【開催案内】2025年度第1回ORセミナー『金融工学の広がりとビジネスへの応用』(2025年5月22日(木)13:00-17:10)

『金融工学の広がりとビジネスへの応用』


開催趣旨:2025年1月,日本銀行が,政策金利を約17年振りの水準となる0.5%への利上げを決めた.金利のある世界が到来しつつある今,金融工学を用いたリスクの評価やアセットプライシングが注目されている.本セミナーでは,リスクの評価やアセットプライシングの基礎的な概念から,オプション理論を用いたコーポレートファイナンスでの応用,金融機関におけるリスク評価,そして,実際のビジネスでの応用事例を紹介します。本セミナーは,金融機関にお勤めの方に限らず,広くビジネスパーソンや投資や金融の仕組みにご関心をお持ちの方を対象にした一般向けセミナーです.


日 時: 2025年5月22日(木) 13:00~17:10(12:40~ Zoom入室可能,接続テストなどを行います.)
会 場: Zoomによるオンライン開催(申込でご登録のメールアドレスへZoom接続情報をご連絡いたします.)
コーディネーター・司 会:(株)日本政策金融公庫 戸城正浩
定 員: 90名 (定員になり次第締め切らせていただきます.)


プログラム:(敬称略)


13:00~13:10 開会の挨拶
東京都立大学 芝田隆志

13:10~14:00 セッション1 「金融工学のコーポレートファイナンスへの応用」
講師:東京都立大学 芝田隆志
概要:本セッションでは,投資家の立場からではなく企業家の立場から,金融工学を用いたファイナンス理論について紹介します.具体的には,企業における投資行動と資金調達との相互依存関係に関して,金融工学におけるオプション理論を用いた研究について概説します. 主なキーワードは,オプション理論,情報の非対称性,資金制約,クレジットスプレッドです.

14:10~15:00 セッション2 「リスクの評価方法」
講師:東京都立大学 室町幸雄
概要:本セッションでは,個々の金融機関が抱えるリスク,広くは金融システムが抱えるリスクにはどのようなものがあり,それをどのように定量化しようとしているかをご紹介します.投資におけるリスク・リターン分析におけるリスクの考え方と,いわゆる金融リスク管理におけるリスクの考え方は微妙に異なり,ゆえに定量化で使用するリスク尺度も異なります.ここでは特に後者の金融リスク管理に焦点を当てて概説します.

15:10~16:00 セッション3 「アセットプライシング」
講師:東京都立大学 内山朋規
概要:アセットプライシングは,株式や債券などの金融資産の価格形成メカニズムを解明する分野です.本セッションでは,その基礎的な概念を概説するとともに,実務での活用例についても解説します.特に,ポートフォリオ選択や市場均衡,期待リターンとリスクの関係,投資家の行動バイアスが価格形成に及ぼす影響など,入門的なテーマを取り上げます.

16:10~17:00 セッション4 「金融工学のビジネスへの応用事例」
講師:明治大学 乾孝治
概要:本セッションでは,金融工学のビジネスへの応用事例について可能な範囲で紹介します.あくまでも事例の紹介であり,理論的な主張を述べるものではありませんが,実際にビジネスへの応用を考える上での参考となる報告にしたいと思います.

17:00~17:10 閉会の挨拶
(株)日本政策金融公庫 戸城正浩


参加費(電子テキスト代込み): 正・賛助会員(協賛学会員を含む)5,000円,学生会員1,000円,学生非会員1,500円,非会員 20,000円.
※参加費の返金には応じられない旨,ご了承ください.
※紙テキストのご希望には応じられない旨,ご了承ください.

申込および支払方法: OR学会WEB 【申し込みサイト】からお申し込み・お支払いください.
申込および支払締切: 2024年5月9日(金)
協賛学会(交渉予定): 日本経営工学会(JIMA),日本品質管理学会(JSQC),日本信頼性学会(REAJ),研究・イノベーション学会(Jsrpim),日本設備管理学会(SOPE-J),経営情報学会(JASMIN),プロジェクトマネジメント学会(SPM)

問合せ先: ORセミナー問合せ窓口 E-mail: or-seminar@m.orsj.org

ORセミナーに係る不明点などございましたらORセミナーよくある質問(FAQ)【サイト】をご覧ください.