【開催案内】第318回待ち行列研究部会

第318回 「待ち行列研究部会」

日時:令和6年7月20日 14:00~17:00
場所:ハイブリッド (東海大学 品川キャンパス 1号館2階 1-2会議室&オンライン)
※詳細な経路については,本部会のトップページもご覧ください.

★★★★★★★★★★ 参加申し込みフォーム★★★★★★★★★★
参加形式(現地,オンライン)に関わらず、下記フォームにてお申込みください.
https://forms.gle/5mZYBDXAWNgbvF5NA
※参加人数把握のため、フォームでのお申込みについてよろしくお願いいたします.
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■ 講師とテーマ

1. 津川 翔 (筑波大学)

「未知のソーシャルネットワークにおけるインフルエンサーの特定」

人と人との関係を表現したソーシャルネットワークにおける影響力の強いノード、いわゆるインフルエンサーを特定することは、効果的なバイラルマーケティングや誤情報の拡散抑制などの応用上重要な研究課題である。インフルエンサーを特定するための多くの手法は、インフルエンサーの属するソーシャルネットワーク全体の構造が既知であることを前提とする。一方で、ソーシャルネットワークの規模は非常に大きいため、その構造を取得すること自体が困難である。本講演では、ソーシャルネットワークの構造に関する限られた情報のみからインフルエンサーを特定する研究の成果を紹介する。ネットワークサンプリングによって得られた部分的なネットワークの構造のみからインフルエンサーを特定するための手法と、その有効性を評価した実験の結果を報告する。

2. 塩田 茂雄 (千葉大学)

「多数同時接続のためのスロット化アロハ方式:公平性と性能のトレードオフ」

多数のデバイスを基地局に接続するためにスロット化アロハ方式を利用する際の性能を,マルチセル環境において評価する.評価には確率幾何解析とシミュレーションの両方の方法を用いる.すべてのデバイスが同じ強度で信号を送信すると,基地局から遠いデバイスほど不利になるという不公平が生じるが,送信強度をデバイスと基地局との距離によって調整して不公平性を解消すると逆にスループットが低下することなどを示す.