【開催報告】ヘルスケアのOR研究会第12回

■「ヘルスケアのOR」研究部会

第12回~学生研究成果報告会~
日時:2022年12月10日(土)15:00~17:10
場所:
東京理科大学神楽坂校舎森戸記念館地下1階第1フォーラム
+オンライン(Zoom)
出席者:29名
(1)ヘドニック賃金法を用いた統計的生命価値の測定
新井 康太 (東京理科大学), 伊藤 真理 (東京理科大学),
高嶋 隆太 (東京理科大学)

統計的生命価値(value of a statistical life: VSL)の測定方法
には大きく分けて表明選好法と顕示選好法の二つがある.本報告で
は,交通事故のデータを用いて,顕示選好法の一つであるヘドニッ
ク賃金法によりVSLを測定し,その結果,平均VSLは,6.16億円とな
り,先行研究と比較して妥当な値であるを示した.

(2)入院数と在院日数予測に基づく入院患者の病床スケジューリング
松林 祐加 (東京理科大学),伊藤 真理 (東京理科大学),高嶋 隆太
(東京理科大学) ,鵜飼 孝盛(防衛大学校/海老名総合病院),
小泉 正樹 (海老名総合病院),矢野 明美(海老名総合病院),
松島 俊輔(海老名総合病院),猪口 貞樹(海老名総合病院)

海老名総合病院においては,病床使用実績や天候のデータ等を参考に,
入院数や患者の在院日数を予測し手作業で病床管理を行っている.し
かし,適切な予測とそれに基づく病床スケジューリングは難しいマネ
ジメントとなる.本報告では,入院数と在院日数の予測と病床スケジ
ューリングにおける手法を提案し,病院の利益の観点から在院日数の
予測と病床スケジューリングの両手法の有効性を示した.

(3)クリニックにおける予約患者枠の最適設定
山本万梨花,鈴木敦夫(南山大学)
ある産婦人科クリニックの予約システムにおける予約患者の初診・再診
・自由診療などの予約枠の最適化問題を考え,予約枠の最適な設定方法
を求める問題を0-1整数計画法問題として定式化し,最適化ソフトウェア
で解を求めて,自由診療の枠を確保することを考えた.本報告では,実
際のデータをもとに患者数を予測し,その予測にもとづいて求めた最適
な予約枠の設定が紹介された.