一部、プログラムの情報に不備がございました。
申し訳ございません。お詫びして修正させていただきます。(10月10日修正)
■ 主催(50音順):
・「確率最適化とその応用」研究部会
・「信頼性とOR」研究部会
・「待ち行列」研究部会
・「量子コンピュータと次世代計算機活用」研究グループ
■ 日時:2023年10月14日 (土) 13:25~17:15
※終了後に同じ会場で意見交換の場を設ける予定です.
■ 会場:長崎総合科学大学 8号館821教室 (休憩室:8号館823教室)
(ハイフレックス ZOOM:最後に記載の事前登録のご案内をご参照ください)
アクセスマップ:https://www.nias.ac.jp/48_Access/index.html
https://www.nias.ac.jp/48_Access/img/access.pdf
〒851-0123 長崎県長崎市網場町536
最寄り:(長崎県営バスの場合)長崎駅->中央橋->長総大前バス停下車 山側に徒歩
5分
キャンパスマップ:https://www.nias.ac.jp/40_CampusMap/index.html
■プログラム(司会進行:堀口正之 神奈川大学理学部)
13:25~13:30 開会の言葉
13:30~14:20
講演者 丸山幸宏 長崎大学経済学部
講演タイトル 非決定性ナップサック問題の解法について
講演概要
本講演では、2種類の非決定性ナップサック問題、tree構造をもつ非決定性ナップサ
ック問題(nondeterministic tree knapsack problem: nd-TKP)およびその構造をも
たない非決定性ナップサック問題(nondeterministic tree knapsack problem: nd-KP)
を導入し、それらの問題の解法について述べる。本講演者は、これまで、与えられた
非決定性離散決定過程(nondeterministic discrete decision process: nd-ddp)が
非決定性逐次決定過程(nondeterministic sequential decision process: nd-sdp)
およびその部分問題クラス(nd-msdp、nd-pmsdp、nd-lmsdp)として表現できるため
の必要十分条件を導出してきた。様々な離散最適化問題が(nd-ddp)および(nd-sdp)
として表すことができる。例えば、非決定性最短経路問題(nd-msdp)、卵落し問題
(nd-msdp)、非決定性0-1ナップサック問題(nd-lmsdp)などである。本講演では、
上記、非決定性ナップサック問題(nd-TKP)および(nd-KP)が非決定性逐次決定過
程(nd-lmsdp)として表現できることを示し、その問題の最適解を求める。解法の一
つ目は、(nd-lmsdp)における再帰式を用いて、(nd-TKP)および(nd-KP)を(nd-lmsdp)
として表現した問題を解く。他の解法として、depth-first dynamic programming
algorithm について述べる。さらにその2つの解法を用いた具体例を示す。
14:25~15:15
講演者 高田寛之 山陽小野田市立山口東京理科大学工学部 数理情報科学科
講演タイトル フォークリフトの安全走行監視システムにおける注視機構と多目的
最適化
問題
講演概要
本研究課題は、防犯目的の監視カメラ映像を流用して、配送センター内を走るフォー
クリフトの安全走行監視を実現することがゴールである。ところが、可視化ツールに
よって、学習機械がフォークリフトを見ずに背景を見る問題が判明した。そこで、フ
ォークリフトに着目するような仕掛けが必要になった。本講演では、このような動画
内で動く物体の教師なし注視機構が多目的最適化問題として記述できること、そして
その考え方について解説する。
15:25~16:15
講演者 水谷聡志 愛知工業大学経営学部 経営学科
講演タイトル ランダム取替方策とWIB問題
講演概要
取替問題における近年の研究例として,ランダム取替方策の拡張モデル,また取替モ
デルの比較を行う問題 (WIB問題:Which-Is-Better Problem) について報告する.ラ
ンダム取替方策とは,確率分布に従って決まる時刻にシステムの保全・取替を実施す
るモデルである.ランダム取替の実際的なモデルとして,仕事の完了時に保全・取替
を実施することにより少ない費用で予防保全を実施できるモデルが考えられ,拡張モ
デルが多く提案されている.例えば,前もって決めれた回数の仕事が完了したとき取
替を実施するモデル,決められた回数の故障が発生したときに取替するモデルなどが
挙げられる.ここでは,それらのモデルとその WIB問題ついて,丁寧に説明する.
16:20~17:10
講演者 岸海斗 富士通研究所量子研究所 ロバスト量子CPJ
講演タイトル 離散対数問題に対する Shor アルゴリズムの実装と量子計算機シミ
ュレー
タを用いた実験
講演概要
公開鍵暗号などで利用されている素体上の離散対数問題は古典計算機で解くための
多項式時間アルゴリズムが見つかっていない。一方、量子計算機上で動く素因数分解
を解くための多項式時間アルゴリズムがShorにより与えられている。このShorアル
ゴリズムは離散対数問題にも利用できるため、耐量子計算機暗号への移行時期を見積
もるうえでそのアルゴリズムを動かすのに必要な量子計算機リソースを見積もる必
要がある。本講演では素因数分解のShorアルゴリズムの解説をし、それをベースに
離散対数問題のShorアルゴリズムを説明する。そのうえで大規模に実施した量子シ
ミュレーションから計算したリソース推定結果を紹介する。また、現在の暗号が用い
ている離散対数問題のパラメータパターンを説明し、それらについて量子計算機では
解きやすさに差が存在するという結果も紹介する。
17:10~17:15 閉会の言葉
景色の良いキャンパス、開催場所です。奮ってご参加くださいませ。
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4部会・グループ合同研究会 ~確率モデルの新展開~
ZOOM 事前参加登録の御案内
このZOOMミーティングの参加情報送信のために、
以下のアドレスで事前登録をお願いいたします。:
https://zoom.us/meeting/register/tJMvc-6oqTkiEtCsA_hSgsK8BY3oUNIEC2kv
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
■ 日時:2023年10月14日 (土) 13:25~17:15
※終了後に同じ会場で意見交換の場を設ける予定です.
■ 主催(50音順):
・「確率最適化とその応用」研究部会
・「信頼性とOR」研究部会
・「待ち行列」研究部会
・「量子コンピュータと次世代計算機活用」研究グループ
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