「超スマート社会のシステムデザインのための理論と応用」研究部会 第10回研究会

日本 OR 学会会員の皆様;

九州大学の山口です.
お世話になっております.

「超スマート社会のシステムデザインのための理論と応用」研究部会では,
第 10 回研究会を以下の通り開催いたします.
多くの方にご参加いただけますと幸いです.

日時: 2021年7月13日 (火) 13:30–15:00
会場: Zoom によるオンライン開催
参加費用: 無料
事前申込: 以下のフォームより,7月11日 (日) までにご登録をお願いいたします.
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdFxAq5aepsNKehtxIFJ1uYwuVTpTeu2YAyG3rlv58dSMdkpw/viewform
ご登録いただいた方にのみ,開催 URL を事前にご連絡いたします.

講演者: 田中 俊二(京都大学 国際高等教育院/大学院工学研究科)
題目: 積み替え問題とその周辺
概要: 多数の荷物を限られたスペースに保管する場合,何層にも積み重ねるの
が一般的である.しかし,下層の荷物を運び出すには,その上に積まれた荷物
を別の場所に積み替えなければならない.その際,次に運び出す荷物の上に積
み替えてしまうと,再びその荷物を積み替えなければならなくなる.したがっ
て,荷物を運び出すのに必要となる積み替え作業を減らすためには,積み替え
先をうまく選ぶことが重要である.このような荷物の積み替えに関する研究は,
おもにコンテナターミナルにおけるコンテナを対象として,これまで数多く行
われてきた.その代表例に,コンテナ(ブロック)積み替え問題,コンテナ整
列問題がある.コンテナ積み替え問題は,コンテナをすべて運び出す際に必要
となる積み替えの手間を最小化する問題,コンテナ整列問題は,積み替えなし
に運び出せる配置へコンテナを積み直す問題であり,いずれもNP困難であるこ
とが知られている.本講演では,これら問題や類似の問題に対する研究動向を
概観するとともに,効率的な解法を目指した我々の研究を紹介する.

主査: 牧野 和久(京都大学)
幹事: 山口 勇太郎(九州大学),森本 陽(三菱重工業(株))
Website: https://sites.google.com/site/supersmartsocietysystem/


山口 勇太郎
九州大学 システム情報科学研究院 情報学部門 准教授