第69回 研究会(開催報告 参加者:12名)
- 日時:2024年9月20日(金) 15:00~17:00
- 場所:ZOOMによるオンライン開催
- 参加申込:締め切りました。
- 申込締切:2024年9月18日(水)15:00
- 1.15:00-16:00
講演者:上野 剛氏(電力中央研究所 上席研究員)
演 題:「住宅用エアコン選定支援ツールへの階層分析法の適用」
概 要:住宅では一般に、畳数を目安として設置するエアコンの選定が行われているが、現在の住宅は熱的性能が向上しており、過大な容量のエアコンが選ばれることによる増エネが指摘されている。そこで著者らは、生活者の住宅仕様、ライフスタイル、嗜好の重視度合いを考慮して省エネかつ適切なエアコンを自動で選定できる、「エアコン選定支援ツール(ASST)」を開発し、一般に公開している。本発表では、階層分析法の適用事例として、ASSTの概要、またその中での階層分析法の役割、利用者によるツールへの入力ログの分析結果について紹介する。
□電中研NEWS No.495 家庭用エアコン選定支援ツールの開発
- 2.16:00-17:00
講演者:岸 博之氏(ヒロデザインラボ代表取締役)
演 題:「AIとAHP」
概 要:AI の研究に携わって6年近くなります。スーパーマーケットの消費者の購買行動で現れる動線を解析して、販売効率が高くなる商品配置の最適化をAI で実現しようとする研究ですが、その際に介在する経営者(店側)の価値観と意思決定(ヒューマンファクター)を、AI にどのように関連させるべきかなどについて言及します。特にAHP とのインターフェースや、普及がめざましい生成AI や従来型AI が出力する理想解(実用解)と最適解について持論を展開しながら、AI とAHPのあるべき姿を論じます。AI が、AHP に光を当てるパラダイムとなる社会が到来するかもしれません。
■今後のスケジュール
12月開催予定。
1月学生発表会、もしくは研究会。