第64回 研究会(開催報告 参加者:15名)

  • 日時:2023年8月4日(金)13:00~15:00
  • 場所:ZOOMによるオンライン開催
    (※)ZOOMの接続先は、開催日の数日前までにリマインダーにてお知らせいたします。
    部会のメーリングリストに登録されていない方は、参加申込にて事前登録をお願いします。
    Googleフォームに記載のメールアドレスに、リマインダーメールをお送りします。ご記入にご注意ください。
  • 参加申込:Google フォームへ
  • 申込締切:2023年8月2日(水)15:00
  • 講演
  • 1.13:00-14:00
    講演者:木下 栄蔵 氏(名城大学名誉教授)
    演 題:支配型AHP 発見の経緯
    概 要:長年にわたり、ORの分野で交通計画、地域計画、意思決定論、土木環境システム、社会システム工学、サービスサイエンス等に貢献されてきた、名城大学名誉教授の木下栄蔵氏に「支配型AHPの発見に至る経緯」のご講演をいただきました。木下氏は、1991年に米国ピッツバーグ大学に客員研究員として渡米され、帰国後、意思決定論における新しい理論として、支配型AHP(Dominant AHP)を発見されました。当日は、日科技連出版のご著書『戦略的意思決定法』を手元資料として、支配型AHPの発見の動機・経緯・成果という流れでご紹介いただきました。  「AHPは、一対比較によって重みを導出できることが、他の評価手法と異なる点であり、最大の特徴である」ということ、またサーティ型AHPも素晴らしいが、基準値や点が存在しないサービスや感性評価においては、木下・中西氏の支配型AHPが有用であるということを解説いただきました。
  • 2.14:00-15:00
    懇談会(60分程度を予定したいと思います。お残りいただける人はご参加ください。)詳細につきましては、部会HPをご参照ください。
  • 開催後記:講演者を含めて15名の参加がありました。木下先生による支配型AHPをめぐるいろいろな話題について、3部構成でお話しいただきました:①支配型AHPの発見の動機 ②支配型AHPの発見の経緯 ③支配型AHPの発見の成果。支配型AHPに関する直接の講演もあり、とても勉強になりました。AHPでは数値も大事ですが、考え方がとても重要であることを再認識させられました。また、一対比較こそがサーティの価値ある発明であるという説明もありました。最後に、今後のAHP研究に期待することとして(1)ゲーム理論とAHP(一対比較)の融合(2)支配型AHPの応用事例研究を提示されました。今後、若手研究者により、このような研究が引き継がれていくことを期待するところです。まだ研究の構想段階でも歓迎ですので、多くの研究者に本研究部会で話題提供していただけると幸いです。

(備考)
※ZOOMでは、お名前を確認した上で入室許可をしますので、実名と所属名での入室をお願いします。
(例:飯田洋市 公立諏訪東京理科大学)
※講演中はマイクオフとしてください。ビデオはどちらでも結構です。
※ホスト以外は録音や録画を固く禁止とします。