日本オペレーションズ・リサーチ学会
■関西支部講演会
○テーマ:ゲーム理論研究交流会
○日時:2014年10月25日(土) 13:00〜17:00
○場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス1001教室
大阪市北区茶屋町19-19アプローズタワー10階
アクセスマップ: http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
○オーガナイザ:菊田 健作 氏(兵庫県立大学)
○講演会の趣旨:
ゲーム理論はこれまでに経済・経営のみならず様々の分野において研究・応用が試みられ,今後も多方面での研究・応用の進展が期待される.本講演会では,3人の方のご講演をお聴きしながらこれらの一端に触れる.また,オペレーションズ・リサーチとゲーム理論の関わりについて多少とも考えることができれば幸いである.
○プログラム:
(1) 「新聞売り子問題のシミュレーションとゲーム理論によるアプローチ」
三道 弘明 氏(大阪大学)
ここでは,古典的な新聞売り子問題を取り上げる.初めに生産分野での新聞売り子問題と小売りの分野のそれとでは,問題の本質が異なることを明らかにする.次いで小売りを対象とした独占市場でのシミュレーションの結果について考察するとともに,現在取り組んでいる小売りと消費者間のゲームについても紹介する.
(2) 「サプライチェーンにおける利益配分問題への協力ゲーム論的アプローチ」
松林 伸生 氏(慶応義塾大学)
サプライチェーンのメンバー間での提携形成や利益配分に関するゲーム理論的研究は多数存在するが,多くは製造業者と販売業者の2層からなるモデルをもとにチャネル調整の問題を論じており,より一般的な多層モデルを対象にした研究は非常に少ない.今回は一般のn層からなるサプライチェーンにおける利益配分問題を,協力ゲームを用いて議論する.
(3) 「利得関数に自己凹性を持つn人有限ゲームにおける純粋戦略均衡の存在」
渡辺 隆裕 氏(首都大学東京)
離散不動点定理を応用し,戦略集合が1次元の整数区間である有限ゲームの純粋戦略均衡の存在条件を考察する.最適反応方向関数が方向保存性を持てば純粋戦略均衡が存在することを示し,各プレイヤーの利得が自己凹性を持つゲームにその結果を適用する.また,価格が整数となるクールノー競争にその結果を応用する.
日本オペレーションズ・リサーチ学会
■関西支部シンポジウム
(ポスター(pdf形式)のダウンロード)
○テーマ:この課題、ORで解けますか?〜 企業の課題にOR研究者が答える企業事例研究会 〜
○日時:2014年7月5日(土) 14:00〜17:00
○場所:大阪大学中之島センター 講義室703
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
アクセスマップ: http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/
○シンポジウムの趣旨:
ビッグデータの時代と言われる昨今、企業には様々なデータが蓄積されています。しかしながら、それらのデータを活用するためのモデリングの知識不足で、せっかくのデータが課題解決に活用されていないケースが散見されます。
本シンポジウムでは企業の現場でのデータ活用事例をご紹介頂きつつ、その中で出てくる企業の課題についてご説明いただきます。また、その課題について、パネルディスカッション形式で研究者側コメントやご質問いただき、解決の糸口を見つけようという試みです。
◆企業側 プレゼンテーション:
(1) 「都市価値を高めるビックデータ活用の最前線とこれから」
電通コンサルティング 小宮 信彦 氏
スマホメディアの普及率向上やUGC(consumer generated contents)の爆発を通じ、「街とヒト」とのコミュニケーション、ロイヤリティ形成のあり方にイノベーションが起こりつつあります。グランフロントで行われている最新事例を中心に、様々なビッグデータは都市価値創造にいかに貢献できるか、をディスカッションします。
(2) 「CRM領域におけるデータ分析と顧客価値向上へ向けた取り組み」
シナジーマーケティング 西尾 義英 氏
顧客との絆は企業にとって生き残りの生命線。その絆の深さをデータで客観的にとらえマネジメントしようとする試みがビジネス界で活発化しています。顧客にとっていかに企業が価値あるもので有り続けるために、企業は顧客に何を伝えなければならないのか?価値観マーケティングの考え方をご紹介し、今後の可能性についてディスカッションします。
(3) 「広告の効果検証と最適化に向けた取り組み」
電通関西支社 山川 茂孝 氏
広告投下に対してどれだけのリターンがあったか、という問いは古くて新しい問題です。広告効果検証や予算最適化に向けたメディアプランニングの実際についてご説明し、さらなる広告の効率化に向けた方法論が無いか、ディスカッションします。
◆研究者側 パネリスト:
筑波大学大学院 システム情報工学研究科 住田 潮 氏
関西学院大学 総合政策学部 井垣 伸子 氏
◆オーガナイザー:
電通関西支社 山川 茂孝 氏
■関西支部総会
○日時:2014年3月22日(土)13:00〜15:30
○場所:大阪駅前第2ビル4階 キャンパスポート大阪 ルームD
●記念講演会(13:00〜14:00)
講演:「Stock Crash and R-Squared around a Catastrophic Event:
Evidence from the Great East Japan Earthquake」
山本 達司 氏 (大阪大学)
●支部総会(14:00〜15:30)
総会議案:
1.2013年度事業報告書について
2.2013年度決算報告について
3.2014年度支部役員の選出について
4.2014年度事業計画について
5.2014年度予算案について
6.2014年春季研究発表会およびシンポジウム開催について
7.その他
●運営委員会(15:30〜17:00)
於:大阪駅前第2ビル4階 キャンパスポート大阪 ルームD