加費は無料です.また,プログラムにおいて○印は発表者です.)
 
懇親会 19:15-21:15
 会場: 名古屋マリオットアソシアホテル15階「パーゴラ」
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅1-1-4 TEL052-584-1101
 会費: 5,500円
 申込締切: 2月25日(金)
 申込方法: 件名を「日本OR学会中部支部懇親会申し込み」として,本文に氏名,所属,連絡先を
         明記して yasuda[at]cjqca.com 宛に電子メールにてお申し込み下さい.
         TEL052-581-9841 安田
 
問い合わせ先:名古屋大学 柳浦睦憲
    chubu-happyo-201103[at]al.cm.is.nagoya-u.ac.jp