第59回 研究会(開催報告 参加者:10名)

  • 日時:2022年8月10日(水)10:00~12:00
  • 場所:Zoomによるオンライン開催

(※)ZOOMの接続先は、参加申込者と研究部会のメーリングリスト登録者宛に、開催日の数日前までにリマインダーにてお知らせいたします。

  • 参加申込:受付を終了しました。
  • 申込締切:2022年8月8日(月)15:00
  •  1(10:00~11:00)
    • 講演者 :山田 恵里 氏(名古屋市立大学)
    • 講演題目:The knowledge complexity of the automotive industry: An
      inter-regional comparative perspective
    • 講演概要:本研究は,欧州,日本,米州,中国,ASEAN・インドにおける自動車部品の生産において,各国の自動車部品サプライヤや部品が有する知識洗練性の大きさを明らかにすることを目的とする。分析には経済複雑性指標を用いて,サプライヤと部品の知識洗練性を計測した。分析結果より,イノベーティブな部品は知識洗練性の大きいサプライヤが生産する傾向があることが明らかとなった。また,知識洗練性の大きいサプライヤはイノベーティブな部品を生産するだけではなく,他の多くのサプライヤが生産している遍在性の大きい部品を含めて多様な部品を生産していることが示された。欧州や日本に本社があるサプライヤは知識洗練性が大きく,イノベーティブな部品を多数生産していることから,これらサプライヤは今後の自動車産業の発展へ寄与するであろうと考えられる。(作文者:講演者、8月15日掲載)
  • 2(11:00~12:00)
    • ファシリテーター:飯田洋市(公立諏訪東京理科大学)
    • 交流会(いくつか話題を提供しますので、ご参加の上、ご発言いただけると幸いです)
    • 開催報告:前半はご講演への質疑応答の時間となりました。その後、参加していただいた8名のかたから、それぞれ自己紹介やご講演への質問などをしていただきました。実データの入手方法や取り扱いについて情報交換を行うことができました。また、本研究会を国際化していくための取り組みとして、本研究会(参加者)とかかわりのある国際会議(ISAHP2022KES-IDT-22)の紹介がありました。12:00少し前に終了となりました。(ファシリテーター作成、8月15日掲載)
  • 開催後記:今回の研究会では、時間を気にすることなく、質疑応答の時間をとることができました。結果的に質疑応答の時間を20分とることができました。昨年度は一回の研究会で二つの講演の形にこだわりましたが、参加していただいた方から、質疑応答の時間が長くとれるので、一回の研究会で一つの講演というのもいいのではないかというご提案をいただいていました。まさにそのような研究会となりました。また、今回の研究会では、交流会の時間に、関係者内でKES-IDT-23が公表されたとのご紹介がありました。公式発表がありましたら、改めて本ウェブサイトでも取り上げたいと思います。このような情報共有の時間にできることも交流会のメリットだと思いました。引き続き、よろしくお願い申し上げます。(主査作成、8月15日掲載)

(備考)
※お名前を確認した上で入室許可をしますので、実名と所属名での入室をお願いします。
※講演中はマイクオフとしてください。ビデオはどちらでも結構です。
※ホスト以外は録音や録画を固く禁止とします。