この度,ヘルスケアのOR研究部会ではハイブリッド形式にて
第19回研究会を政策研究大学院大学で開催します.
当日は会場近くで懇親会も予定しておりますので,ご興味のある方は
是非オンサイト参加のご検討をお願いします.
参加を希望される方は以下のリンクより参加登録を
行ってください.
https://forms.gle/Ww5NPHM1Pdz6V4rF6
懇親会に参加される方は**7/5まで**の参加登録をお願いします.
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■「ヘルスケアのOR」第19回研究会
・日時
2024年7月13日(土)13:00~16:20
(ログイン開始可能時間:12:45)
・場所
政策研究大学院大学 5階 講義室D
オンライン(Zoom)
※オンラインにて参加登録した方に追ってURLをお知らせします.
・プログラム
– 13:00-14:00
パンデミック時に感染症研究を推進するためのオペレーションとは
-コロナ制圧タスクフォースでの学びとネクストパンデミックを見据えて-
南宮湖(慶應義塾大学)
演者は、COVID-19の重症化因子・疾患感受性遺伝子を探索すべく、パンデミック初期から、COVID-19患者さんの血液検体(DNA,RNA,血漿)と臨床データの集積を開始するプロジェクト(コロナ制圧タスクフォース)の事務局を担当した。日本全国の100以上の病院に参画いただき、コロナ制圧タスクフォースはCOVID-19の6500例以上を集積し、生体試料を併せ持つアジアで最大のコホートとなり、アジア人特異的COVID-19重症化遺伝子DOCK2を報告することができた(Namkoong, et al. Nature 2022)。一方、実際の臨床現場は「泥臭い」作業の連続であり、研究のオペレーションに関して多くの反省点が挙げられた。今回のパンデミックの反省を生かして、ネクストパンデミック、そして、次世代のサイエンスに向けて、パンデミック時にも推進できる感染症研究のグランドデザインに関して参加者の皆様とディスカッションできれば幸甚である。
休憩(10分)
– 14:10-15:20
医療現場における数理最適化
ーナーススケジューリングを中心にー
池上敦子(成蹊大学)
医療現場では,限られた医師やナースの数,限られた手術室やベットの数を考慮し,患者の病状にあわせた医療を提供する.飲食店等のサービス業との大きな違いは, 直接命に関わる24時間切れ目ない業務であり,考慮すべき制約(ルール),絶対破れない制約も多い.本発表では,ナーススケジューリング(ナースの勤務表作成)研究で得た視点を中心に,医療現場や介護現場における最適化問題について考える.
休憩(10分)
– 15:20-16:20
全ゲノム解析等実行計画によって変わる健康医療
井元清哉(東京大学)
令和元年12月に厚生労働省は、「全ゲノム解析等実行計画(第1版)」を策定し、全ゲノム解析により一人ひとりにおける治療精度を格段に向上させ、多くの患者情報を収集し治療法のない患者に新たな治療を提供することが宣言された。この計画によって令和7年度には全ゲノム解析事業を行う新たな組織が設立される。そのためにAMEDによって令和3年度からがん領域において約1万4千症例の全ゲノム解析が実施された。演者は、このデータ解析を担う研究班の代表者を務めており、今までに4PBを超えるゲノムデータを受け取り、それ以上の解析データを生み出してきた。講演では、全ゲノム解析等実行計画によって変わる健康医療分野、およびデータサイエンスへの期待を論じたい。
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・問い合わせ先
mariito●opal.kobe-u.ac.jp (伊藤真理)
ogayu●tmu.ac.jp (小笠原悠)
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