2024年度 第3回O Rセミナー 2024年11月30日(土)

『実験計画法の新潮流 ~空間充填計画,ベイズ最適化,多目的設計探査,機械学習の活用へ~』

開催趣旨:直交配列表実験やタグチメソッドに代表される実験計画法から、データ駆動型のベイズ最適化に代表される適応型実験計画法について概説した後、企業における開発や設計の現場での活用事例を紹介する。


日 時: 2024年11月30日(土)13:00~17:20 (12:45~入室可能,接続テストなどを行います.)
会 場: 現地とZoomとのハイブリッド開催
[現地] (株)構造計画研究所 本所新館(地下1階レクチャールーム)
〒164–0011 東京都中野区中央4–5–3(東京メトロ丸の内線「新中野」駅1番出口 徒歩約1分)
https://www.kke.co.jp/corporate/access/
[オンライン] Zoom(申込でご登録のメールアドレスへZoom接続情報をご連絡いたします.)

オーガナイザ・司会: 森田浩(大阪大学)
コーディネータ:高澤兼二郎(法政大学)
定 員:90名(うち現地50名まで.定員になり次第締め切らせていただきます.)


プログラム

13:00~13:10 開会の挨拶

森田浩(大阪大学)

13:10~14:10 セッション1 「実験計画法とコンピュータシミュレーションへの適用」

講師:山田秀(慶應義塾大学)
概要:実験計画法は、農事試験など物理的な実験におけるデータ収集と解析法として発展している。本講演では、コンピュータシミュレーション実験にたいする実験計画法の適用を説明する。

14:20~15:20 セッション2 「データサイエンスによる高機能性材料の研究・開発・評価・製造」

講師:金子弘昌(明治大学)
概要:化学・化学工学の分野において様々なデータが蓄積されつつあり、そのデータを解析する動きが活発になっている。一方で、研究所での実験結果、高機能性材料の開発データ、化学・産業プラントにおける様々な製品の製造データなど、蓄積されたデータを十分に活用しきれていない状況も存在する。データ化学工学研究室 https://datachemeng.com/ では、様々な高機能性材料のデータをコンピュータでデータ解析・機械学習し、その中に隠れている関係性を見つけモデル化し、そのモデルにもとづいて未知の化学構造・材料・製品を評価したり、設計したりしている。さらに、各種装置や化学プラントにおいて高品質の製品を安定的に製造するため、測定が困難なプロセス変数の値をプロセスデータから予測し、管理・制御する技術の開発をしている。本講演ではデータサイエンスにより高機能性材料の研究・開発・評価・製造を支援する方法を解説し、様々な応用事例について紹介する。

15:30~16:30 セッション3 「多目的設計探査の実務展開について」

講師:吉野睦((株)デンソー)
多目的設計探査とは、空間充填計画による実験応答採集、ノンパラメトリック回帰によるモデリング、遺伝的アルゴリズムによる最適点探索という流れで実施されるか、パレート解の存在等の問題も多い。これらを踏まえ実務に適用するうえで留意すべき点について経験を述べる。

16:40~17:10 セッション4 「製品開発に向けた材料配合最適化の取り組み」

講師:滝勇太((株)構造計画研究所)
化学や素材メーカーを筆頭に、材料開発の効率化を目的として情報科学の技術を駆使したマテリアルズインフォマティクスの適用が進んでいる。本講演では、目標とする製品性能を満たすような材料配合の検討課題に対して適用する際の、問題設定や解決アプローチ、またその時の実務的な課題について紹介する。

17:10~17:20 閉会の挨拶,アンケート記入

参加申込について

参加費(電子テキスト代込み): 正・賛助会員(協賛学会員を含む)5,000円,学生会員1,000円,学生非会員1,500円,非会員 20,000円.
※参加費の返金には応じられない旨,ご了承ください.
※紙テキストのご希望には応じられない旨,ご了承ください.

申込および支払方法: OR学会WEB 申し込みサイト https://smms.kktcs.co.jp/smms2/event/orsj/49 からお申し込み・お支払いください.
申込および支払締切:2024年11月19日 (火)


協賛学会: 日本経営工学会(JIMA),日本品質管理学会(JSQC),日本信頼性学会(REAJ),研究・イノベーション学会(Jsrpim),日本設備管理学会(SOPE-J),経営情報学会(JASMIN),プロジェクトマネジメント学会(SPM),日本化学会(CSJ),化学工学会(SCEJ)


問合せ先: 日本オペレーションズ・リサーチ学会ORセミナー企画委員会 E-mail: or-seminar@m.orsj.org

ORセミナーに係る不明点などございましたら,ORセミナーよくある質問(FAQ) をご覧ください.