日本OR学会 2006年秋季研究発表会 TOP

日本OR学会 2006年秋季研究発表会 プログラム


9月12日 火曜日
時間 A会場 B会場 C会場 D会場 E会場 F会場 G会場
9:10 -- 10:30 都市・地域(1) 確率 教育 マーケティング(1) 在庫管理 動的計画 企業事例交流会(1)
休憩
10:40 -- 12:00 都市・地域(2) 金融工学(1) 離散最適化(1) マーケティング(2) 情報・通信 DEA 企業事例交流会(2)
昼休み
13:10 -- 14:10 S会場 特別講演
「「観光」の現状と展望 - OR手法導入の必要性 -」
東海旅客鉄道株式会社 相談役 須田 寛
14:10 -- 14:30 S会場 学生論文賞表彰式
休憩
14:40 -- 16:00 都市・地域(3) 金融工学(2) 離散最適化(2) 部会報告(マーケティング・インテリジェンス) 待ち行列 AHP 企業事例交流会(3)
休憩
16:10 -- 17:10 S会場 INFORMSエーデルマン賞ファイナリスト賞受賞記念特別講演
「大学経営におけるORの活用 - 戦略的レベルから日常業務まで -」
南山大学 教授 澤木 勝茂
17:20 -- 19:20 懇親会

9月13日 水曜日
時間 A会場 B会場 C会場 D会場 E会場 F会場 G会場
9:30 -- 10:50 都市・地域(4) 金融工学(3) 離散最適化(3) 政策・行政 非線形最適化 ゲーム理論(1) オーガナイズドセッション
交通とOR
休憩
11:00 -- 12:00 S会場 文献賞受賞招待講演
「離散構造を紐解くグラフ連結度アルゴリズム」
京都大学大学院 情報学研究科 数理工学専攻 教授 永持 仁
昼休み
13:10 -- 14:10 S会場 会長就任挨拶 兼 IEEE Founders Medal受賞記念特別講演
「価値創造に向けて」
株式会社NTTデータ 相談役 青木 利晴
休憩
14:20 -- 15:40 輸送・交通(1) 金融工学(4) グラフ・ネットワーク(1) 部会報告(評価のOR) 信頼性(1) ゲーム理論(2) オーガナイズドセッション
観光とOR
休憩
15:50 -- 17:10 輸送・交通(2) 予測 グラフ・ネットワーク(2) 部会報告(評価のOR) 信頼性(2) ゲーム理論(3) オーガナイズドセッション
都市とOR


A会場「都市・地域(1)」 (9月12日(火)9:10 -- 10:30)

座長:伏見 正則(南山大学)

1-A-1 表題 災害時における要援護者の避難計画の立案
発表者 *三河 辰洋(中央大学)   田口 東(中央大学)  
概要 本研究では,地域住民が自主避難の困難な住民を援護して,安全な場所に避難させる計画を立案するために,援護活動総距離を最小にする援護者割当問題と援護活動のスケジューリングから援護者割当を決定する.
1-A-2 表題 領域間の平均道路距離 −都道府県を例として−
発表者 *鳥海 重喜(中央大学)   田口 東(中央大学)  
概要 従来,地域解析を行う際には,代表点間の直線距離や道路距離などが用いられてきた.本稿では,2つの領域間の平均道路距離と呼べるような距離を定義し,実際の道路網を用いて算出した距離と既存の距離との比較を行う.
1-A-3 表題 首都直下地震による被害推定のための鉄道利用者の時空間分布
発表者 *川口 真由(中央大学)   田口 東(中央大学)  
概要 朝夕のラッシュ時に地震が発生すると,多くの被害が生じると考えられる.時空間ネットワークを用いることで,鉄道利用者の時空間分布を把握し,地震発生時の被害を詳細に想定するためのデータを提供する.
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A会場「都市・地域(2)」 (9月12日(火)10:40 -- 12:00)

座長:田口 東(中央大学)

1-A-5 表題 熱線反射ガラスに映り込む空の量の研究
発表者 *切田 元(筑波大学)   大澤 義明(筑波大学)  
概要 近年,ハーフミラーを利用した建築物が増加している.壁面には周辺の景観が映り込むが,特に空の映り込みによる圧迫感軽減効果は大きい.そこで,映り込む空の量を計算し,ハーフミラーのある街路空間を特徴付ける.
1-A-6 表題 山並み景観と携帯電話基地局
発表者 *小林 隆史(筑波大学)   腰塚 武志(筑波大学)   大澤 義明(筑波大学)  
概要 近年,増加する携帯電話基地局が景観上問題視されている.そこで,基地局の山並み景観への影響を見えの角度(仰角)で捉え,応用例として筑波山が基地局よりも高く見える確率をポアソン過程モデルで導出・分析した.
1-A-7 表題 火災や建物倒壊の影響を考慮した避難場所への割当
発表者 *武末 裕樹(筑波大学)   鈴木 勉(筑波大学)  
概要 大地震発生時における火災や建物倒壊の影響を考慮した避難場所への割当を数理的アプローチにより求めた.これにより計画上の割当よりも安全と考えられる割当の存在が確認できた.
1-A-8 表題 地域気象データにみる都市温暖化の傾向分析
発表者 *吉田 肇(全国地球温暖化防止活動推進センター)  
概要 東京・大手町を含む都内6箇所の観測地点の気象データの単回帰分析等を行った結果、気温上昇、日照時間の増加、集中降雨等ヒートアイランド現象によると思われる傾向が確認された。
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A会場「都市・地域(3)」 (9月12日(火)14:40 -- 16:00)

座長:田中 健一(東京理科大学)

1-A-9 表題 k次メディアン問題とその救急システムへの適用
発表者 *古田 壮宏(南山大学大学院)   稲川 敬介(南山大学)   鈴木 敦夫(南山大学)  
概要 救急車の配置がメディアン問題にならないことに注目し,k次メディアン問題とそのネットワークボロノイ図を利用した近似解法の提案を行う.また,実際に瀬戸市の道路網を用いて救急車の新たな配置場所の提案を行う.
1-A-10 表題 救急車の配備におけるメディアンとセンターの比較
発表者 *稲川 敬介(南山大学)   古田 壮宏(南山大学大学院)   鈴木 敦夫(南山大学)  
概要 本研究では,瀬戸市の例を用いて救急車の配備問題について考える.古典的な配置問題で提案されているメディアンとセンターを,平均対応時間やその分布などを用いて,救急車の配置という視点から比較する.
1-A-11 表題 大規模施設配置問題のための並列化手法の比較
発表者 *宮澤 元(南山大学)   古田 壮宏(南山大学大学院)   鈴木 敦夫(南山大学)  
概要 大規模ネットワーク上の施設配置問題解法を高速化するために,ネットワークボロノイ図を用いた近似算法の並列化手法を既に提案した.本稿ではこれに加えて二つの別の並列化手法を示し,各並列化手法の比較を行う.
1-A-12 表題 センサネットワークにおけるクラスタリング手法の改良
発表者 *石崎 文雄(高麗大学)   佐々木 美裕(南山大学)   古田 壮宏(南山大学大学院)   鈴木 敦夫(南山大学)   宮澤 元(南山大学)  
概要 センサネットワークのクラスタリングの問題を施設配置問題として定式化し解を求める。従来提案されている手法による解よりもわれわれの提案する手法による解の方が優れていることを示す。
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B会場「確率」 (9月12日(火)9:10 -- 10:30)

座長:中出 康一(名古屋工業大学)

1-B-1 表題 プロバビリテー翻訳史
発表者 *中塚 利直(首都大学東京)  
概要 Probabilityの翻訳は、現在”確率”になっている。しかし、これに統一されるまでは、磅余曲折を経ている。このことを統一的に調べた研究は見当たらない。本発表では、明治の輸入時期の話をする。
1-B-2 表題 順位付けじゃんけんの確率的解析
発表者 *須崎 政文(南山大学)   尾崎 俊治(南山大学)  
概要 本論文は順位付けじゃんけん、すなわちじゃんけんをして勝った者同士と負けた者同士が再びじゃんけんをしそれをくりかえして順位付けをする、というじゃんけんのゲームを確率的に解析するものである。
1-B-3 表題 野球の打撃成績に基づく勝率計算方法
発表者 *大澤 清(東京工業大学)   合田 憲人(東京工業大学)  
概要 野球の打撃成績からマルコフ遷移を用いて得点の期待値を算出する手法よりチームの勝率,引き分けの確率を計算し,さらに個々の選手が勝率に与える影響力より勝利への貢献度を算出する手法を提案する.
1-B-4 表題 Confidence intervals of mean values under uncertainty
発表者 *吉田 祐治(北九州市立大学)  
概要 評価測度を用いてファジイ確率変数の平均と分散を考え、ファジイ確率変数のファジイ性の大きさを測る方法を与える。これらを用いて、データがランダム性とファジイ性を持つ場合に、平均の信頼区間について論じる。
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B会場「金融工学(1)」 (9月12日(火)10:40 -- 12:00)

座長:枇々木 規雄(慶応義塾大学)

1-B-5 表題 Valuing American Continuous-Installment Options by Numerical Transform Inversion
発表者 木村 俊一(北海道大学)   *菊地 一哲(北海道大学)  
概要 プロジェクト評価等において有用であるが解析が困難なアメリカン連続インストールメント・オプションの価格評価問題に対し,ラプラス変換を用いて有限満期の数値解法と無限満期の解析解を与える.
1-B-6 表題 キャッシュ運用益を考慮した生産計画問題の共進化GAによる最適化
発表者 *篠原 章宏(首都大学東京大学院)   山下 英明(首都大学東京大学院)  
概要 生産管理で得られるキャッシュの運用を生産計画モデルに加え,キャッシュ運用益とバックログや在庫などの費用の差を最大化する準最適な生産計画とポートフォリオを,共進化GAを用いて策定するアプローチを提案する.
1-B-7 表題 Entry into the Electricity Market: Spark Spread Options and Asymmetry
発表者 *後藤 允(早稲田大学)   高嶋 隆太(東京大学)   大野 高裕(早稲田大学)  
概要 本研究では,リアルオプション・アプローチとゲーム理論による電力市場への参入問題を解析する.具体的には,スパークスプレッド・オプションをもつ火力発電設備と,もたない原子力発電設備の非対称な競争を扱う.
1-B-8 表題 取引コストを考慮した平均・絶対偏差モデルに対する分枝限定法と整数計画法の比較・検討
発表者 今野 浩(中央大学)   泉 一雄(新日本石油)   *山本 零(三菱UFJトラスト投資工学研究所)  
概要 本研究では、取引コストを考慮した平均・絶対偏差モデルに対する解法である分枝限定法と整数計画法の比較を行う。本問題では、分枝限定法の深さ優先探索が精度の良い暫定解を短時間で算出できることを示す。
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B会場「金融工学(2)」 (9月12日(火)14:40 -- 16:00)

座長:木村 俊一(北海道大学)

1-B-9 表題 多期間最適資産形成モデル −より実践的なモデルの構築−
発表者 *枇々木 規雄(慶應義塾大学)   小守林 克哉(財団法人 金融情報システムセンター)  
概要 世帯の最適な投資戦略や保険購入戦略を決定するための多期間最適化モデルの構築を行う。遺族年金の受け取り、住宅ローンの返済免除、生活レベルの変更、の3点を加えたモデル化の方法を示し、数値計算を用いて効果を検証する。また、住宅購入戦略に関する感度分析も行う。
1-B-10 表題 リスクと期間を考慮した研究開発プロジェクト選択問題
発表者 *古川 周平(慶應義塾大学大学院)   枇々木 規雄(慶應義塾大学)  
概要 研究開発プロジェクトにはリスクが存在し、期間も短期から長期のものがある。本研究では、研究開発のリスクと多期間にわたるキャッシュ・フローの両者を明示的に考慮してプロジェクト選択を行う最適化手法を示す.
1-B-11 表題 最適停止とインパルスコントロールの混合問題による住宅ローンの最適返済戦略の評価
発表者 *川口 宗紀(MTEC)   中川 秀敏(東京工業大学大学院)  
概要 住宅ローン債務者が自己の目的を達成するために合理的に行動すると仮定し,確率制御の1つのクラスであるインパルスコントロールの枠組みを用いて,最適返済戦略を導出する.
1-B-12 表題 製品の水準が二つある場合のR&Dのリアルオプションモデル
発表者 *西原 理(京都大学)   大山 篤之(京都大学)  
概要 Weeds(2002) のR&Dのリアルオプションモデルを企業が開発する製品を2種類から選べる場合に拡張し、2企業の競争が開発のタイミングに与える影響に加えて開発する製品の種類に及ぼす影響を分析する。
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C会場「教育」 (9月12日(火)9:10 -- 10:30)

座長:大屋 隆生((財)電力中央研究所システム技術研究所)

1-C-1 表題 マルコフモデルによる大学入試出願者数の予測
発表者 *古藤 浩(東北芸術工科大学)  
概要 本研究では2001年度から2005年度の大学・短大入試データをマルコフ連鎖モデルで分析し,そこで得るパラメータを用いて2016年度入試までの大学志願者数・延べ出願者数・入学者数などを予測する.
1-C-2 表題 AHPとANPを用いた予備校教員の指導力評価システムに関する考察
発表者 *松井 大祐(東京理科大学大学院)   朝日 弓未(東京理科大学)   山口 俊和(東京理科大学)  
概要 経営者が、教員評価を行う場合、直接授業を見て評価をすることが難しい現状がある. 本研究では、経営者のみによる教員評価と、経営者、生徒、教員による教員評価をAHPとANPを用い算出し、比較・考察を行った.
1-C-3 表題 新たなランキング法を基とした大規模同一得点内におけるランキングベクトルの応用
発表者 *保福 一郎(東京都立産業技術高等専門学校)   大島 邦夫(東京理科大学)  
概要 本研究は,研究者らの開発した絶対ランキング法を用い,大規模な受験人数に対する多岐選択問題形式の試験問題を実施した場合の現象について解析したものである.
1-C-4 表題 時間割自動編成システムの研究
発表者 *太田 正和(南山大学)   鈴木 敦夫(南山大学)  
概要 時間割編成を整数計画法の問題として定式化し,PCを用いて実用的な時間で時間割が編成できることを示す.ここでは,私立S中学・高等学校の実データを用いて,時間割を約85秒の計算時間で編成することができた.
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C会場「離散最適化(1)」 (9月12日(火)10:40 -- 12:00)

座長:岩田 覚(京都大学)

1-C-5 表題 研究室配属問題の数理的考察
発表者 *片岡 達(関西学院大学)   茨木 俊秀(関西学院大学)  
概要 大学生の卒業研究のための研究室配属を考える.学生や研究室は各々希望する相手がいるが,様々な理由により全員の希望は同時にはまず叶わない.そこで,できる限り全体の満足度を高める,合理的な配属法を提案する.
1-C-6 表題 時間割の作成とそのパラメータ解析
発表者 *熱田 光紀(関西学院大学)   茨木 俊秀(関西学院大学)  
概要 時間割作成問題を制約充足問題として定式化し,ソルバーを用いて制約条件を満たす時間割を求めた.また,時間割作成問題で入力として与えられるパラメータが実行可能性に与える影響を計算実験によって評価した.
1-C-7 表題 周長および面積を考慮した可変形状長方形詰め込み問題
発表者 *中村 康治(北陸先端科学技術大学院大学)   茨木 俊秀(関西学院大学)  
概要 長方形詰め込み問題において,各々の長方形の形状を指定範囲内で可変という条件で詰め込み問題を考える.可変条件を長方形の周長,または面積に着目して二通りの場合で局所探索法に基づくアルゴリズムを提案する.
1-C-8 表題 ハブ空港配置問題の近似解法
発表者 *岩佐 大(東京大学)   齊藤 廣大(JST)   松井 知己(中央大学)  
概要 ハブ空港配置問題はハブ空港の配置と,空港のハブ空港への接続を 決定する問題である.本発表では,ハブ空港の数が3つでその配置 が既知であるとき,接続のみを決定する問題に対して(4/3)-近似解法を提案する.
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C会場「離散最適化(2)」 (9月12日(火)14:40 -- 16:00)

座長:根本 俊男(文教大学)

1-C-9 表題 フルートの運指のモデル化とその最適化に関する研究
発表者 *澤井 賢一(東京大学)   黒木 裕介(東京大学)   松井 知己(中央大学)  
概要 本研究ではフルートを例とし,管楽器を演奏する際に各音に対してどの運指を用いるかべきかという問題を扱う.今回はこの問題が最短路問題に帰着できるモデルを2通り提案し,ともに動的計画法で解けることを示す.
1-C-10 表題 対数振幅を用いたMP3圧縮に耐性を有する音声電子透かしの埋め込み位置決定問題
発表者 田仲 雅和(京都府立大学大学院)   *吉冨 康成(京都府立大学)  
概要 音声のDFT展開係数の配列において電子透かし埋め込み位置を決定する多目的最適化問題を作成し、GAを用いて近似最適解を求めた。本法により、音声ごとに最適に近い埋め込み位置を決定することができる。
1-C-11 表題 分枝限定法を用いたロバストスケジューリングの研究
発表者 *村上 啓介(大阪大学大学院)   森田 浩(大阪大学大学院)  
概要 実際の生産現場において事前に処理時間が不明確という状況では、特に安定したスケジュールを得ることが望まれる。そこで本研究では分枝限定法を用いたロバストなスケジュールを得る解法を提案する。
1-C-12 表題 Approximation Algorithm for Multidimensional Assignment Problem Arising from Data Association Problem
発表者 黒木 裕介(東京大学)   *松井 知己(中央大学)  
概要 多次元割当問題は,多ターゲット多センサ監視システムにおけるデータ結合等のモデルにおいて現れる.本発表では,k次元の問題に対する,二次錐計画緩和を用いた(5/2)-(3/k)乱択近似解法を提案する.
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D会場「マーケティング(1)」 (9月12日(火)9:10 -- 10:30)

座長:斎藤 進(東京理科大学)

1-D-1 表題 ルール生成に必要なデータ量に関するランダム性に基づいた解析
発表者 *原口 和也(京都大学大学院)   柳浦 睦憲(名古屋大学)   Endre Boros(Rutgers University)   茨木 俊秀(関西学院大学)  
概要 データ集合が知識として信頼し難いルールを 持たない為に必要な事例の数を考え,出鱈目 な領域のデータではルールが存在しないだけ の数が必要という視点からアプローチする。
1-D-2 表題 特許戦略のための特許情報の計量化 −テキストマイニングを活用した企業の注力技術比較の試み−
発表者 *宮田 道生(慶應義塾大学大学院)   福川 忠昭(慶應義塾大学)   高橋 正子(慶應義塾大学)  
概要 経営者が特許戦略において企業間の技術力を比較するために必要な特許情報の計量化を行う。特許情報である特許明細書の文章を、テキストマイニングを用いて計量化することによって、企業間の注力技術の比較を試みる。
1-D-3 表題 Jリーグ集客構造の把握と集客数予測
発表者 *佐藤 忠彦(筑波大学大学院)   猿渡 康文(筑波大学大学院)   仲澤 眞(筑波大学大学院)  
概要 Jリーグの所属クラブにとって収益構造を計量的に評価する枠組みの構築が必要不可欠となっている. 集客人数のデータを基にクラブの集客構造を考慮しながら個別クラブレベルで集客数予測を可能とする方法を提案する.
1-D-4 表題 Jリーグの潜在需要に関する分析
発表者 *猿渡 康文(筑波大学大学院)   佐藤 忠彦(筑波大学大学院)   仲澤 眞(筑波大学大学院)  
概要 顧客データ(調査データ)に基づき,Jリーグを対象として,リーグ戦やリーグを構成するクラブチームの魅力を構成する要因と顧客の満足に影響を与える要因の関係性の導出を試みる.
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D会場「マーケティング(2)」 (9月12日(火)10:40 -- 12:00)

座長:高橋 正子(慶應義塾大学)

1-D-5 表題 小売業におけるマーケティング戦略構築のための消費者行動分析 −飲料を例にとった販売戦略の提案−
発表者 *斉藤 雄三(東京理科大学大学院)   朝日 弓未(東京理科大学)   山口 俊和(東京理科大学)  
概要 消費者属性を含む飲料の購買履歴データを用い、各業態がターゲットとすべき消費者を個人属性により分類し、それぞれの購買行動を分析する。そして、業態ごとの消費者の違いを考慮した小売業者の販売戦略を提案する。
1-D-6 表題 マーケティングに関する大規模ナップサック問題
発表者 *菊地 寿史(東京理科大学)   齊藤 進(東京理科大学)  
概要 企業の販売促進活動を想定し,企業の目的を限られた予算内での利益の最大化とすることで,この問題をナップサック問題としてモデル化し,それに対するヒューリスティックなアルゴリズムを提案し,その有効性を調べた.
1-D-7 表題 美容・健康食品分野のダイレクトレスポンス広告におけるメディア戦略(1)
発表者 *杉浦 登(株式会社大広)  
概要 美容・健康食品のレスポンス広告におけるメディアミックスモデル構築のために、4媒体広告量と通販利用者実態調査の2つのデータを分析した上で仮説を提示する。
1-D-8 表題 消耗品ビジネスにおける最適価格戦略
発表者 *三道 弘明(神戸学院大学)   小出 武(流通科学大学)  
概要 消耗品ビジネスに焦点を当て,システム本体及び消耗品の適切な価格設定に関する数理モデルを展開することで,消耗品ビジネスの特性について考察する.
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D会場「部会報告(マーケティング・インテリジェンス)」 (9月12日(火)14:40 -- 16:00)

座長:生田目 崇(専修大学)

1-D-9 表題 CD販売店における同時購買戦略の提案
発表者 *東 翔平(東京理科大学大学院)   朝日 弓未(東京理科大学)   山口 俊和(東京理科大学)  
概要 近年ITの急速な発展等により,CD販売店は苦しい経営を迫られている.本研究では,CDの購買履歴データを用いて,クラスター分析,アソシエーション分析を行い,CD販売店における同時購買戦略を提案する.
1-D-10 表題 音楽CD小売店のためのレコメンデーション提案
発表者 *小沢 佳奈(大阪府立大学大学院)  
概要 音楽CD小売店が売上向上のため効率的なプロモーションが行えるよう,音楽CDのID付きPOS データを用い、プロモーション対象の顧客を選定し,レコメンドすべきアーティストを選定していく枠組みを提案する.
1-D-11 表題 予測期間を考慮した統合需要予測モデルの提案
発表者 *岡田 崇(株式会社NTTデータ)   矢野 順子(株式会社NTTデータ)   中川 慶一郎(株式会社NTTデータ)   生田目 崇(専修大学)  
概要 予測期間によって手法を最適に組み合わせる「統合需要予測モデル」を提案し,販売実績データを基に予測精度を検証する.
1-D-12 表題 グラフ構造を利用したCDの特徴抽出とその利用
発表者 *大野 尚志(東京工業大学)   矢島 安敏(東京工業大学)  
概要 本研究では,CD販売店の購買履歴データを使い,グラフ構造を利用した顧客の購買傾向の分析を行う. また,それに基づきCDの特徴抽出を行い,「CDの推薦」および「売上パターンの予測」 を試みる.
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E会場「在庫管理」 (9月12日(火)9:10 -- 10:30)

座長:三道 弘明(神戸学院大学)

1-E-1 表題 数量割引問題に関する最適割引率の決定:特別展示商品を対象とする場合
発表者 *川勝 英史(流通科学大学)   菊田 健作(兵庫県立大学)   三道 弘明(神戸学院大学)  
概要 小売業が顧客に販売する商品は,商品の展示量が大きい程よく売れ,少なくなると余り売れなくなるという場合に注目し,卸売業の利益を最大にするという意味での最適数量割引政策を求めるためのモデルを提案する.
1-E-2 表題 医療材料物流のシステム効率化について 事例:東海大学付属病院におけるSPD
発表者 *新田 時也(東海大学)  
概要 近年の超高齢社会の進展は,医療機関の経営の合理化を進めさせている.そのひとつとして,医療材料の物流の改善があげられる.本稿では,医療材料の物流の改善の現状と今後の課題について,東海大学伊勢原付属病院の事例を通して,調査報告を行う.
1-E-3 表題 A Continuous Time Seat Allocation Model with Up-down Resets
発表者 *佐藤 公俊(南山大学)   澤木 勝茂(南山大学)  
概要 本研究では、2料金クラスにおける連続時間の下での修正付き座席管理モデルを定式化し、需要にある条件を加えた種々の場合について数値計算を行い、その定性的性質を明らかにする。
1-E-4 表題 ポアソン需要に対する在庫補充政策 −一定の入荷費用と一般的損失費用をもつ場合−
発表者 *北條 仁志(大阪府立大学)   寺岡 義伸(大阪府立大学)  
概要 客がポアソン過程に従って到着し,ある確率量だけ購入する時,倉庫に制約がある店において入荷費用が一定で損失費用が不足数の関数で表される場合の最適補充政策について考察を行う.
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E会場「情報・通信」 (9月12日(火)10:40 -- 12:00)

座長:増山 博之(京都大学)

1-E-5 表題 フラクタル画像圧縮におけるレンジ分割法
発表者 *梅本 英生(神奈川大学大学院)   佐々木 太良(神奈川大学大学院)   成田 清正(神奈川大学大学院)  
概要 フラクタル画像圧縮は画像をレンジと呼ばれる区画に分け画像圧縮している。提案する分割法では、レンジを分割後に原画像と画質を比較し適切なレンジを割り当てることによりデータ量を抑え画質を向上させた。
1-E-6 表題 DEAを用いた網トポロジ設計に関する検討
発表者 *上山 憲昭(NTTサービスインテグレーション基盤研究所)  
概要 網トポロジは,コスト,信頼性,スループット,負荷分散,等に影響を与えることから,網トポロジ設計時にはこれら単位の異なる様々な評価尺度を同時に考慮する必要がある.本稿ではDEAを網トポロジ設計に適用した結果について報告する.
1-E-7 表題 An efficient and self-stabilizing link formation algorithm
発表者 *木庭 淳(兵庫県立大学)   菊田 健作(兵庫県立大学)  
概要 任意形状のネットワークにおける自己安定的リンク形成アルゴリズムを提案する。本アルゴリズムは協力ネットワーク形成ゲームの概念に基づいている。任意の状態から有限時間で効率的なネットワークを形成する。
1-E-8 表題 双方向歩行者により構成されるアドホック・ネットワークにおける通信可能継続時間の近似解析
発表者 *上原 彬子(東京工業大学)   高橋 美佐(高崎経済大学)   高橋 幸雄(東京工業大学)  
概要 本研究では,双方向歩行者により形成されるアドホックネットワークについて,一方向モデルの結果をもとにマルコフ連鎖を導入し,$l$だけ離れた端末間の通信可能性や通信可能状態継続時間分布等を近似解析する.
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E会場「待ち行列」 (9月12日(火)14:40 -- 16:00)

座長:高橋 美佐(高橋経済大学)

1-E-9 表題 生産ラインにおける衝突確率: 処理時間がアーラン分布に従う場合
発表者 *千葉 英史(関西学院大学)   藤原 洋志(関西学院大学)   関口 良行(関西学院大学)   茨木 俊秀(関西学院大学)  
概要 本論文では,生産ラインにおけるジョブ間の衝突確率を解析する.これまで,処理時間が指数分布に従う場合の解析結果が知られているが,本論文では,アーラン分布に一般化し,閉じた形で衝突確率を表せることを示す.
1-E-10 表題 光バースト交換網における再送を考慮したバースト・セグメンテーション方式の性能解析
発表者 *フン ドック トゥアン(京都大学大学院)   増山 博之(京都大学大学院)   笠原 正治(京都大学大学院)   高橋 豊(京都大学大学院)  
概要 光バースト交換では,パケットロスを軽減するために,バーストセグメンテーションが提案されている.本稿では,再送を考慮したバーストセグメンテーション機構を連続時間マルコフ連鎖でモデル化し,性能解析を行う.
1-E-11 表題 バックグラウンド・トラヒックを考慮したFECの性能評価
発表者 *村岡 俊(京都大学大学院)   増山 博之(京都大学大学院)   笠原 正治(京都大学大学院)   高橋 豊(京都大学大学院)  
概要 本稿では実時間アプリケーション通信におけるFECの 通信品質改善効果について,2種類のパケット到着過程 を持つ単一サーバ待ち行列モデルを考え,FECの冗長 度がブロックレベルの棄却率に与える影響を解析する.
1-E-12 表題 The Matrix Solution of an M/M/c/N Partial Server Vacation Queueing Model with Balking and Reneging
発表者 岳 徳権(燕山大学)   *岳 五一(甲南大学)   孫 妍平(燕山大学)  
概要 本論文では、退去や待合せ放棄、そして部分的なサーバーの同期休暇を考慮に入れたM/M/c/N待ち行列システムの解析をマルコフ過程理論に基づいて行った。そして数値結果に基づき、システムの性能評価を行った。
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F会場「動的計画」 (9月12日(火)9:10 -- 10:30)

座長:藤田 敏治(九州工業大学)

1-F-1 表題 不完備情報の多段決定問題 −公共部門の支出モデル−
発表者 *中井 達(九州大学大学院)  
概要 公共部門の評価では、基準あるいは期待と実際のアウトプットとのズレが問題となる。このような公共部門の支出モデルを、多段決定問題ととらえ、最適政策や有効性に関わる住民の満足度の関係を考える。
1-F-2 表題 時間依存距離付きネットワークにおける2地点間の最短路アルゴリズム
発表者 *大嶋 達也(京都大学大学院)   永持 仁(京都大学大学院)  
概要 本発表では,各枝の長さ(移動時間)が通過開始時刻に依存して変化する関数として与えられているグラフ上で,始点の出発時刻に対する終点の到着時刻を表す関数を求めるアルゴリズムを提案する.
1-F-3 表題 Optimal Stopping Problem with Quitting Offers
発表者 *EE Mong Shan(筑波大学)   生田 誠三
概要 本研究は探索者はすべての時点で、ランダムに現れるオファーの他に、いつでも採択できる事前に準備されたある固定されたオファーを採択して探索過程を抜けることもできるという最適停止問題を扱う。
1-F-4 表題 ベルヌーイ過程に付随する最適停止問題
発表者 *王 g(愛知大学)   玉置 光司(愛知大学)  
概要 ベルヌーイ過程に付随する最適停止問題
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F会場「DEA」 (9月12日(火)10:40 -- 12:00)

座長:広津 信義(順天堂大学)

1-F-5 表題 Tuning SFA Results for Use in DEA
発表者 *刀根 薫(政策研究大学院大学)   筒井 美樹(電力中央研究所)  
概要 SFAの結果を利用して、DEAのためにデータを修正する新しい方法を提案する。
1-F-6 表題 Comparison of Management Efficiency of Vertically Integrated Electric Utilities between Japan and the US: Application of Network DEA
発表者 *筒井 美樹((財)電力中央研究所)   刀根 薫(政策研究大学院大学)  
概要 本稿では、Network DEAを用いて垂直統合型電気事業者の効率性の日米比較を行う。DEAとSFAを併用し、効率値から環境要因や誤差に起因するものを排除し、さらに非効率の分解により詳細な比較を行う。
1-F-7 表題 Slack Based Inefficiency Analysis Using Additional Information of Resource Mix
発表者 *白 承起(政策研究大学院大学)   刀根 薫(政策研究大学院大学)  
概要 DEAにおける非効率性の原因を探す分析は効率性点数の測定より重要な意味を持つ。本研究では資源分類のための追加情報を用いるスラックの分解に基づく非効率性の改善戦略を示す二段階DEAモデルの開発を試みる.
1-F-8 表題 地域中小金融機関の貸出収益力評価におけるDEAの適用
発表者 *大戸 武(長崎大学)  
概要 地域中小金融機関の貸出収益力評価にDEAを採用する場合の最適モデルについて、いくつかの既存モデルによる実際の効率値推計結果に基づいて、規模の格差・スラックの存在規模の2つの観点から考察する。
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F会場「AHP」 (9月12日(火)14:40 -- 16:00)

座長:関谷 和之(静岡大学)

1-F-9 表題 AHPを用いたMPU選定に関する考察
発表者 *斎藤 洋(日本電信電話)  
概要 研究開発における典型的意思決定問題であるMPUの選定を例に、AHPの適用可能性を論じた。
1-F-10 表題 記述的AHPアプローチ支援のための簡易手法
発表者 *西澤 一友(日本大学)  
概要 AHPの記述的アプローチで迅速に意思決定結果を出すいくつか簡易手法を提案してきたが、どの手法でも重要なのは評価基準のウエイト決定である。本報告では評価基準を重視し、2クラスタANPを基にした簡易手法を提案する。
1-F-11 表題 住民ニーズ表出のためのAHPの住民意識調査への適用可能性に関する研究
発表者 *有馬 昌宏(兵庫県立大学大学院)   川向 肇(兵庫県立大学大学院)  
概要 住民意識調査での順序尺度による地域課題の重要度評価が過大評価につながる問題を解決するために、AHPによる定量的重要度評価の可能性について、兵庫県新宮町で実施したアンケート調査に基づいて検証する。
1-F-12 表題 AHPにおける不完全一対比較方法の比較検討
発表者 *大屋 隆生(財団法人 電力中央研究所)  
概要 多数の代替案が存在する場合に一部の一対比較しか行わない不完全一対比較の算法と一対比較を行う対象を選択する方法について乱数を用いた数値実験により比較検討した.
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G会場「企業事例交流会(1)」 (9月12日(火)9:10 -- 10:30)

コメンテータ:仁科 健(名古屋工業大学)

1-G-1 表題 トヨタのグローバル化と人材育成 −急拡大するグローバル化を上回るスピードでの人材育成−
発表者 酒井 浩久(トヨタ自動車(株))  
1-G-2 表題 CAEとSQCを融合した設計パラメータの最適化事例と今後の課題
発表者 吉野 睦((株)デンソー)  
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G会場「企業事例交流会(2)」 (9月12日(火)10:40 -- 12:00)

コメンテータ:森 雅俊(愛知産業大学)

1-G-5 表題 BSCによる戦略と情報システムの整合化
発表者 宗平 順己((株)オージス総研)  
1-G-6 表題 「ものづくり」における意思決定のための情報技術
発表者 中野 冠((株)豊田中央研究所)  
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G会場「企業事例交流会(3)」 (9月12日(火)14:40 -- 16:00)

コメンテータ:大野 勝久(愛知工業大学)

1-G-9 表題 鉄鋼業における操業計画問題とモデル化
発表者 谷崎 隆士((株)住友金属小倉)  
1-G-10 表題 化学産業における最適化技術を活用した生産計画・スケジューリング
発表者 藤田 薫(三菱化学(株))  
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A会場「都市・地域(4)」 (9月13日(水)9:30 -- 10:50)

座長:佐々木 美裕(南山大学)

2-A-1 表題 マルチエージェントモデルによるエスニック集団の居住地分布パターンの研究
発表者 *渡辺 泰弘(筑波大学)   鈴木 勉(筑波大学)  
概要 マルチエージェントモデルによるエスニック集団の居住地分布モデルを用いてシミュレーションを行い,分布パターンとそれに与える影響について考察した研究である.アメリカ合衆国の現象との比較を行なっている.
2-A-2 表題 業種別商業集積に基づく中心市街地の買い物回遊モデル
発表者 *加藤 憲一(電気通信大学大学院)   山田 孝子(電気通信大学大学院)   黒田 健吾(電気通信大学大学院)  
概要 歩行者通行量を買い物客の買い物行動に伴う街区間回遊を街区・業種別商業集積で説明するモデルを提案する. そして青森市中心市街地を例に歩行者通行量の実測値に対し,モデルのあてはめを行う.
2-A-3 表題 利用者の立ち寄り行動に着目した新規店舗の最適立地モデル
発表者 *齋藤 淳(東京理科大学)   田中 健一(東京理科大学)   沼田 一道(東京理科大学)  
概要 移動の途中に立ち寄って利用するような施設選択を想定する.連続平面上に競合店舗が与えられたときに,最も多くの顧客を獲得できる新規店舗の最適な立地場所を求めるモデルを提案する.
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A会場「輸送・交通(1)」 (9月13日(水)14:20 -- 15:40)

座長:鈴木 勉(筑波大学)

2-A-5 表題 ゲートウェイ空港の最適配置モデル
発表者 *佐々木 美裕(南山大学)   古田 壮宏(南山大学大学院)   鈴木 敦夫(南山大学)  
概要 北米,ヨーロッパ,アジアなど各地域におけるゲートウェイ空港の最適配置を求めるモデルを提案し,航空需要の実データを用いて計算機実験を行った結果について報告する.
2-A-6 表題 アクセス時間と信号停止時間とのトレード・オフに着目した交差点配置
発表者 *宮川 雅至(筑波大学)  
概要 本研究では移動時間を最小にする幹線道路と補助幹線道路との交差点配置を求める.特に,幹線道路へのアクセス時間と幹線道路上の信号停止を考慮した移動時間とのトレード・オフに着目した評価を行う.
2-A-7 表題 中央環状新宿線の開通後の首都高速におけるトンネル火災発生確率について
発表者 *高平 雅義(工学院大学)   八戸 英夫(工学院大学)  
概要 トンネル火災が大災害へと発展しないよう,防災設備の設置や改良が行われているが,火災発生時の油断によるヒューマンエラーで防災対策を無にしてはならない.そこで,火災発生確率を示し危機管理意識の維持を図る.
2-A-8 表題 階層的機能を持つ複数施設配置問題の解法
発表者 *田中 陽介(近畿大学大学院)   松冨 達夫(近畿大学)   中村 一美(近畿大学)  
概要 本研究では、複数の需要点の満足度と各需要点までの距離を考慮した階層的構造を持つ複数のサービスセンターの設置を決定する問題を考え、その効率的解法の開発と配置の性質を検討することを目的としている。
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A会場「輸送・交通(2)」 (9月13日(水)15:50 -- 17:10)

座長:長谷川 利治(南山大学)

2-A-9 表題 鉄道駅における構内作業計画自動作成システムの開発
発表者 *福村 直登((財)鉄道総合技術研究所)   富井 規雄((財)鉄道総合技術研究所)   池谷 勇一((株)ジェイアール総研情報システム)  
概要 PERT手法と確率的局所探索手法を組み合わせることにより,鉄道駅の構内作業計画を自動作成するシステムを開発した。開発したアルゴリズムの概要と評価試験結果を報告する。
2-A-10 表題 鉄道運賃計算アルゴリズムの構築
発表者 *森田 隼史(成蹊大学)   池上 敦子(成蹊大学)   菊地 丞(日本信号(株))   山口 拓真(日本信号(株))   中山 利宏(日本信号(株))   大倉 元宏(成蹊大学)  
概要 鉄道運賃を正確かつ高速に計算するアルゴリズムを提案する.本発表では,JR時刻表に掲載されている普通運賃に関する情報から,首都圏エリアの2駅間の最も安い運賃とそれを与える経路を計算する.
2-A-11 表題 鉄道最短経路問題のためのネットワーク表現
発表者 *池上 敦子(成蹊大学)   森田 隼史(成蹊大学)   菊地 丞(日本信号(株))   山口 拓真(日本信号(株))   中山 利宏(日本信号(株))   大倉 元宏(成蹊大学)  
概要 鉄道ネットワークの運営上に必要となる運賃計算(鉄道ネットワークに入った駅から,出る駅までの運賃の計算)のアルゴリズム構築を目的に,その核になる鉄道最短経路問題のためのネットワーク表現について検討する.
2-A-12 表題 最適軌道保守計画モデルによる各種決定要因間の相互関連分析
発表者 *三和 雅史((財)鉄道総合技術研究所)   大山 達雄(政策研究大学院大学)  
概要 効率的な軌道保守を実施するために最適保守計画を出力する数理計画モデルを構築した。本研究では、本モデルの入力データを変えて計画を作成し、各種決定要因間の相互関連分析結果を示す。
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B会場「金融工学(3)」 (9月13日(水)9:30 -- 10:50)

座長:田畑 吉雄(南山大学)

2-B-1 表題 Real options value and contract in agency problems
発表者 高森 寛(早稲田大学)   *高嶋 隆太(東京大学)  
概要 本研究では,費用の不確実性状況下におけるエージェンシー問題を分析した.エージェントの努力水準を考慮し,プリンシパルとエージェントそれぞれの価値関数を導出した.さらに,エージェントの参加制約を示した.
2-B-2 表題 研究開発投資最適化へのリアルオプションの適用と課題
発表者 *西村 宣彦(長崎大学)  
概要 発電事業のサービス部門を対象に、複数の研究開発テーマについてリアルオプション価値評価を評価して、企業の研究開発テーマ選定の意思決定ツールとしてのリアルオプション法の有効性を検討した。
2-B-3 表題 国際分散投資における為替リスクヘッジ手法の比較
発表者 *張 立(東京理科大学大学院)   朝日 弓末(東京理科大学)   山口 俊和(東京理科大学)  
概要 本研究では,機関投資家の視点から,国際分散投資を行う際に,通貨先渡と通貨オプションを用いる為替リスクヘッジ手法を取り込む平均・分散モデルをそれぞれ導き出し,最適投資比率とヘッジ比率を求め,検証期間におけるパフォーマンスと安定性を示せるか比較,検討する.
2-B-4 表題 次数を拡張したCAViaRモデルによるボラティリティの予測
発表者 *鈴木 直明(東京理科大学大学院)   朝日 弓未(東京理科大学)   山口 俊和(東京理科大学)  
概要 株価のボラティリティ予測を,パラメトリックな手法であるGARCHモデルではなく,セミパラメトリックな手法であるCAViaRモデルを用いて行った先行研究を発展させたモデルを提案し,その有用性を検証する.
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B会場「金融工学(4)」 (9月13日(水)14:20 -- 15:40)

座長:大西 匡光(大阪大学)

2-B-5 表題 フラクタルなブラウン運動のファイナンスへの応用
発表者 *荒谷 仁(神奈川大学)   佐々木 太良(神奈川大学)   成田 清正(神奈川大学)  
概要 Ito型の標準ブラウン運動を一般化したものであるフラクショナルブラウン運動による ファイナンスへの応用を本研究では試みる。 そしてポートフォリオのパフォーマンス評価をHurst指数の推定と関連させて報告する。
2-B-6 表題 経済産業省ブランド価値評価への改良提案
発表者 *立野 哲宏(NTT情報流通基盤総合研究所)   折口 壮志(NTT情報流通基盤総合研究所)   澤田 孝(NTT情報流通基盤総合研究所)   西 史郎(NTT情報流通基盤総合研究所)  
概要 経済産業省「ブランド価値評価研究会報告書」によるブランド価値評価モデルの適用可能性を高めることを念頭に、電気通信事業等への適用にあたる課題を明確にし、その改善案を提案し、当該改善案の検証を行った。
2-B-7 表題 マルチエージェントからなるダブルオークション市場の価格変動分析
発表者 *池田 欽一(信州大学)   時永 祥三(九州大学)  
概要 マルチエージェントによるダブルオークション市場における価格変動分析を行う。エージェントは遺伝的プログラミングにより、過去の有効な入札行動に基づいて改善をはかる取引ルールの集合を所有すると仮定。
2-B-8 表題 人工株式市場における株価のマルチフラクタル性と特徴抽出への応用
発表者 *池田 欽一(信州大学)   時永 祥三(九州大学)  
概要 遺伝的プログラミング学習するマルチエージェントからなる人工市場株価のマルチフラクタル性について述べる。同時に、近似的なモノフラクタルに対する予測手法を適用した特徴点抽出方法を提案する。
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B会場「予測」 (9月13日(水)15:50 -- 17:10)

座長:池田 欽一(信州大学)

2-B-9 表題 重回帰分析とAICを用いたニューラルネットワークによる株価予測
発表者 *石本 大貴(関西大学大学院)   中井 暉久(関西大学)  
概要 ニューラルネットを用いて株価予測を行う際、株価変動に影響を及ぼす要因を見つけるなどの問題がある。本研究では重回帰分析、AICを用いることで問題を改善しリスクを抑える売買方式を提唱することを目的とする。
2-B-10 表題 CD業界における先見者発見モデル
発表者 上田 陽介(早稲田大学大学院)   上西 洋一(早稲田大学大学院)   *香山 雄一朗(早稲田大学大学院)   河野 優祐(早稲田大学大学院)   谷内 亮太(早稲田大学)   田畑 智章(東京富士大学)  
概要 CD業界では近年,急激に売上高が減少している.しかし再販制度などから,小売業の一般的な対策は効果が薄い.そこで本研究では 将来ブレイクする歌手のCDを予測するモデルを構築し,CD店の売上向上を目指す.
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C会場「離散最適化(3)」 (9月13日(水)9:30 -- 10:50)

座長:梅谷 俊治(電気通信大学)

2-C-1 表題 組合せ最適化問題における近傍集合の特性
発表者 *加地 太一(小樽商科大学)  
概要 組合せ最適化問題の解空間について検討し、それらから得られた統計量をもとに近傍の分布を確率的に推定したい。さらに、実際の値と理論値との関係を示し、その有効性を明らかにする。
2-C-2 表題 固定費つき複数ナップサック問題の一解法
発表者 *竹岡 貴裕(防衛大学校)   山田 武夫(防衛大学校)  
概要 固定費つき複数ナップサック問題について,ラグランジュ緩和を行うことにより上界値を求め,下界値と併せて釘付けテストを行い,複数ナップサック問題を解くことにより,厳密解を得る方法を提案する.
2-C-3 表題 効率的なバッチピッキング(リレー方式)を行うための作業指示作成手法の提案
発表者 *藤枝 浩(日揮株式会社)   佐藤 知一(日揮株式会社)   石井 信明(文京大学)  
概要 規模が大きい配送センターではバッチ型のオーダピッキングが主流である。このような配送センターにおいて、ピッキング作業の生産性と設備利用効率を考慮したピッキング作業指示作成方法を提案しする。
2-C-4 表題 独立偶因子の組合せ的アルゴリズム
発表者 岩田 覚(京都大学)   *高澤 兼二郎(東京大学)  
概要 独立偶因子とは, マッチングとマトロイドインターセクションを共通に一般化する概念であり, 双方の最大最小定理を拡張した公式が得られる. 本発表では, 最大独立偶因子を求める組合せ的アルゴリズムを提案し,それが最大最小定理の証明を与えることを示す.
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C会場「グラフ・ネットワーク(1)」 (9月13日(水)14:20 -- 15:40)

座長:中山 慎一(徳島大学)

2-C-5 表題 次数制限付き輸送問題のリスト表現を用いた分枝限定法
発表者 *樋口 幸夫(防衛大学校)   片岡 靖詞(防衛大学校)  
概要 次数制限付き輸送問題の最適解は木構造を持 つ.木構造はリスト表現を用いて全列挙が可 能である.リスト表現を用いれば,実行可能 な全域木のみ無駄なく列挙でき,さらに分枝 限定法の枠組としても有効である.
2-C-6 表題 最長路問題に対する2連結成分分解にもとづく分枝限定法による厳密解法
発表者 *上道 明生(大阪府立大学)   宇野 裕之(大阪府立大学)   永持 仁(京都大学)  
概要 最長路問題とは,枝重みのあるグラフの単純路の中で最長のものを求める問題である.本稿では,分枝限定法を用いて最長路問題を解く.とくにグラフが疎であるとき,その特性を利用して効率的に求める.
2-C-7 表題 最短路問題の拡張に対する高速アルゴリズム
発表者 *久保 幹雄(東京海洋大学)   村岡 秀紀(東京海洋大学)  
概要 現在のナビシステムには最短路問題の古典的 手法が用いられており、ユーザーが望む解が 得られているとはいえない。 ここでは、前処理を用いた高速化手法、 現在進行形のプロジェクト概要を紹介する。
2-C-8 表題 枝長が不確実性をもつ最短路問題に対するロバスト最適化アプローチ
発表者 *村岡 秀紀(東京海洋大学)   久保 幹雄(東京海洋大学)  
概要 現在、新世代のナビシステムでは 渋滞や悪天候でも解が大きく劣化しないことが 求めれている。本研究では点数・枝数が10^7程度の 実用規模の道路ネットワークに対し、ロバスト最適化による アプローチを提案する。
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C会場「グラフ・ネットワーク(2)」 (9月13日(水)15:50 -- 17:10)

座長:宇野 裕之(大阪府立大学)

2-C-9 表題 リンキングシステムによるM凸関数の変換
発表者 *小林 佑輔(東京大学)   室田 一雄(東京大学)  
概要 M凸関数は,マトロイド的構造を定量的に一般化した概念である. 本発表ではマッチングの抽象化概念であるリンキングシステムを用いた変換によって,M凸関数がM凸関数に移されることを示す.
2-C-10 表題 A Polynomial Time Algorithm for Obtaining a Minimum Edge Ranking on Two-connected Outerplanar Graphs
発表者 *中山 慎一(徳島大学)   増山 繁(豊橋技術科学大学)  
概要 辺ランキング問題は,一般のグラフ上ではNP-困難なことが知られている. 本論文では,まず一般グラフ上での最小辺ランキングと極小カットの関係を述べ, その関係を用いれば,外平面グラフ上で辺ランキング問題を解く多項式時間アルゴリズムが存在することを示した.
2-C-11 表題 Star Graph上のランデブー探索
発表者 *菊田 健作(兵庫県立大学)  
概要 探索領域がStar Graph上のノード全体であり探索者の移動がグラフの辺上に制限され、さらにノードを調べるとき費用が発生するようなランデブー探索モデルを紹介し、研究の現状と検討課題を述べる。
2-C-12 表題 an efficient algorithm for evacuation problems in a certain class of layered networks
発表者 *神山 直之(京都大学大学院)   加藤 直樹(京都大学大学院)   瀧澤 重志(京都大学大学院)  
概要 本論文では,辺に容量と移動時間が付された有向グラフにおける最速フロー問題に対する,著者等の開発した辺の容量が一定の格子ネットワークに対するアルゴリズムの適用可能なクラスの拡大を行う。
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D会場「政策・行政」 (9月13日(水)9:30 -- 10:50)

座長:木下 栄蔵(名城大学)

2-D-1 表題 わが国の食料自給率向上戦略作成のための食料供給ネットワークモデル分析
発表者 *吉井 邦恒(農林水産政策研究所)   TRUNG Nguyen Huu(政策研究大学院大学)   大山 達雄(政策研究大学院大学)  
概要 本研究では、食料供給システムをネットワークモデル化し、食料自給率が最大となるような最適解を求めることによって、わが国における食料の安定供給を確保するための政策的なインプリケーションを提示する。
2-D-2 表題 異なる観点からの議席配分方式の比較
発表者 *一森 哲男(大阪工業大学)  
概要 議席配分問題を扱う.各都道府県の一人当り議席数または一議席当り人口を等しくすれば良いが,実現は不可能.そのとき,用いる基準により解が異なるので,どちらの基準を用いるのが妥当であるかを議論する.
2-D-3 表題 小選挙区区割画定問題に対する行政区域変化の影響分析
発表者 根本 俊男(文教大学情報学部)   *堀田 敬介(文教大学)  
概要 衆議院議員選挙小選挙区制の小選挙区区割画定について,平成の大合併による行政区域変化と5年間の人口流動が一票の重みの格差にどのような影響を与えたのか,最適区割導出により限界格差を求め定量分析する.
2-D-4 表題 処方調剤業務におけるリスク評価
発表者 *沼田 雅宏(日本システム(株))   大内 正俊(河北総合病院)   北原 加奈之(昭和大学病院)   峯村 純子(昭和大学病院)   有賀 徹(昭和大学病院)  
概要 確率論的安全評価(PSA)の応用として、昭和大学病院薬剤部と共同で調剤エラーによる患者への誤投薬の分析を行った。 実際のエラーデータを分析、調剤エラー率及び鑑査エラー率を定量化し改善策含め摘出した。
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D会場「部会報告(評価のOR)」 (9月13日(水)14:20 -- 15:40)

座長:上田 徹(成蹊大学)

2-D-5 表題 生産システムにおける効率性ゲーム
発表者 *篠原 正明(日本大学)   篠原 健(情報システム研究所)  
概要 総利益最大化生産計画問題の製品量決定はある種の効率性零和行列ゲームの列最小化プレイヤの意思決定に対応し、同様に双対関係にある総価値最小化資源評価問題の価値決定はこの効率性零和行列ゲームの行最大化プレイヤの意思決定に対応する。
2-D-6 表題 AHPにおける個別整合度と全体整合度
発表者 *篠原 正明(日本大学)   大澤 慶吉(日本大学)   篠原 健(情報システム研究所)  
概要 個々の判断の整合性が意思決定全体の整合性にどのような影響を及ぼすかを調べるために、「目標―評価基準―代替案から構成される3階層AHP」ならびに「Saaty CI」を例にとり、個別整合度と全体整合度の関係を調べる。
2-D-7 表題 AHPにおける整合度とArrowの背理
発表者 *篠原 正明(日本大学)   篠原 健(情報システム研究所)  
概要 評価基準別の代替案判断を個人の判断に対応させ、AHPの枠組において個別整合度と全体整合度の関連性より、「Arrowの背理」とそれにともなう「合成の誤謬」を、AHPとその一対比較判断の整合度CIの観点より検証する。
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D会場「部会報告(評価のOR)」 (9月13日(水)15:50 -- 17:10)

座長:篠原 正明(日本大学)

2-D-9 表題 The Measurement of Returns to Scale under a Simultaneous Occurrence of Multiple Solutions in a Reference Set and a Supporting Hyperplane
発表者 *関谷 和之(静岡大学)   末吉 俊幸(New Mexico Institute of Mining & Technology)  
概要 DEAのBCCモデルに対する主双対モデルを提案する.本アプローチでは線形計画問題に定式化することで,従来仮定されていた参照集合の一意性を課すことなく,支持超平面の一意性の検証可能である.さらに,効率性の分類も同時に判定できる.
2-D-10 表題 音楽ジャンル選好データを用いた双対尺度法の検討
発表者 *上田 徹(成蹊大学)   中川 浩一(成蹊大学)  
概要 先に継次カテゴリデータに対する双対尺度法の数理計画法に基づく定式化を提案した。また、その目的関数については様々な変形が考えられる。そこで音楽ジャンル選好データを用いてそれらの定式化を比較した。
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E会場「非線形最適化」 (9月13日(水)9:30 -- 10:50)

座長:山下 信雄(京都大学)

2-E-1 表題 区分線形凸計画問題に対する主双対内点法
発表者 *小崎 敏寛(東京工業大学)   水野 眞治(東京工業大学)   中田 和秀(東京工業大学)  
概要 区分線形凸関数を等式制約と非負制約の下で最小化する問題を考える.変換を適用し,標準形に変換する.この問題に対して内点法を適用する.この手法により,数値的不安定性を回避できる.非負制約を半正定値制約,二次錐制約に換えた問題を考える.
2-E-2 表題 D.C.計画問題に対する2次近似を用いた逐次近似解法
発表者 *山田 修司(新潟大学)   田中 環(新潟大学)   谷野 哲三(大阪大学)  
概要 本研究では, D.C.計画問題に対して外部近似法に基づいた逐次近似解法を提案する. 提案する手法は各反復である2次計画問題の近似解を用いて実行可能解探索することにより,効率的に暫定解を更新する.
2-E-3 表題 ロバスト最適化問題に対する確率的解法の精度評価
発表者 *武田 朗子(東京工業大学 )   金森 敬文(東京工業大学 )   田口俊介((株) 東芝)   田中 努(東京工業大学 )  
概要 ロバスト最適化問題に対し,不確実データを集合からサンプリングして,緩和問題を構築 する.サンプル数と制約式を破る大きさの関係について,確率的に評価し,また,ロバス ト偏差問題に適用した結果を報告する.
2-E-4 表題 A Stress Minimization Model of Individual Behavior and Its Application to Linear Pricing
発表者 米田 清(福岡大学)   *松田 アルベルト(福岡大学)  
概要 効用最大化でなくストレス最小化による個人の行動モデルを提案する.応用として個人の消費行動のモデルを作成し,線形価格のもとで過大・過小消費の予測を行い,マークアップ価格の最適性を導く.
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E会場「信頼性(1)」 (9月13日(水)14:20 -- 15:40)

座長:土肥 正(広島大学)

2-E-5 表題 OSSに対するコンポーネントの信頼性評価法とその性能評価に関する一考察
発表者 *田村 慶信(広島工業大学情報学部情報工学科)   山田 茂(鳥取大学)  
概要 本研究では,オープンソースソフトウェアの品質上の問題に対して信頼性評価という観点から,オープンソースソフトウェアを構成する各コンポーネントに対する信頼性評価法について議論する.
2-E-6 表題 ソフトウェア可用性評価のための失望確率
発表者 *得能 貢一(鳥取大学)   山田 茂(鳥取大学)  
概要 本稿では,間欠的にシステムを利用するユーザから見たソフトウェア可用性評価法について議論する.失望確率と呼ばれる新たな可用性評価尺度を提案し,これらを時間およびデバッグ回数の関数として導出する.
2-E-7 表題 離散型ワイブル分布に基づいたソフトウェア信頼性モデルと適合性評価
発表者 *井上 真二(鳥取大学)   山田 茂(鳥取大学)  
概要 本研究では,プログラム規模を考慮した一般化離散型ソフトウェア信頼度成長モデル(SRGM)を構築する.また,実測データを用いて既存の離散型SRGMとの適合性比較を行い,提案モデルの有効性を検証する.
2-E-8 表題 質を考慮した点検に関する一考察
発表者 *佐藤 毅(鳥取大学)  
概要 信頼性における点検問題は,いつ点検をおこなうべきかという観点から点検時刻列を導出している. 本稿は点検を実施する意味を問う,いわば点検の質という立場から点検実施に関する考察をおこなう.
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E会場「信頼性(2)」 (9月13日(水)15:50 -- 17:10)

座長:佐藤 毅(鳥取大学)

2-E-9 表題 信号確認方策における信号待ち時間の考察
発表者 *水谷 聡志(金城学院大学)   中川 覃夫(愛知工業大学)  
概要 監視ユニットが,主ユニットからの信号をある一定時間内に受信できないならば,主ユニットに故障が発生したと判断するシステムを考え,期待費用を最小にする最適な信号待ち時間について考察する.
2-E-10 表題 可変核推定法による最適ソフトウェア若化スケジューリング
発表者 *林坂 弘一郎(広島大学大学院)   土肥 正(広島大学大学院)  
概要 可変核推定に基づいたノンパラメトリック推定アルゴリズムを提案し,裾の長い密度関数から発生した障害発生時間データに対して,最適ソフトウェア若化スケジュールの推定精度向上を目的とする.
2-E-11 表題 時系列メトリクスに基づいたソフトウェア信頼性モデル
発表者 柴田 和也(広島大学大学院)   *林坂 弘一郎(広島大学大学院)   土肥 正(広島大学大学院)  
概要 テスト工程で観測される各種時系列メトリクスデータを統計情報として組み込むことにより,新しいソフトウェア信頼性モデルを提案する.一般化出生過程や非同次ポアソン過程をベースとしたモデルの有効性を検証する.
2-E-12 表題 Optimal (T, S)-Policies in a Discrete-Time Opportunity-Based Age Replacement
発表者 *土肥 正(広島大学大学院)   海生 直人(広島修道大学)   尾崎 俊治(南山大学)  
概要 We consider the optimal (T, S)-policies in a discrete-time opportunity-based age replacement.
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F会場「ゲーム理論(1)」 (9月13日(水)9:30 -- 10:50)

座長:猿渡 康文(筑波大学)

2-F-1 表題 サッカーのペナルティキックの最適戦略
発表者 *太田 雄大(南山大学)   鈴木 敦夫(南山大学)  
概要 ゲーム理論を用いたモデルを作成し、PKの最適な戦略を求める方法を提案する。プレイヤーをキッカーとゴールキーパーとしてそれぞれの戦略を考え、個々の戦略をどんな確率で行うのが最適かを求める。
2-F-2 表題 バレーボールにおける戦術の駆け引きへのゲーム理論の適用の試み
発表者 *廣津 信義(順天堂大学)   柏木 達也(中央大学)   伊藤 雅充(日本体育大学)   宮地 力(国立スポーツ科学センター)   田口 東(中央大学)  
概要 バレーボールにおけるアタックとブロックの戦術の駆け引きをゲーム理論の観点からモデル化してみた。実データを基に、相手の前衛の動き・アタック位置に対するブロックの布陣をブロック枚数などにより分析した。
2-F-3 表題 非対称な企業間の価格・品質競争について
発表者 *松林 伸生(慶應義塾大学)   山田 善靖(東京理科大学)  
概要 本研究では、ブランド力に関して非対称であるような2つの企業間の価格・品質競争について、その非対称性や消費者の品質指向の程度が競争にどのように影響するかを分析し、両企業の競争戦略に対する示唆を述べる。
2-F-4 表題 複占市場における競合企業の投資戦略 −技術の開発能力と到着時間を考慮した戦略的投資モデル−
発表者 *佐藤 豊(慶應義塾大学大学院)   枇々木 規雄(慶應義塾大学)  
概要 本研究では、複占市場において技術開発競争下にある二企業の競合状態を企業の技術開発能力とその到着時間を考慮に入れてモデル化し、各企業が参入する際の投資戦略および企業価値を解析することを目的とする。
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F会場「ゲーム理論(2)」 (9月13日(水)14:20 -- 15:40)

座長:中井 暉久(関西大学)

2-F-5 表題 捜索資源の現実的特性を考慮した捜索ゲーム
発表者 *宝崎 隆祐(防衛大学校)  
概要 この研究では,目標と捜索者との間の2人ゼロ和捜索ゲームに関し,捜索資源の効力に時間持続性及び遠隔作用性があり,資源の使用に際して局所的かつ全体的な量的制約が課された問題に対する解法を提案している.
2-F-6 表題 行動期間中の不完全情報を考慮した取締ゲーム
発表者 *前原 裕樹(防衛大学校)   宝崎 隆祐(防衛大学校)   小宮 享(防衛大学校)   福田 恵美子(防衛大学校)  
概要 密輸実行集団と取締機関との間の取締ゲームを取上げる.行動期間中に相手プレイヤーの戦略について知り得たこれまでの多段>ゲームモデルに対し,この情報が得られず期間中の行動を一度に決定するゲームモデルについて発表する.
2-F-7 表題 価値に変動を伴う売り出しのサイレント・ゲーム
発表者 *寺岡 義伸(大阪府立大学)   北條 仁志(大阪府立大学)  
概要 その価値が時間経過に伴い変動する商品の最適な売り出し時刻を非0和 n人ゲームの観点から考察する。 n人の市場占有率は対等であり、お互いに他のプレーヤの行動時刻はわからない状況でのゲームを考える。
2-F-8 表題 階層的NNTPによる進化ゲームの一般化
発表者 *間遠 伸一郎(宇都宮大学)  
概要 進化ゲームのプレイヤーの戦略と利得行列の両方が非ノイマン型プログラムNNTPによって一般化されることを示し,さらに,個人階層と文化階層から成る階層的NNTPによって進化ゲームが一般化されることを示す。
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F会場「ゲーム理論(3)」 (9月13日(水)15:50 -- 17:10)

座長:田地 宏一(名古屋大学)

2-F-9 表題 An Example of DEA Game whose Shapley Solution Is Not Included in the Core
発表者 *中林 健(防衛庁)   刀根 薫(政策研究大学院大学)  
概要 DEAゲームのシャープレイ値がコアに含まれない9人ゲームの例を紹介する。これは、Nakabayashi & Tone (2006) in OMEGA の中で課題とされていた5人以上のゲームの性質について、一つの回答を示すものである。
2-F-10 表題 プレイヤーの非同質性を考慮した多選択肢ゲームにおける一般化Deegan-Packel値
発表者 *桝屋 聡(関西大学)   中井 暉久(関西大学)  
概要 プレイヤー同士は同質でないことを考慮した多選択肢ゲームにおける一般化ディーガン・パックル値の考案を行いその公理系からの導出を行い、それが桝屋・中井が考案した投票力指数の一般化となっていることを示す。
2-F-11 表題 展開型多目的2人非ゼロ和ゲームの非支配均衡解と対応する数理計画問題
発表者 *西崎 一郎(広島大学大学院)  
概要 本論文では,展開型多目的2人非ゼロ和ゲームにおいて,Pareto均衡解の拡張である支配錘を用いた非支配均衡解を定義し,非支配 均衡解であるための必要十分条件を与え,この条件を用いてPareto最適解や非支配均衡解が最適解となるような数理計画問題を定式化する.
2-F-12 表題 一般化Nash均衡問題に対する変分不等式を用いた解法
発表者 *鍋谷 昴一(京都大学大学院)   福嶋 雅夫(京都大学大学院)  
概要 一般化Nash均衡問題は,Nash均衡問題を含むより広いクラスの問題であり,幅広い分野へ応用可能である.本研究では,一般化Nash均衡解を変分不等式で求める手法の問題点とその解決策について考察を行う.
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G会場「オーガナイズドセッション 交通とOR オーガナイザ 辻 紘良」 (9月13日(水)9:30 -- 10:50)

座長: 辻 紘良 (愛知淑徳大学)

2-G-1 表題 地上デジタル放送とITS
発表者 中村 博行(KDDI(株))  
2-G-2 表題 ITSにおけるコンテクスト・アウェアネス・システムの性能評価
発表者 奥田 隆史(愛知県立大学)   伊東 寛人(愛知県立大学)  
2-G-3 表題 車いすのナビにおける移動負担度の推定
発表者 辻 紘良(愛知淑徳大学)   野澤 成裕(愛知淑徳大学)  
2-G-4 表題 セルオートマトン法による歩行者流動のシミュレーション
発表者 大鑄 史男(名古屋工業大学)   太田 直樹(名古屋工業大学)  
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G会場「オーガナイズドセッション 観光とOR オーガナイザ 三浦 英俊」 (9月13日(水)14:20 -- 15:40)

座長:三浦 英俊 (明海大学)

2-G-5 表題 観光地におけるCS構造に関する考察(その1)
発表者 山田 雄一((財)日本交通公社)  
2-G-6 表題 観光地におけるCS構造に関する考察(その2)
発表者 山田 雄一((財)日本交通公社)  
2-G-7 表題 周遊を考慮したエントロピー・モデルによる国内観光流動の推定
発表者 本間 裕大(慶應義塾大学大学院)  
2-G-8 表題 人にやさしい歩いて巡るまち −犬山城下町のまちづくり−
発表者 光清 毅(犬山市役所)  
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G会場「オーガナイズドセッション 都市とOR オーガナイザ 鈴木 敦夫」 (9月13日(水)15:50 -- 17:10)

座長:鈴木 敦夫 (南山大学)

2-G-9 表題 OR手法による景観分析 −第二東京タワーの仰瞰−
発表者 大澤 義明(筑波大学)  
2-G-10 表題 斜線型道路網の流動量分布
発表者 鈴木 勉(筑波大学)  
2-G-11 表題 救急車の配置問題
発表者 諸星 穂積(政策研究大学院大学)  
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