2023年度 第2回O Rセミナー 2023年7月4日(火)

『データ同化の利活用〜観測データとシミュレーションの融合〜』


日 時: 2023年7月4日(火)13:00~17:10 (12:45~入室可能,接続テストなどを行います.)
会 場: 現地とZoomとのハイブリッド開催(現地開催は新型コロナウイルス感染症等の状況により中止になる可能性がございます.その場合はオンラインでご参加ください.)
[現地] (株)構造計画研究所 本所新館(地下1階レクチャールーム)
            〒164–0011 東京都中野区中央4–5–3(東京メトロ丸の内線「新中野」駅1番出口 徒歩約1分)
           https://www.kke.co.jp/corporate/access/
[オンライン] Zoom(申込でご登録のメールアドレスへZoom接続情報をご連絡いたします.)
コーディネーター:(株)日立製作所 野本多津
司 会: 北海道大学 山下倫央
定 員:90名(うち現地50名まで.定員になり次第締め切らせていただきます.)


プログラム:(敬称略)


13:00~13:10 開会の挨拶
北海道大学 山下倫央

13:10~14:00 セッション1 「「観測の価値」を最大化するデータ同化・予測手法の開発」
講師:千葉大学 小槻 峻司
概要:データ同化は,プロセス駆動型の数理モデルと観測データを最適に繋ぐ,統計数理や力学系理論に基づいた学際的科学である.特に,数値天気予報においては根本的な役割を果たし,データ同化技術は高度に発展してきた.本セッションでは,データ同化により推定される「観測の価値」や,費用対効果の高い観測を実現するための「観測位置の事前最適化」に関する我々の研究成果を共有する.

14:10~15:00 セッション2 「工学分野におけるデータ同化」
講師:(株)構造計画研究所 綿引 壮真
概要:データ同化は,特に気象分野で発展してきた方法論であるが,近年では製造業や建築土木などの工学分野にもその適用が拡大してきている.本セッションでは,構造シミュレーションとデジタル計測技術を融合させたデータ同化事例を中心として,工学分野におけるデータ同化技術の適用例を紹介する.

15:10~16:00 セッション3 「COVID-19感染シミュレーションにおけるデータ同化」
講師:慶応義塾大学 栗原 聡
概要:感染拡散の推移の把握,そしてワクチン接種戦略や,緊急事態宣言・GOTOキャンペーンといった各種政策の効果的な運用の策定において,社会シミュレーションが欠かせないツールであることが今回のコロナ禍にて広く認知されることとなった.シミュレーションにおいてどのようなデータ同化を行ったのかを中心に構築した感染シミュレーションの詳細と今後の展望について議論する.

16:10~17:00 セッション4 「群集シミュレーションにおけるデータ同化」
講師:産業技術総合研究所 大西 正輝
概要:祭りやスタジアムなど多くの人が集まる環境で安全を確保するために群集の計測やシミュレーションが行われており,特に近年,数万人規模の大規模な実証実験が行われるようになってきている.本講演では花火大会やスタジアムでこれまで行ってきた計測結果とシミュレーション結果を近づけるデータ同化に最適化手法を組み合わせることで安全な群集の誘導を実現する研究を紹介する.

17:00~17:10 閉会の挨拶,アンケート記入


参加費(電子テキスト代込み): 正・賛助会員(協賛学会員を含む)5,000円,学生会員1,000円,学生非会員1,500円,非会員 20,000円.
※参加費の返金には応じられない旨,ご了承ください.

※紙テキストのご希望には応じられない旨,ご了承ください.
申込および支払方法: OR学会WEB 【申し込みサイト】からお申し込み・お支払いください.
申込および支払締切: 2023年6月27日(火)
協賛学会(交渉予定): 日本経営工学会(JIMA),日本品質管理学会(JSQC),日本信頼性学会(REAJ),研究・イノベーション学会(Jsrpim),日本設備管理学会(SOPE-J),経営情報学会(JASMIN),プロジェクトマネジメント学会(SPM)


問合せ先: OR学会ORセミナー問合せ窓口 E-mail: or-seminar@m.orsj.org
ORセミナーに係る不明点などございましたらORセミナーよくある質問(FAQ)【サイト】をご覧ください.