近藤賞受賞記念講演

日時:9月15日(金)11:10〜12:10

会場:S会場(G号館301教室)

※本講演は一般公開対象です.参加登録していない場合でも会場入り口での記帳のみで参加いただけます.

加藤 直樹 氏(兵庫県立大学 情報科学研究科長)

略歴

昭48京大・工・数理卒.昭52同大学院博士課程中退.
同年大阪成人病センター勤務. 昭56年神戸商科大・管理科学・講師.平3同教授. 平9京大工学研究科建築学専攻教授.平27関西学院大・理工学部教授, 組合せ最適化, 計算幾何学の研究に従事. 最近は、最速避難計画、組合せ剛性理論の研究に従事。平12 Hao Wang Award受賞. 平24 OR学会業績賞,令4兵庫県科学賞. 著書「数理計画法」, 「データマイニングとその応用」など.

題目:「組合せ最適化と計算幾何学の研究を振り返って」

概要

これまでに行ってきた自身の研究を振り返って,どのように研究を進めてきたかについてお話したい.なかでも,継続的に取り組んできた「組合せ最適化」と「計算幾何学」の分野において,どのような貢献ができたのか幾つかの中心的なトピックに絞ってお話したい.扱う話題は「離散資源配分問題」,「ネットワーク最適化」,「建築最適化」,「最速避難計画」,「組合せ剛性理論」など多岐にわたる.また,現在所属する兵庫県立大学社会情報科学部の設立に携わった経緯となったデータサイエンスに関する研究についても触れる.