第252回部会報告
- 日時:
- 2015年2月21日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者:
-
- 推移確率行列未知のマルコフ決定過程について
堀口 正之 (神奈川大学)
本講演では,推移確率行列が未知のマルコフ決定過程について,その推移確率の区間推定法について述べた.また,区間測度の連続性および収束性が示された.
- 最近の松井の式体系と付随の離散物理学について
松井 正之 (神奈川大学)
本講演では,リトルの公式の拡張系である松井の式について,物理学で用いられる様々な表現形式(オームの法則・ニュートンの法則等)との対比が行われた.
- 推移確率行列未知のマルコフ決定過程について
(2015年3月2日更新)
第251回部会報告
- 日時:
- 2014年12月20日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 24名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者:
-
- 最歩行距離・排除体積効果を導入した待ち行列モデルとその応用
柳澤 大地(東京大学)
講演では,待ち行列内での人の歩行を考慮した排他待ち行列モデルの解析を行った.また,歩行時間を考慮した並列待ち行列モデルとフォーク型待ち行列モデルの性能比較等の数値例が紹介された.
- 人が介在する逐次的意思決定と人の選択行動のモデル化
恐神 貴行(IBM東京基礎研究所)
本講演では,選択肢の与え方で人の意思決定が変化する状況を制限付きボルツマンマシンによりモデル化しその有効性を種々の数値実験により示した.
- 最歩行距離・排除体積効果を導入した待ち行列モデルとその応用
(2014年12月15日更新)
第250回部会報告
- 日時:
- 2014年11月22日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 17名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者:
-
- ビットコインのトランザクション認証と待ち行列モデル
笠原 正治(奈良先端科学技術大学院大学)
本講演では,ビットコインのトランザクション認証機構が非割込型優先権付き待ち行列モデルで表現できることを示した,また,ビットコインにおける少額取引が与える影響についても述べた.
- 最小統計量に関する確率ネットワーク算法
高田 寛之(長崎大学)
本講演では,確率ネットワーク算法での,最小統計量における積率母関数およびラプラス極限の不等式に対する精密化を行い,得られた結果に対する特性を述べた.また,それらの応用例としてFIFOマルチプレクサのフロー別バックログのフロー数漸近解析を示した.
- ビットコインのトランザクション認証と待ち行列モデル
(2014年12月15日更新)
第249回部会報告
- 日時:
- 2014年10月18日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 途中退去のある複数サーバ待ち行列モデルの定常分布
*河西憲一(群馬大学),滝根哲哉(大阪大学)
本講演では,客の途中退去のある複数サーバ先着順待ち行列システムにおける定常分布について,MAP/M/c+Dの仮待ち時間・待ち客数について述べた.さらにM/PH/c+Dについて,MAP/M/c+Dとの双対性に着目し定常解析を行った.
- IEEE802.11直線状無線マルチホップネットワークにおけるスループットおよび遅延解析
*眞田 耕輔,関屋 大雄(千葉大学)
本講演では,直線上に配置された無線マルチホップネットワークにおけるIEEE802.11 DCFの挙動をマルコフ連鎖を用いてモデル化し,スループットおよびend-to-endの遅延解析を行った.
- 途中退去のある複数サーバ待ち行列モデルの定常分布
(2014年10月24日更新)
第248回部会報告
- 日時:
- 2014年7月19日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 24名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者:
-
- 確率モデルとスーパーコンピュータ
佐藤 賢斗(東京工業大学)
本講演では,クラウドやスーパーコンピュータ等の大規模計算環境における重要な問題であるI/Oの最適化および大規模チェックポイントの最適化について,マルコフモデルを活用する手法を紹介し,その有効性を示した. - データセンターにおける消費電力の待ち行列解析
Phung-Duc Tuan(東京工業大学)
本講演では,多数のコンピュータからなるデータセンターをサーバの起動時間が存在する複数サーバ待ち行列システムでモデル化し,その母関数法および行列解析法による解法を紹介した.
- 確率モデルとスーパーコンピュータ
第247回部会報告
- 日時:
- 2014年5月17日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 2次元反射型ランダムウォークにおける構造的可逆性
*小林 正弘,宮沢 政清(東京理科大学),清水 宏(日本ユニシス)
本講演では,2次元反射型ランダムウォークの逆時間過程を考え,構造的可逆性という概念を定義した.さらに,構造的可逆性を満たすための必要十分条件の導出を行った.
- 2ステーション待ち行列ネットワークの安定性について
小沢 利久(駒澤大学)
本講演では,4次元マルコフ変調反射型ランダムウォークでモデル化される複数クラス2ステーション待ち行列ネットワークを考え,そのランダムウォークが安定であるための必要十分条件について議論した.
- 2次元反射型ランダムウォークにおける構造的可逆性
(2014年5月20日更新)
第246回部会報告
- 日時:
- 2014年4月19日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- Tauber型定理とその裾確率評価への応用
中川 健治(長岡技術科学大学)
本講演では,確率変数の裾確率の漸近的減少について調べるためのLaplace変換に対してのTauber型定理について議論した.まず,数列および関数の総和法および,その総和可能条件について述べた.特にAbel総和法に関するHardy, Littlewood,Wiener,Ikehara,Karamata らによるTauber型定理の歴史(のごく一部)を紹介した.さらに,指数的減少の場合とPareto的減少の場合に応用し,その関係性を示した.
- QBD型非負行列が優調和ベクトルをもつ条件: 一般化ジャクソンネットワーク漸近特性問題への応用
宮沢 政清(東京理科大学)
本講演では,QBD型の非負行列に対し,それが優調和ベクトルをもつための仮定を述べ,その存在するための必要十分条件を示した.また,その結果を用いて2次元QBDの定常分布の存在を仮定し,その裾の漸近的減少率を求めた.さらにその結果を2ノード一般化ジャクソンネットワークに適用し,その定常分布の裾の各方向への減少率を示した.
- Tauber型定理とその裾確率評価への応用
(2014年4月21日更新)
第245回部会報告
- 日時:
- 2014年2月15日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 16名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- クラウド・コンピューティングにおけるチェックポイント法の処理時間削減効果
*平井嗣人,増山博之(京都大学),笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学),
高橋 豊(京都大学)
クラウドコンピュータや分散並列処理が行われるコンピュータでは,ワーカが故障などにより,タスクの処理時間が増える現象が起こりやすくなる.そのため,チェクポイントを作成し,途中経過を定期的に保存することは重要である.本講演では,そのチェックポイントの最適な作成間隔を近似値的に求め,数値計算による有用性を示した.
- 複数クラス M/G/1+G 待ち行列の仮待ち時間分布
*井上文彰,滝根哲哉(大阪大学)
本講演では,複数クラス M/G/1+G 待ち行列の仮待ち時間分布を数値計算可能な形で求め,その確率的解釈を与えた.また,特殊なモデル(例えば単一クラスのM/G/1+G待ち行列など)について,仮待ち時間分布が単純な形で記述されることを示し,仮待ち時間分布から呼損率や系内客数分布などを求めた.
- 確率幾何モデルを用いたヘテロジニアスネットワークの上りリンク解析
*小林拓矢,三好直人(東京工業大学)
本講演では,無線ネットワークなどに現れるヘテロジニアスネットワーク
をポアソン点過程を用いモデル化し,3種類(No PC, FPC, OIPC)の送信制御について,被覆確率を数値計算可能な形で求めた.また,3種類の送信制御により,被覆確率にどのような影響を及ぼすかを論じた.
- クラウド・コンピューティングにおけるチェックポイント法の処理時間削減効果
(2014年2月19日更新)
第244回部会報告
- 日時:
- 2013年12月21日(土) 14:30〜17:30
- 出席:
- 26名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- ブロック構造化マルコフ連鎖の切断誤差評価
増山 博之(京都大学)
M/G/1型マルコフ連鎖やGI/G/1型マルコフ連鎖などの定常分布を数値計算する際に必ず有限レベルで切断を行わなければならない.本講演では,ブロック構造を持つマルコフ連鎖に対して,元の定常分布と切断を行った時の定常分布の誤差の上界を導出した.
- 待ち時間制約があり複数種類の客を扱う待ち行列モデルの定常解析
*佐久間 大(防衛大学校), 滝根 哲哉(大阪大学)
客の途中離脱は,コールセンターや飲食店,病院などに現れる現象であり,客の待ち時間に制約がある待ち行列モデルはさまざまなシステムに応用ができる.本講演では,待ち時間制約があり複数種類の客が存在する待ち行列モデルに対して,仮待ち時間分布と系内客数分布を導出した.
- ブロック構造化マルコフ連鎖の切断誤差評価
(2013年12月24日更新)
第243回部会報告
- 日時:
- 2013年11月16日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- Minimumに関するラプラス極限について
高田 寛之(長崎大学)
本講演では,2つの確率変数列は互いに独立であるとは限らない確率変数列について項別minimum確率変数列のラプラス極限を求めた.この計算結果は,ネットワークのフロー数に関する大偏差理論を用いた精密な漸近分布上界を求めることに利用できる.
- 間引き入力待ち行列の解析
*藤原 飛一,紀 一誠(神奈川大学)
本講演では,到着客を到着順からm人をサーバにその後のn人を間引くという振り分け規則があるT(m,n)/M/1待ち行列に対して,複素解析を使うことにより安定条件や定常分布を求めた.また,M/M/1とT(m,n)/M/1待ち行列の平均待ち時間の比較を数値計算により行った.本結果により,複数サーバにおける客の振り分け方法が待ち時間や待ち人数などにどの程度影響を及びすのか,解析することができる.
- Minimumに関するラプラス極限について
(2013年11月20日更新)
第242回部会報告
- 日時:
- 2013年10月19日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 25名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- クリティカルな処理を持つ並列計算のモデル化と処理時間の近似解析
*加藤憲一,米澤直記,小山純輝(神奈川大学)
大規模なドキュメントデータの処理方式は,並列かつ多段階の処理が行われている.
本講演では,同期方式がクリティカル型である並列多段階処理モデルに対して,GPMモデルとLPMモデルという近似モデルを与え,総処理時間分布を計算した.更に,それらの近似モデルは,元のモデルの総処理時間分布の下界を与えていることを示した.
- 散逸構造としてのトラヒック・ネットワーク
下川 信祐(NTTアドバンステクノロジ株式会社)
本講演では,ネットワークにおけるトラヒックとはどのように発生するのか,人間の行動,適応,構造変化の視点から考察を行った.その結果,トラヒックは散逸構造とこれを形成するエネルギー散逸的な流れが本質であることが報告された.
- クリティカルな処理を持つ並列計算のモデル化と処理時間の近似解析
(2013年10月21日更新)
第241回部会報告
- 日時:
- 2013年7月20日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 23名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 多数回停止可能な最適停止問題における勝利確率の下界について
*松井知己 (東京工業大学),穴太克則 (芝浦工業大学)
選択が複数回可能なOdds problem (有限個の独立な0/1確率変数列を順番に観測していき,最後の1をうまく選択するという問題) では,閾値戦略 (最初のいくつかを見逃し,その後,区間毎に最初の1を選択する戦略) が最適戦略のひとつとなる.本講演ではこの結果にサンプルパスのポアソン近似を適用して最適戦略の勝利確率 (成功確率) の下界を導出した.この下界は,古典的秘書問題の勝利確率の下界ともなっている.
- ソーシャルゲームユーザーの確率モデル解析
*藤本衝,神崎智敬 (東京電気大学)
本講演ではソーシャルゲームユーザーのライフサイクル (加入から脱退まで) の挙動を確率モデルで表現する枠組みを示し,そのために考慮すべき現象 (初プレイ翌日の脱退が多いこと,課金に関わる行動,他のユーザーの存在など) が列挙された.また,ユーザーの生存時間 (脱退までの時間) は離散ワイブル分布で表現されることが示された.
- 多数回停止可能な最適停止問題における勝利確率の下界について
(2013年7月22日更新)
第240回部会報告
- 日時:
- 2013年6月15日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 18名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 需要予測情報とリードタイム情報を考慮した在庫モデル
飯田 哲夫(駒沢大学)
在庫管理モデルに関して,需要予測情報を取り入れたモデルは多数研究されているが,リードタイム情報を考慮した研究は少ない.本研究では,需要予測情報とリードタイム情報を同時に考慮した在庫モデルを提案した.その結果,需要予測情報とリードタイム情報が在庫費用削減と関係性があることを示した.
- 受注生産システムの設計問題への待ち行列ネットワークの応用
竹本 康彦(県立広島大学)
本講演では,受注生産システムの生産費用を最小化する最適化問題を待ち行列ネットワークを使い定式化した.また,リードタイムの分布を限定せずに,その平均と分散の情報を用いた生産費用最小化問題における最適生産分配率の近似解を導き,その有用性を数値計算により示した.
- 需要予測情報とリードタイム情報を考慮した在庫モデル
(2013年6月17日更新)
第239回部会報告
- 日時:
- 2013年5月18日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- レベル依存準出生死滅過程による複数サーバ再試行型待ち行列の漸近解析
Phung-Duc Tuan(東京工業大学)
本講演では,複数サーバの再試行型待ち行列モデルを考え,その待ち行列モデルをレベル依存型準出生死滅過程で表現し,率行列の特殊な構造から,定常分布の漸近特性,および上界と下界を導いた.
- 語学学習のための動画教材の推薦 -マルコフモデルによる詳細な難易度設定-
岸 康人(神奈川大学)
本講演では,英語の動画を語学学習のための教材として推薦する手法を提案した.まず,潜在意味解析を使いそれぞれの英語動画の類似度判定を行った.また,難易度の評価に対しては,マルコフ過程及び待ち行列モデルを使う手法を提案した.
- レベル依存準出生死滅過程による複数サーバ再試行型待ち行列の漸近解析
(2013年5月20日更新)
第238回部会報告
- 日時:
- 2013年2月16日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 27名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 待ち行列ネットワークの性能評価:漸近特性による研究の方法,結果と課題
宮沢 政清(東京理科大学)
本講演は,待ち行列ネットワークの漸近特性について,過去と現在の研究の結果とその手法及びその発展としてこれからの課題について,3部構成で行われた.過去編では,既存研究の結果とその手法の問題点が説明された.現在編では,過去行われた手法と新たな手法を統合させ,M/M型2ノード待ち行列ネットワークに対して,任意方向の定常分布の漸近特性の求め方が示された.さらに,発展編では,2ノード待ち行列ネットワークの手法と結果を元にM/M型3ノード待ち行列ネットワークの定常分布の漸近特性の予想を示した.
- 待ち行列ネットワークの性能評価:漸近特性による研究の方法,結果と課題
(2013年2月18日更新)
第237回部会報告
- 日時:
- 2012年12月15日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 27名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- トラヒック集約におけるフロー数の平均・分散特性とその応用
川原 亮一(NTTネットワーク基盤技術研究所),滝根 哲哉*(大阪大学)
本講演では,通信フローをハッシュ関数を用いてグループに分割し,分割された各グループ内におけるフロー数の時系列の平均と分散の特性を導いた.その応用例として,グループ分けされたフロー数の平均と分散に着目することにより,異常トラヒックの検出方法を提案した.
- 許容待ち時間を持つ待ち行列モデルにおける系内数分布について
佐久間 大(広島商船高等専門学校)
本講演では,客の待ち時間に制限がありサーバが休暇をするM/G/1+D/MV待ち行列モデルに対して,客の退去時点における系内客数分布を導出した.また,客の到着率が仮待ち時間に依存するM/G/1+D/MV待ち行列における仮待ち時間分布を導いた.
- トラヒック集約におけるフロー数の平均・分散特性とその応用
(2012年12月18日更新)
第236回部会報告
- 日時:
- 2012年11月17日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 20名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 流行度の順位付け
服部 哲哉(慶応義塾大学)
本講演では,順位付けされた粒子がある確率法則に従って先頭にジャンプする確率順位付けモデルに対して,その流体極限がある確率過程に収束することを示した.また,その応用例としてアマゾンの書籍売れ行きについて,ロングテール型のビジネスモデルではなく,ビッグヒット依存型のビジネスモデルであることを示した.
- センサネットワークにおけるデータ収集方式とその評価
朝香 卓也(首都大学東京)
本講演では,センサネットワークにおける電力軽減のため,送受信のメッセージ数の軽減に注目し,環境測定型センサネットワークとイベント駆動型センサネットワークについて,新たなメッセージ経路の制御方式を提案した.また,新たな方式と従来方式を比較して,メッセージ数が大幅に減少し,有用性が高いことをシミュレーションにより示した.
- 流行度の順位付け
(2012年11月19日更新)
第235回部会報告
- 日時:
- 2012年10月20日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 25名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- ハチが作る待ち行列の秘密
豊泉 洋(早稲田大学)
本講演では,集団の個体数をハチが得る報酬とし,その報酬は最上位のハチに与えられるものとした場合について,同一グループ内でのハチの集団を待ち行列モデルと見なし,解析を行った.その結果,ハチの集団は吸収状態のある状態依存型準出生死滅過程によって近似的に表現できることが,数値計算と実データの比較によって確認された.
- 背後過程のある多次元反射型ランダムウォークの再帰性について
小沢 利久(駒沢大学)
本講演では,背後過程のある多次元反射型ランダムウォークについて,2次元と3次元の場合において,反射型ランダムウォークが正再帰的である十分条件,及び一時的である十分条件を与えた.応用例として,バケーションとサービス中断がある複数待ち行列モデルに対して,正再帰的及び一時的であるパラメータの条件を与えた.
- ハチが作る待ち行列の秘密
(2012年10月22日更新)
第234回部会報告
- 日時:
- 2012年7月21日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- ユーザ間対等を考慮した二元受付制御方式の提案と解析
宮田 純子*(神奈川大学),山岡 克式(東京工業大学)
本講演では,ユーザ間の異なる要求帯域の通信を対等とみなし,即時モデル,即時待時混合モデル及び協力モデルの3つのモデルに対して,待ち行列理論を使い,全ユーザの満足度を最大化させる最適な制御パラメータを数値計算により導出した.
- べき分布に従うトラヒックの負荷分散の偏りについて
石橋圭介(NTTサービスインテグレーション基盤研究所)
ハッシュ負荷分散方式では,負荷分散後のトラヒックの偏りが生じる場合がある.本講演では,ハッシュ負荷分散方式に対して,個別フローがベキ分布に従う場合,トラヒックの偏りが生じることを示した.また,ハッシュフローサイズ分布の近似を与えた.
- ユーザ間対等を考慮した二元受付制御方式の提案と解析
(2012年7月24日更新)
第233回部会報告
- 日時:
- 2012年5月19日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 重裾ランダム時刻で抽出された累積過程の裾漸近解析とその応用
増山 博之 (京都大学)
本講演では,ランダム時刻の裾が重い場合において,そのランダム時刻における累積報酬過程の裾の漸近特性が,ある条件の下,ランダム時刻の裾の漸近特性と一致することを示した.また,その応用例として,BMAP/GI/1待ち行列モデルに対して,系内客数の裾の漸近特性を与えた.
- 2重出生死滅過程の漸近解析
小林 正弘*,宮沢 政清(東京理科大学)
本講演では,2次元の出生死滅過程(2重出生死滅過程)における周辺定常分布の裾の漸近特性を母関数の収束領域と解析関数を使って与えた.また,その応用例として,サーバが助けあう待ち行列ネットワークにおけるノード1の周辺定常分布の漸近解析を導いた.
- 重裾ランダム時刻で抽出された累積過程の裾漸近解析とその応用
第232回部会報告
- 日時:
- 2012年4月21日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 40名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- ジニブル点過程に従って基地局が配置されたセルラネットワーク・モデル
三好 直人* (東京工業大学),白井 朋之 (九州大学)
本講演では,セルラーネットワークにおける無線基地局の配置をジニブル点過程によりモデル化し,注目した基地局のSINRが与えられた値以上になる確率などの性能評価量が数値計算可能な形で示された.また,その漸近的な特性が明らかにされた.
- 半正定値計画を用いた確率モデルの解析
恐神 貴行 (日本IBM 東京基礎研究所)
本講演では,GI/G/1待ち行列モデルを対象に,n番目に到着した客の待ち時間分布の上限を求める問題が半正定値計画問題として定式化され,陽な形で上限式が得られた.さらに,それを用いて平均待ち時間の上限式が導出された.
- ジニブル点過程に従って基地局が配置されたセルラネットワーク・モデル
(2012年4月25日更新)
第231回部会報告
- 日時:
- 2012年2月18日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 32名
- 場所:
- 京都大学 東京オフィス
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- マルコフモデルによる緊急車両配備問題の解析とその応用
稲川 敬介 (秋田県立大学)
本講演では, 混雑現象を盛り込んだ緊急車両配備問題のマルコフモデルが提案された. そして, 実在する都市の救急車管区割り問題を例にあげ, 救急車の配置とその運用効率について, 呼損率や平均遅延時間などを性能評価指標とし,考察がなされた.
- サンプルパス最適化による多期間ポートフォリオ問題の近似解法
逸見 和誉 山下 英明* (首都大学東京)
本講演では, シナリオツリーのサンプルパスを発生させることで, 多期間ポートフォリオ問題を大規模な数理計画問題に帰着させた. さらに, 計算時間の短縮を図るため, 近似された部分問題を繰り返し解くような近似アルゴリズムが提案され, 数値実験により, 得られた近似解が最適解に対し十分な精度をもつことが報告された.
- マルコフモデルによる緊急車両配備問題の解析とその応用
(2012年3月20日更新)
第230回部会報告
- 日時:
- 2011年12月17日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 22名
- 場所:
- 東京工業大学 大岡山キャンパス
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 疎密度モバイルアドホック網における相対的時刻同期
笹部昌弘, 滝根哲哉* (大阪大学)
本講演では, 疎密度モバイルアドホック網における相対的時刻同期のための平均化手法が提案され,マルコフモデルを用いた解析により, その基本的な特性が明らかにされた.
- 多クラス待ち行列ネットワークの定常分布の重負荷近似と状態空間の収縮
〜特に, 多クラス単一サーバ待ち行列の場合について
勝田 敏之 (QCコム)
本講演では, 多クラス単一サーバ待ち行列において, 尺度変換された待ち行列長の定常分布が, 重負荷条件の下で反射型多次元 Brown 運動の定常分布に収束することが示された.
- 疎密度モバイルアドホック網における相対的時刻同期
(2012年1月17日更新)
第229回部会報告
- 日時:
- 2011年11月19日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 24名
- 場所:
- 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 双方向通信がある再試行型待ち行列の定常分布に対する解析解と数値解
フン・ドック トゥアン (京都大学)
本講演ではまず,双方向通信があるM/M型単一サーバ再試行待ち行列のシステム状態分布に対する厳密解および漸近公式が示された.さらに,複数サーバモデルの安定条件や, サービス時間が一般分布にしたがうモデルのシステム状態分布の母関数と漸近公式について報告がなされた.
- Optical queues: recent results and challenges
Wouter Rogiest (Ghent University, Belgium)
本講演では, 着陸の順番待ちのため上空を旋回する航空機や, ファイバー遅延線で待機させられる光パケットの挙動をモデル化した周期的待機待ち行列について, その基本的な解析結果と今後の研究課題が紹介された.
- 待機電力問題に対する最適係数法アルゴリズムと無限サーバ待ち行列による平均電力消費量解析
笠原 正治 (京都大学)
本講演では, オンとオフの2状態を持つ機器の待機電力を最小化するような自動オフ制御問題について, 実用上起こりやすい入力に対し最悪競合比よりも良い性能を実現する最適係数法アルゴリズムが提案された. さらに, 無限サーバ待ち行列を用いた解析により, 提案アルゴリズムの定量的な性能評価がなされた.
- 双方向通信がある再試行型待ち行列の定常分布に対する解析解と数値解
(2011年11月24日更新)
第228回部会報告
- 日時:
- 2011年10月22日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 28名
- 場所:
- 京都大学 工学部総合校舎213
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 反射型ランダムウォークを用いたM/M型最小待ち行列選択式モデルにおける定常分布の漸近解析
小林 正弘* (東京理科大学), 佐久間 大 (広島商船高等専門学校), 宮沢 政清 (東京理科大学)
本講演では, 定常不等式と複素解析に基づく手法により, 3本以上の待ち行列をもつM/M型最小待ち行列選択式モデルにおける定常系内客数分布の裾減衰率が新たに示された.
- ランダムウォークの脱乱択化—確率と計算
来嶋 秀治* (九州大学), 古賀 健太郎(ファナック),牧野 和久 (東京大学)
本講演では, グラフ上を多数のトークンが巡回することで得られる分布によって, ランダムウォークの定常分布を再現しようとする決定的過程, ロータールーターモデルに関する最近の研究動向と今後の展望について紹介がなされた.
- 反射型ランダムウォークを用いたM/M型最小待ち行列選択式モデルにおける定常分布の漸近解析
(2011年11月3日更新)
第227回部会報告
- 日時:
- 2011年5月21日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 29名
- 場所:
- 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- Delay propagation in re-scheduled queueing systems
Claus Gwiggner (Electronic Navigation Research Institute)
本講演では, 航空機の空路で生じる「混雑現象」を対象とした待ち行列モデルに関する研究紹介と, 今後の展望について報告がなされた.
- Asymptotic analysis of GI/G/1-type Markov chains
木村 達明 (NTT), 増山 博之*, 高橋 豊 (京都大学)
本講演では, GI/G/1型マルコフ連鎖の定常裾確率ベクトルの漸近特性と,定常確率ベクトルの重負荷極限に関する従来研究の紹介に加え,最新の研究結果について報告がなされた.
- Delay propagation in re-scheduled queueing systems
(2011年5月22日更新)
第226回部会報告
- 日時:
- 2011年4月16日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 25名
- 場所:
- 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 途中退去のある待ち行列モデルの近似解析
河西 憲一 (群馬大学)
本講演では, サービス前の途中退去がある待ち行列について報告がなされた.報告は主として, 途中退去時間が独立で同一な確率分布に従うモデルに関するものであり,定常分布が厳密に導出できるモデルについての分析と,コールセンターへの応用を意識した近似解析結果が示された.
- 裾確率の漸近的減少とLaplace-Stieltjes変換の特異点について
中川 健治 (長岡技術科学大学)
確率分布関数のLS変換の特異点と, 裾確率の漸近特性との関係を解明することは,パケット廃棄確率や待ち時間の裾確率を理論的に評価する上で重要である.本講演では, 複素Tauber型定理を適用することで, LS変換の特異点に関する情報から,裾確率の漸近的減少速度を導く手法が紹介された.
- 途中退去のある待ち行列モデルの近似解析
(2011年4月17日更新)
第225回部会報告
- 日時:
- 2011年2月19日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 32名
- 場所:
- 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 待ち行列ネットワークにおける到着・処理時間分布の確率順序と漸近特性
加藤 憲一 (東京工業大学)
本講演では, 直列型を含む簡単なマルコフ型待ち行列ネットワークモデルに対し, 到着および処理時間分布の確率順序関係が, 定常系内客数分布の減衰率などの漸近特性に与える影響について考察がなされた.
- 相互作用する多粒子の確率モデルを利用した新しい待ち行列モデルの提案
有田 親史 (九州大学)
本講演では, 非対称単純排他過程(ASEP)に「新しい境界条件」を課すことで,排除体積効果を盛り込んだ待ち行列モデルが提案された. さらに, その安定条件と定常分布の構成法について説明がなされた.
- 待ち行列ネットワークにおける到着・処理時間分布の確率順序と漸近特性
(2011年3月28日更新)
第224回部会報告
- 日時:
- 2010年12月18日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 23名
- 場所:
- 東京工業大学 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- Self-Optimization versus Overall-Optimization in Managing Processor-Sharing Queues
Chia-Li Wang (National Dong Hwa University, Taiwan)
本講演では, サービス享受による「報酬」と遅延による「コスト」で構成される効用関数を用いて, プロセッサシェアリング待ち行列システムにおける「客」と「システム管理者」, それぞれの立場での最適な意思決定の違いが示され, その経済的な説明づけがなされた.
- 待ち行列モデルを用いたインタラクティブ通信におけるMedia-specific FECの有効性評価
井家 敦 (神奈川工科大学)
本講演では, ボトルネックルータ内でのバッファ・オーバーフローによるパケット損失と,伝送中の雑音や電波干渉による損失を考慮した簡単な待ち行列モデルが提案され, インタラクティブ通信におけるMedia-specific FECの有効性について考察がなされた.
- Self-Optimization versus Overall-Optimization in Managing Processor-Sharing Queues
(2010年12月19日更新)
第223回部会報告
- 日時:
- 2010年11月20日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 24名
- 場所:
- 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 生産システムにおける基点在庫政策の解析
中出 康一(名古屋工業大学)
本講演では,まず, 先行需要情報をもつシステムにおいて,需要情報の到着から実際に製品を受け取るまでの時間の増加に伴って, 需要の到着率が下がる場合の最適基点在庫政策が議論された.次に,M^X/M/1型システムにおいて,要求した全ての製品が完成するまでの需要の待ち時間分布の解析が述べられた.
- 遅延制約のある待ち行列モデルにおける定常分布の漸近解析
佐久間 大 (東京理科大学)
本講演では,システムに到着する客に遅延制約があるM/M/s待ち行列モデルの待ち時間分布に対して, 許容待ち時間の裾が軽く有界でないという仮定の下での漸近解析と,その結果得られた近似式に対する数値的な考察がなされた.
- 生産システムにおける基点在庫政策の解析
(2010年11月21日更新)
第222回部会報告
- 日時:
- 2010年10月16日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 32名
- 場所:
- 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 統一多変量計数過程に基づく報酬過程の過渡分布の数値解法
黄 嘉平*, 住田 潮(筑波大学)
統一多変量計数過程に基づく報酬過程に対して,Laguerre変換法に基づく過渡分布の数値解法と,金融工学の価格付け問題への応用例が示された.
- MMPP_2/M/1の厳密解
岡田 和也*, 紀一誠 (神奈川大学)
背後状態が2であるマルコフ変調ポアソン過程(MMPP)を入力とするMMPP_2/M/1待ち行列の定常系内客数分布に対して,スペクトル解析法による厳密解が示された.
- 再試行と棄却がある直列型待ち行列に対する陽解
フン ドック トゥアン (京都大学)
再試行型M/M/1/1 → ・/M/1/1直列待ち行列に対して適当な仮定の下で陽解が導出され,コール・センター等への応用例が示された.
- 統一多変量計数過程に基づく報酬過程の過渡分布の数値解法
(2010年10月18日更新)
第221回部会報告
- 日時:
- 2010年7月17日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 30名
- 場所:
- 東京工業大学 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- マルコフ型到着過程の統計的推定手法
岡村 寛之 (広島大学)
マルコフ型到着過程は解析的な取り扱いが容易で, かつ非常に一般的トラヒックモデルであるため待ち行列解析などで広く用いられている.
本講演では,観測データからマルコフ型到着過程のパラメータを推定する手法に関する最近の研究動向を解説された.
- 点過程に対する擬似再生方程式とその極限定理
三好 直人 (東京工業大学)
再生方程式の解の極限に関する再生定理は, 待ち行列などの確率モデル解析において非常に有用なツールである.
本講演では, 通常の再生方程式を実数軸上の定常点過程の枠組に拡張した疑似再生方程式が導入され, その解に関する極限定理が紹介された.
- マルコフ型到着過程の統計的推定手法
(2010年7月20日更新)
第220回部会報告
- 日時:
- 2010年5月15日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 28名
- 場所:
- 東京工業大学 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- 情報通信におけるトラヒック制御
吉野 秀明 (NTT)
情報通信システムでは, 確率的に変動する通信需要に対して, ユーザからの品質要求を満たしつつ, システムリソースを効率的に割り当てるためのトラヒック制御が重要な役割を果たす. 本発表では, そうしたトラヒック制御方式についての概観と性能評価の動向について解説がなされた.
- DNSキャッシュの生存時間に関する性能評価
藤本 衡 (東京電機大学)
GoogleやTwitterに代表される近年のネットワークサービスでは, DNSでのキャッシュ保持時間(TTL)が極めて小さな値に設定されている. 本発表では, そうしたTTL値の設定がユーザから見た応答時間に与える影響に対して, 確率モデルによる性能評価が行われた.
- 情報通信におけるトラヒック制御
(2010年5月18日更新)
第219回部会報告
- 日時:
- 2010年4月17日(土) 14:00〜17:00
- 出席:
- 28名
- 場所:
- 東京工業大学 西8号館(W)809号室
- テーマと発表者(*は発表者):
-
- トラヒックとエントロピー
町原 文明 (東京電機大学)
GI/GI/∞待ち行列における到着時間間隔やサービス時間の変動が定常系内客数の変動に与える影響について, 熱力学の第2法則や最大エントロピー定理に基づく視点から説明がなされた.
- 多次元反射型拡散過程の定常分布の漸近特性:結果と予想
宮沢 政清 (東京理科大学)
多次元反射型拡散過程の定常分布の裾漸近特性について,2次元の場合の既知の結果と3次元以上の場合の結果の予想とそのアプローチが紹介された.
- トラヒックとエントロピー
(2010年4月19日更新)