第66回 研究会(開催報告 参加者:8名)

  • 日時:2023年12月5日(火)16:30~18:30
  • 場所:ZOOMによるオンライン開催
  • 参加申込:Google フォームへ
  • 申込締切:2023年12月3日(日)15:00
  • 1.16:30-17:30
    講演者:高野 伸栄氏(北海道大学)
    演 題:AHPを用いた代替案修正ベクトル法による合意形成
    -落としどころを合理的に探る-
    概 要:公共計画においては,多様な意見を持つ多くのステークホルダーに関し,多くの人が理解できるわかりやすいプロセスのもとで,合意形成を図り,施策を実行する必要がある.本発表ではAHPを用いて,各ステークホルダーの評価構造から,代替案修正ベクトルを算出し,それらを基に代替案を修正することによって,落としどころを探り,合意を目指す方法を紹介する.
  • 2.17:30-18:30 18:00
    交流会
  • 開催後記:高野先生が以前に手掛けたAHPを活用した合意形成のお話をしていただきました。都市計画などでは、結局のところ、建設できる成果物(公園、橋、通路など)は一つになります。この一つを決めるための合意形成に関する研究成果についてのご紹介でした。AHPでランキングを付ける場合は、2位以下も何かしらの配分がありますが、「たった一つを決める」ことの重さや気遣いが印象的でした。一方で、着眼点は、身近なところにあるということも勉強になりました。普段から、「意思決定」「合意形成」を意識する必要性を感じました。また、ご講演の冒頭で、市が実施する入札への住民参加のお話がありました。手間はかかるというお話もありましたが、このような機会が広がっていくと良いと思いました。ご講演終了後は、30分程度の交流の時間をもつことができました。ご参加いただいた先生方には感謝申し上げます。ZOOM越しではありますが、新しい出会いは人生の財産と考えます。今後もZOOM開催がメインになるとは思いますが、交流会も続けられると良いと考えています。