第328回「待ち行列研究部会」(7月18日) 開催案内

第328回 「待ち行列研究部会」

日時:2026年7月18日 14:00~17:00
場所:ハイブリッド (東京科学大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室 + オンライン)
※詳細な経路については,本部会HP(https://orsj.org/queue/contents/place/)もご覧ください.

★★★★★★★★★★★ 参加申し込みフォーム★★★★★★★★★★★
参加形式(現地,オンライン)に関わらず、下記フォームにてお申込みください.

https://forms.gle/pjpAEwnx4AY5EQQFA

※参加人数把握のため、フォームでのお申込みについてよろしくお願いいたします.
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

■ 講師とテーマ

1.木村達明,岩本亜利咲(同志社大学)
都市環境下の空対地通信における同時見通し確率解析

ミリ波通信は,5Gにおける通信容量拡大・高速化に向けて活用が期待されているが,遮蔽物による減衰が大きいため,通信リンクの見通し内・外環境の考慮が不可欠である.これまでに,単一リンクの見通し内確率は広く解析されてきた一方,複数リンク間の見通し内確率の空間相関については十分に検討されていない.本研究では,マンハッタン・ポアソン線過程に基づくグリッド状都市空間モデルおよび空対地通信環境を想定し,地上ユーザが2台のUAVと同時に見通しリンクをもつ確率を確率幾何アプローチにより解析する.さらに,数値例を通じて解析結果の妥当性を示し,都市構造やUAV配置が見通し確率の空間相関に与える影響を明らかにする.

2.白井朋之(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
Interlacing point process と相関構造

Interlacing(編み込み、絡み合い)構造はさまざまな場面に自然に現れる。典型的な例として、実零点のみをもつ $n$ 次多項式 $p_n$ を考えると、その導関数 $p’_n$ の零点は、もとの $n$ 個の実零点の間に一つずつ入り、互いに interlace する。さらに微分を繰り返すと、零点たちは階層的な interlacing 構造をなす。本講演では、このような階層的な点配置をランダムな設定で考えたものを interlacing point process と呼び、その相関構造について考察する。特に、いくつかのモデルにおいて、異なる階層に属する点の間に現れる相関構造を調べた結果を報告する。