第51回 研究会(開催報告、参加者9名)
【学生大会】学生対象のため関係者に限定して開催しました。次年度の発表申込をお待ちしています。
- 日時:2021年2月18日(木)16:00-18:00
- 場所:Zoomによるオンライン開催
- 出席者:9名
- 講演1
- 講演者 :亀野 空 さん(大阪商業大学 経済学部 経済学科2年)
- 講演題目:飲食店における長居を防止するシステムの考案と経営者の意思決定に関する研究
- 講演概要:本報告では、飲食店などで顧客が長居することで商機を逃してしまう経営問題に着目し考案した”長居を防止するシステムの普及に関する発表がおこなわれた。新システムの普及に向けた市場調査、ヒアリング結果をもとに、現場における経営・管理者の意思決定基準に関する内容が報告された。
- 講演2
- 講演者 :田中桜佳 さん(公立諏訪東京理科大学 経営情報学部 経営情報学科4年)
- 講演題目:インターネット時代のアンカリング効果とプロスペクト理論
- 講演概要:意思決定論におけるヒューリスティックスに、アンカリング効果やプロスペクト理論がある。本報告では、学生を対象としたアンケート調査により、統計的検定までは行えなかったものの、スマートフォンで検索せずに直観で回答した学生には一定の効果がみられたことなどが報告された。
- 講演3
- 講演者 :小杉 萌 さん(公立諏訪東京理科大学 経営情報学部 経営情報学科4年)
- 講演題目:階層分析法による弾力性のあるルーブリック評価~ある運送業社におけるMVPの選定を題材として~
- 講演概要:実在の運送業社におけるドライバーに対する年間MVPの決定をテーマに、優良ドライバーのコンピテンシーに基づいて作成したルーブリック評価表の紹介と、実際に使用した結果に関する報告があった。また、階層分析法によりルーブリック評価表の観点の重要度を変化させる方法の提案があった。
- 講演4
- 講演者 :大岩優華 さん(公立諏訪東京理科大学 経営情報学部 経営情報学科4年)
- 講演題目:階層分析法による先送りすべき意思決定の研究
- 講演概要:現代社会ではスピード重視の意思決定が求められる一方で、意思決定を先送りして意思決定のタイミングを待つことも重要とされている。本報告では、階層分析法を適用する意思決定の場面で、最初の結果を最終的な意思決定の結果とせず、情報を集めるなどしてから改めて意思決定を行うべき場合があることが紹介された。