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「確率最適化とその応用」(第16回)研究部会
開催日時:2025年6月28日(土曜日)午後2時から午後4時半
ハイブリット開催
会場:上智大学 四谷キャンパス2号館11階1130a室 経済学部会議室B
参加者数:16名
プログラム:
[1]講演者:篠崎 智大(東京理科大学 工学部)
タイトル:統計的因果推論における動的治療レジメン
概要:医療の個別化に向けて、継続・繰返し治療の方針である「動的レジメン」の因果効果を統計的に定式化・推定する方法を紹介した。現代的因果推論の枠組みに触れた上で、動的レジメンの定式化、最適レジメンの探索法と構造ネストモデルによる推測手法を解説した。
[2]講演者:牧草 夏実(中央大学 理工学部)
タイトル:カーネルリッジ回帰における正則化パラメータの決定:罰則付き尤度によるアプローチ
概要:カーネルリッジ回帰は非線形な回帰問題に対して高い表現力を有する手法であり、正則化パラメータの選択が予測性能に大きく影響する。本講演では,従来の交差検証法に代わる手法として、罰則付き尤度に基づく正則化パラメータの自動選択法を提案する。提案手法が理論的に一致性を持つことを示し、実データおよびシミュレーション実験を通じて、従来法と比較しそれらの結果を報告した。
[3]その他:今後の部会活動の連絡
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「確率最適化とその応用」(第17回)研究部会
国際数理科学協会「確率モデルと最適化」分科会 世話役:北條仁志(大阪)との合同研究会
開催日時:2025年8月23日(土)午後2時から午後5時
ZOOMによる開催
参加者数:19名
14:00-14:05 開会のあいさつ
14:05-14:25 谷口大宙、北條仁志(大阪公立大学大学院情報学研究科)
タイトル:『アンチワードを導入したネーミングゲームモデル』
概要:ネーミングゲームは個人間のコミュニケーションを通じて集団の意見収束プロセスを捉えるモデルである。本研究では複数の合意が共存するアンチワードを導入したネーミングゲームモデルを提案する。本講演では、シミュレーションにより合意形成におけるアンチワードの影響を調査し、収束過程や結果について従来のモデルと比較し分析を行いそれらを報告した。
14:25-14:45 松本隼人、北條仁志(大阪公立大学大学院情報学研究科)
タイトル:『動的役割付与型ネーミングゲームによるイノベーション普及プロセスの分析』
概要:本研究では、新しい言葉や製品が社会に普及する過程を動的な役割分化の観点からモデル化する。エージェント間の相互作用と成功体験に基づき、イノベーター理論の各採用者層が創発的に決定されるネーミングゲームを構築する。このリアルタイムな役割獲得と行動変化のフィードバックが、普及パターンに与える影響をシミュレーションにより検証した結果を報告した。
14:50-15:10 源隆哉、鈴木陸斗、王瀚東、堀口正之(神奈川大学大学院理学研究科)
タイトル:『抽象空間上のマルコフ決定過程とその最適政策について』
概要:マルコフ決定過程では、状態と決定空間にコンパクト性がない場合での最適政策の存在性を示すために最適値関数のinf-compact性を仮定する手法がある。そのもとでの最適政策の存在性を明らかにし推移確率、政策で適切な確率過程を構成できることを保証するIonescu Tulceaの拡張定理について紹介した。
15:10-15:30 鈴木陸斗、源隆哉、王瀚東、堀口正之(神奈川大学大学院理学研究科)
タイトル『確率計画法における優先順位制約ナップサック多面体(PCKP)』
概要:確率計画問題は不確実要素による実行不可能性から、実行可能解が存在する等価確定問題として定式化されることが一般的に知られている。本研究では、その等価確定問題の一つである確率的制約条件付き最適化問題について誘導被覆の概念を定義し、さらに優先順位制約ナップサック多面体(PCKP)による再定式化を考察した結果を報告した。
15:45-16:45 渡辺俊一(東京情報大学)
タイトル:『On common fixed point theorem for φ-contractive type mappings in meanger spaces』
概要:確率的計量空間は1942年にMengerによって導入され、確率的 k-contraction の不動点定理が1972年に Sehgal と Bharucha によって初めて研究された。確率的 k-contractionの自然な一般化として、確率的φ-contractionの不動点定理が得られている。また、近年φ-contractionの共通不動点定理も得られている。
Wangaは、weakly compatibilytyとCLRg propertyを使ったφ-contractionの共通不動点定理 について述べている。本発表では、写像のweakly compatibilytyとCLRgpropertyを仮定のもとでφ-contractionの一般化を考え、共通不動点定理の成立することについて報告を行った。
16:45-16:55 ショートコミュニケーション
16:55-17:00 閉会のあいさつ
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「確率最適化とその応用」(第18回)研究部会
開催日時:2025年12月26日(金曜日) 午後2時45分から午後4時30分
開催場所:ZOOMハイブリット開催
副会場:KS11名古屋会議室(愛知県名古屋市中村区則武1丁目13-9 チサンマンション第3名古屋 10階 1006号室)
参加者数:21名
14:45-14:50 開会のあいさつ
14:50-15:20 王 瀚東、源隆哉、鈴木陸斗、堀口正之(神奈川大学大学大学院理学研究科数学領域)
『マルコフ連鎖モンテカルロ法と最適化アルゴリズム』概要:ベイズ統計学とマルコフ連鎖の性質を用いたマルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC)法によって、従来のモンテカルロ法では適用困難であった複雑な場合のシミュレーションが可能となった。本発表では、MCMCアルゴリズムについて、その収束性と具体例としての最小化問題を紹介した。
15:20-16:10 王 琦(長崎総合科学大学)、堀口 正之(神奈川大学)、張 景耀(京都大学)
『吸収マルコフ過程における経路選択とリスク最小化問題』経路選択問題には確定的モデルに対する動的計画法による解法や、確率的推移に対する信頼性評価基準を用いた確率計画法による解法などがある。本研究では、経路選択問題を到達地点を吸収状態と見なす吸収マルコフ過程の確率モデルとして定式化し、その最適化問題について考察しそれらの結果について報告を行った。
16:10-16:25 ショートコミュニケーション
16:25-16:30 閉会のあいさつ
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次回以降の年間予定:
・第19回研究部会 @ IMI応用確率シンポジウム
https://joint.imi.kyushu-u.ac.jp/post-20061/
日時:2026年1月22日(木) 14:40-15:40
形式:ハイブリッド
場所:九州大学西新プラザ
Session 7(14:40-15:40)
企画セッション「確率最適化とその応用」(20分,40分)
座長:堀口 正之(神奈川大学)
14:40 マルコフ決定過程におけるスケッチ行列を用いたニュートン法の改良
[1] *新田 健人、吉良 知文(九州大学)
15:00 多段意思決定問題における不変埋没法とマルコフ性
[2] (シンポジウム招待講演)*阪口 昌彦 (高知大学)、堀口 正之 (神奈川大学)
・第20回研究部会
日時:2026年1月31日(土) 午後
形式:ZOOM
講演者[1] 傅 靖先生(福岡工業大学情報工学部情報マネジメント学科)
講演題目:Delegated Networking and Principal–Agent Game under Incomplete Information: Theory and a Maturity-Structured Application
講演者[2] 枡屋聡先生(大東文化大学経営学部経営学科)
講演題目: TBA
以上です。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
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研究部会「確率最適化とその応用」
主査:堀口正之(神奈川大学)
幹事:王 琦 (長崎総合科学大学)
問い合わせ先:
horiguchi (アットマーク) kanagawa-u.ac.jp
件名に、「確率最適化とその応用」研究部会 問い合わせなどをご記入ください。
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