【開催案内】「ヘルスケアのOR」第21回研究会のお知らせ 8/28

この度,日本OR学会  ヘルスケアの OR 研究部会では,
中田和秀(東京科学大学工学院),
小野太一(政策研究大学院大学政策研究科),
藤原直哉(東北大学大学院情報科学研究科)
の3先生をお招きして研究会を8月28日(木)午後に
政策研究大学院大学(港区六本木)にて開催することになりましたので,
ご案内いたします.ハイブリッド形式で行ないますので,
リモート参加も可能です.詳細は下記をご覧ください.
研究会は参加費無料で,当日は会場近くでの懇親会も予定しております.

ご参加をご希望の方は,下記よりご登録をお願いいたします.
https://forms.gle/TPchw6VTNAEJVaxy8
懇親会に参加される方は**8/21まで**の参加登録をお願いします.

多数の皆様のご参加をお待ちしております.

主査 土谷 隆
幹事 伊藤真理,小笠原悠

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■「ヘルスケアのOR」第21回研究会

日時
2025年8月28日(木)13:30~17:30
場所
政策研究大学院大学 4階 研究会室 B および オンライン(Zoom)

プログラム

13:30-14:40
疾病予測と診断支援における機械学習と数理最適化の応用
中田和秀(東京科学大学工学院)
アブストラクト
本発表では,医療分野における機械学習と数理最適化の応用に関する2つの
研究を紹介する.1つ目は,行列因子分解を用いた個別患者の疾病予測および
医療事象の特徴抽出に関するものである.2つ目は,実務的制約を考慮した診断
支援のための二分決定グラフ最適化に関する研究である.

14:55-16:05
2040年を見据えた医療・介護政策の課題と展望
小野太一(政策研究大学院大学)
アブストラクト
OR部門の専門家の先生方の, 医療・介護分野に係るご研究の参考となることを念
頭において, 人口減少・少子高齢化に対応した医療・介護分野の政策の現状と
課題について, 制度・政策の基本的な枠組みをおさえつつ, 最新の動向について
報告する. まずは医療・介護政策に係るいくつかの基本的な構図及び我が国の
制度の基本的なポイントと, 簡単な歴史について説明する. 次いで人口や
世帯構造の変化について触れた後,  ICT/DX等も含めそれに対応した各分野に
おける政策的な対応の現状を説明する.  最後にいくつかの論点に係る私見を
申し上げたい.

16:20-17:30
接触ネットワーク構造の特徴と感染症拡大の数理的理解にむけて
藤原直哉(東北大学大学院情報科学研究科)
アブストラクト
感染症の拡大メカニズムを理解するうえで,数理モデルは不可欠である.従来の
モデルでは,個体間の接触は均一として扱うことが多かったが,近年では実際の
接触構造が非均一であること,そしてそのネットワーク構造が感染拡大の速度や
規模に本質的な影響を及ぼすことが明らかになってきた.本講演では,接触ネッ
トワークを導入した感染症数理モデルの基礎的な枠組みを概観するとともに,
実社会における接触構造を推定する取り組みについて紹介し,感染症制御の戦略
設計やシミュレーションに与える示唆について議論する。

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・問い合わせ先
mariito●opal.kobe-u.ac.jp (伊藤真理)
ogayu●tmu.ac.jp (小笠原悠)
tsuchiya●grips.ac.jp (土谷隆)

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