第313回 「待ち行列研究部会」
日時:令和5年12月16日 14:00~17:00
場所:ハイブリッド (早稲田大学西早稲田キャンパス&オンライン)
■ 対面参加の方へ:
対面会場は「早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館 1F数学応数会議室」です.
■ オンライン参加の方へ:
オンラインで参加される方は,以下の URL より参加登録をお願いいたします.
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZAlcuyhpz0qGdyU0-jRmArnlvIfrEKe0Azc
■ 講師とテーマ
1. 牧本直樹(筑波大学),高嶋隆太(東京理科大学)
「蓄電池を利用した電力入札戦略における待ち行列モデル」
太陽光や風力で発電した電力を電力市場で売電する場合,蓄電池を利用して電力価格が高い時間帯に売電する戦略が考えられる.本発表では,蓄電量の変化を待ち行列でモデル化した上で,入力戦略の最適化について考察する.
2. 滝根哲哉 (大阪大学)
「待ち列中の空白と待ち客の前進遅延がある定常なマルコフ型待ち行列について」
到着率がシステム長に依存する場合を許す、待ち列中の空白と待ち客の前進遅
延がある定常なマルコフ型待ち行列を考える。このモデルに関しては、既に
2021年度の待ち行列シンポジウムにおいて、システム長 L と系内客数 N の結
合定常確率関数の精度保証付き数値計算アルゴリズムを報告した。今回の報告
では、到着率が一定の場合、並びに、到着率が L に依存する場合に対して、
L と N の結合母関数、結合定常確率関数の陽表現、低次積率の陽表現、到着
率が一定の場合の漸近特性、ならびに、定常システム遅延分布のLST、到着率
が一定の場合の漸近特性、積率の数値計算アルゴリズム等を含む、網羅的な定
常解析の結果を報告する。