【開催報告】ヘルスケアのOR研究部会

■「ヘルスケアのOR」研究部会

第8回
日時:2/5 13:00 – 14:40(開場12:40)
場所:オンライン(Zoom)
出席者:16名
(1)BMI関連遺伝子情報を考慮した Directional efficiencyの利用
中村翔(神奈川県立保健福祉大学),小笠原悠(東京都立大学)
肥満の予防介入は性別,年齢,体質(個人因子)を加味した生活習慣の
評価で効率化が期待できるが,現在は一般的な介入しか行えないのが現
状である.本報告ではDEAの適用により個人要因を加味した生活習慣指標
を考え,前向きコホートデータによりDEAへの遺伝子情報の組み入れ有無
で順位が上下する集団の特徴が報告された.

(2)手術部門システムにおけるオペレーションズ・リサーチの活用状況と今後の展開
小倉正樹(株式会社フィリップス・ジャパン)
株式会社フィリップス・ジャパンの手術部門システムORSYSは電子カルテ
システムの一部として手術部における記録の電子化やチーム医療に貢献し
ている.手術室のスケジューリングをORにより最適化する仕組みを構築し,
実際にORSYSの1つの機能として実装するまでの過程とORを用いた今後の展
開が報告された.