日本OR学会中部支部ニュース 平成19年度 第4号

平成19年11月6日発行

内容

[1]日本OR学会中部支部・中部OR研究会 (共催) 講演会のご案内
[2]懇親会兼忘年会のご案内


[1]日本OR学会中部支部・中部OR研究会(共催)講演会
 後 援 : 社団法人中部産業連盟, 中部品質管理協会
 日 時 : 平成19年12月15日(土)14時30分~16時30分
 会 場 : 中部品質管理協会 第1研修室(第二豊田ビル西館8階)
     〒450-0002名古屋市中村区名駅四丁目10番27号
     電話番号 052-581-9841

講演題目: マーケティング・データ解析の潮流
 講師:生田目 崇 先生 (専修大学 商学部 准教授)
 資料:プレゼンテーション資料(PDF版)
 概要:  マーケティングに関するデータ分析は,過去,多変量解析を中心として発展してきたが,実際にはORにとっても重要なアプリケーションである.この背景には,マーケティング分析に関するデータがより大規模かつより精緻化されてきており,それに対応する分析としては,データマイニングを代表とする大規模データ分析手法の確立がある.これにはORをはじめ,人工知能や情報工学など広範囲の学術分野が関係する.

 ORにとってマーケティングが魅力あるアプリケーションであることは,アメリカのINFORMSではMarketing Scienceが発行されており,数理モデルをはじめ,数多くの質の高い成果が報告されていることからも伺い知れる.日本においてもOR研究者にとってマーケティング研究は非常に魅力的であろう.

 実際にマーケティング研究を進める上では,実際の市場データが重要である.OR学会では約15年にわたり,マーケティングに関する研究部会を開催してきた.その大きな特徴は,産学連携で行うデータ解析コンペティションである.このコンペティションは共通の実データを提供し,分析手法や結果・得られる知見を
発表しあうものである.コンペティション活動からは,これまで論文や研究発表など数多くのの成果を上げてきている.これまでに提供されたデータは例えば以下のようなものである.

  • 小売業のPOSデータ,ID付POSデータ
  • 金融機関の取引データ
  • エネルギー消費データ
  • 食卓メニューデータ
  • ウェブアクセスログデータ

本コンペティションは最近では50チーム程度が参加し,活発に活動している.本年度はオークションデータをご提供いただき現在各チームによる発表が続けられている.

 本講演では,マーケティング分野における分析の潮流について概観し,ORとのかかわりについて述べる.また,上記のコンペティションについて触れ,産学連携のあり方とその成果についてご報告する.

講演会終了後に、懇親会兼忘年会を開催いたします。
参加される方は、下記の申し込み先まで予めご連絡をお願いいたします。

[2]懇親会兼忘年会
日 時:平成19年12月15日(土)17時から18時45分
場 所:名古屋マリオットアソシアホテル 15階「パーゴラ」 
   〒450-0002 名古屋市中村区名駅1-1-4 TEL:052-584-1140
会 費:6,000円
申込み締め切り:12月7日(金)
申込み先:中部品質管理協会 安田宛
   TEL:052-581-9841  FAX:052-565-1205
   E-mail:yasuda[at]cjqca.com

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