一般社団法人エネルギー・資源学会『サマーワークショップ2023』開催のご案内

〔テ ー マ〕エネルギー・資源と関連の深いSDGsを考える ~水・エネルギー・食料相互関係(Nexus)に着目して~
〔主 催〕エネルギー・資源学会
〔共 催〕環境経済・政策学会,省エネルギーセンター,電気学会東京支部,日本エネルギー学会,
空気調和・衛生工学会,日本オペレーションズ・リサーチ学会(予定)
〔開 催 日〕令和5年9月25日(月)13:00~17:00 終了後,交流会を予定
〔会 場〕東京大学本郷キャンパスおよびオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
〔講 師〕花崎 直太 氏(国立研究開発法人 国立環境研究所)/林 礼美 氏(公益財団法人 地球環境産業技術研究機構)
〔参 加 費〕正会員・特別会員・協賛団体会員5,000円,非会員6,000円※1,学生2,000円(税込,予定)
※1.非会員の方でも参加申込みと併せて入会手続きをしていただければ,会員資格で参加できます.
〔支払方法〕1銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046 2郵便振替 00930-5-302948
〔申込方法〕当学会Webサイト(https://www.jser.gr.jp/)からお申込み下さい.
〔申込締切〕令和5年9月18日(月)
〔問合せ先〕ワークショップの内容に関すること:上道 茜(早稲田大学) Email:uemichi@waseda.jp
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局 Email:webmaster@jser.gr.jp

2015年に国連で,持続可能な開発・発展を目指して「持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals:
SDGs)」が採択されました.SDGsには,エネルギー・資源問題に関連が深いエネルギー供給や気候変動対策,資源
の持続的利用のみならず,貧困・飢餓,教育,生態系保全,水資源の保全など広範な目標が含まれており,それら17
の目標は複雑に関係しあっています.そのため,SDGsの達成のためには,その相互作用を踏まえつつ,すべての国
で,社会・経済・環境の多方面から包括的に取り組む必要があります.とりわけ,エネルギー分野と水,食料分野は
関連が深く,水・エネルギー・食料の相互関係に着目した”Water-Energy-Food Nexus”という研究領域も新たに立
ち上がっています.SDGs達成の年限である2030年までの折り返し地点である今年以降,SDGsが持つこうした目標
間の相互作用性は,より顕著に顕在化してくることが予想されます.こうした現状を考える際には「エネルギー・資源」
分野のステークホルダーとしての視点だけでなく,関連する水・食料分野の知見を学ぶことも必要です.加えて,「自
分ごと」としての視点と「地球規模」の視点の両方を持つ必要があります.そのため,多様なバックグラウンドを持
つ参加者同士によるディスカッションは,こうした複眼的観点を養うために,有効な手段のひとつです.
本ワークショップでは,テーマに関連する講演,および,参加者同士の活発な議論などを通じて,エネルギー・資
源分野と関わりが深いSDGs,特に,水資源のアクセス,飢餓・食料問題との相互作用について考えることを目指します.
講演では,地球規模の水循環や水分野の気候変動影響評価に関する研究者とエネルギー・水・食システムの影響評価
を専門とする研究者をお招きし,各研究分野の最前線について学びます.また,グループワークでの議論の場を設け,
参加者それぞれの視野を大きく広げると共に能動的な学びを実現することを目指します.多様なバックグラウンドを
お持ちの方々のご参加を,お待ちしております.