【開催案内】最適化の理論とアルゴリズム(RAOTA)第12回研究会(2/23)のご案内

日時:2026 年 2 月 23 日(月) 13:30–18:00(開場は 13:00 頃)
開催方法:対面およびウェブ会議システム Zoom によるハイブリッド開催
対面会場:国立情報学研究所 (NII) 12 階 1208 号室

講演1
– 講演者:入谷亮介氏(理化学研究所) https://lambtani.github.io/website/
– 講演題目:生物多様性指標を用いてマルコフ連鎖の状態数を調べる
– 講演概要:生物学において、多様性(生物多様性)を測るのは究極的な目標の一つである。その基本的な思想は、「集団に属する種の実効的な数(有効種数)を計測すること」である。主として生態学では、生物多様性を表す量として、Hill数と呼ばれる、確率分布を与えると有効種数を出力する、エントロピーと密接に関わる関数が用いられてきた。これに対して近年、状態の間の類似性を考慮した、Hill数の一般化であるLeinster-Cobbold-Hill数(LCH数)が提案された。特に、LCH数の最大化問題を解いた結果として現れる量はmagnitudeと呼ばれ、非常に豊かな数学的な構造を持つことがわかってきている。本講演では、以上のような枠組みのもとで、生物多様性理論をマルコフ連鎖に適用し、マルコフ連鎖の状態の数を数える手法を導入する。また、それを生物学・物理学のモデルに適用することで、マルコフ連鎖の構造を抽出するための枠組みを紹介する。足立景亮氏との共同研究内容を含む。

講演2
– 講演者:河瀬康志氏(東京大学) https://www.yambi.jp/
– 講演題目:選択対応の経路独立性
– 講演概要:選択対応とは,与えられた財の集合の中から望ましい財の集合を表現する概念である.本講演では,選択対応に対する「経路独立性」という新しい性質を導入し,選択関数について既に知られている経路独立性を拡張する.選択対応が経路独立であるとは,任意の整合的なタイブレークによって得られる選択関数が経路独立となることとして定義される.この新しい概念から,いくつかの重要な性質が導かれることを示す.さらに,これらの結果に基づき,安定かつ効率的なマッチングの特徴づけを与える.本講演の内容は,坂東桂介氏,今村謙三氏との共同研究成果に基づくものである.

参加費:無料
参加資格:自由(会員/非会員不問)
参加申込:
– 対面参加:こちらのフォームからお申し込みください https://forms.gle/MfRL29vK5CjwtArj6
– オンライン参加:こちらのフォームからお申し込みください https://us02web.zoom.us/meeting/register/y2PE4hTCSmKz_B0JWDWjgw

なお、本研究部会の最新情報は研究部会のウェブページ /raota/ でご覧いただけます。

主査:林俊介(法政大学)
幹事:藤井海斗(京都大学)