【開催案内】最適化の理論とアルゴリズム(RAOTA)第3回研究会(11/25)のご案内

  • 日時:2023 年 11 月 25 日(土) 13:30–18:00(開場は 13:00 頃)
  • 開催方法:対面およびウェブ会議システム Zoom によるハイブリッド開催
  • 対面会場:国立情報学研究所 (NII) 12 階 1208 号室
  • 講演 1
    • 講演者:栗田和宏氏(名古屋大学)
    • 講演題目:極大性と要素数の二つの制約を同時に満たす部分集合列挙アルゴリズム
    • 講演概要:OR 分野では1960年代から最短路や全域木などの離散構造に対し,目的関数値が良いもの,つまり,各要素の重み和や要素数が大きい/小さい順に k 個の解を出力するアルゴリズムが研究されてきた.マッチングについても重みの大きなマッチングを列挙する理論的に効率が良いアルゴリズムが知られているが,マッチングは全域木や最短路と異なり,最大マッチングから一つの辺を取り除いたマッチングも大きなマッチングとなってしまい,既知のアルゴリズムではこれらのある種自明なマッチングも出力してしまう.本講演ではこのような自明な出力を排除するため,要素数の大きな極大マッチングを列挙するアルゴリズムについて紹介する.さらに,マッチングに関連が深い二つのマトロイドの共通独立集合についても要素数の大きな極大共通独立集合が効率良く列挙できることも紹介する.
  • 講演 2
    • 講演者:鮏川矩義氏(法政大学)
    • 講演題目:マーク付き点過程の解析への最適化の応用
    • 講演概要:マーク付き点過程は,連続的な時間軸上で離散的に発生する事象を記述するための時系列モデルであり,地震や神経細胞の解析などに応用がある.本講演では,マーク付き点過程の解析において基本的な役割を果たす,編集距離に焦点をあて,編集距離の計算に現れる最適化,編集距離に基づく中央値計算に現れる最適化,そして,予測問題への中央値の応用について紹介する.
  • 参加費:無料
  • 参加資格:自由(会員/非会員不問)
  • 参加申込:対面参加の方はこちら、オンライン参加の方はこちらからお申し込みください。

なお、本研究部会の最新情報は研究部会のウェブページでご覧いただけます。

主査:林俊介(法政大学)
幹事:藤井海斗(国立情報学研究所)