第8回「最適化手法とアルゴリズム(SOMA)」研究部会

日時:2023年2月22日(水)13時〜17時
開催方式:ハイブリッド開催
会場:東京大学 本郷キャンパス 工学部6号館 3階セミナー室A
参加方法:現地会場の参加は申込み不要.オンライン参加は以下のフォームから Zoom 接続情報を取得できます.
オンライン参加登録フォーム:https://forms.gle/jB4uEZ1s7oT4rTUcA

講演 1
五十嵐 歩美 氏(東京大学)
講演題目:The Price of Justified Representation
講演概要:
複数候補者を選ぶ投票では、各投票者が是認するか否認するかの二択の判断を行う二分型投票(approval voting)がよく用いられる。近年、二分型投票における比例性の概念であるJustfied Representation(JR)公理に関する研究が非常に活発に行われている。JR公理とは、価値観の似た集団の意見を集団の大きさに応じて適切に反映するというものである。JR公理を満たす投票ルールは最低限の比例性を満たすものと考えられるが、そのようなルールは他の望ましい公理を満たすとは限らない。例えば、JR公理は社会効用を最大にする原則や選好の被覆度合いを最大にする原則と必ずしも相容れない。本研究では、JR公理を課すことでをこれらの原則にどのような影響を与えるかを理論的かつ実験的に評価する。

講演 2
林 俊介 氏(法政大学)
講演題目:都市の集積経済と均衡解析モデル
講演概要:
多くの都市では中心部に商業施設などが集積する都心が形成され,その外周に住宅が立地する光景が見られる.また都市によっては都心以外に副都心が形成されることもある.こうした現象を説明する要因として指摘されるのが集積経済である.本発表では,この集積経済を定量的に分析するモデルの1つでもあるFujita-Ogawaモデルに焦点を当て,その理論的背景と最近の研究動向について連続最適化の立場より概説する.

参加費用:無料
参加資格:自由 (会員/非会員不問)。学生の方のご参加も歓迎いたします。
問い合わせ:幹事 伊藤勝(ito.masaru@nihon-u.ac.jp)

以上、よろしくお願いいたします。

研究部会 最適化手法とアルゴリズム (SOMA)
ホームページ: http://trout.math.cst.nihon-u.ac.jp/~ito.m/soma/index.html